Verizon版とSprint版のiPad 4/iPad Miniは同じ物?


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まずは、「新iPad with Retina Display」は名前が長いし、2012年3月に発売された「新iPad(iPad 3)」だってRetina Displayでしたから、「どっちも同じジャン」(実際にGSM版iPad 3と、AT&T/Canada版「新iPad with Retina Display」は、スペックがほとんど同じジャン!)・・・ということで、このサイトでは2012年3月に発売されたipadを「iPad 3」、2012年11月に発売されたiPadを「iPad 4」と呼ぶことにします。

その中で、Verizon版iPad 4とSprint版iPad 4、または、Verizon版iPad MiniとSprint版iPad Miniは、「同じ」または「同じモデル」と書かれているサイトがありますが、良く気をつけてくださいね。

確かにこれらのモデルを買って、アメリカ国外で使用する場合には、「同じ」と思って良いでしょう。アメリカで発売されているiPad/iPad MiniはSIMフリーですからね。

しかし、アメリカ国内で使用する場合には、Verizon版iPad 4ではSprint回線/Sprint SIM/Sprintプリペイドプランで使用できません。
逆に、Sprint版iPad 4ではVerizon回線/Verizon SIM/Verizonプリペイドプランで使用できません。
ipad Miniも、同じです。

したがって、日本のユーザーでアメリカ・モデルを代行などを通して購入する場合や、アメリカ旅行中にアメリカのアップルストアで購入する場合には、アメリカへ出張や旅行に来たときに、どっちのプランで使いたいかで、Verizon版を買うか、Sprint版を買うか、を決めるべきです。

最新(2012年12月20日)の数字ではVeizonのLTEサービスエリアは470都市で人口カバー率2億6000万人(84%)。Sprintは49都市で、主に中小都市から先に設置しています。早くソフトバンクの買収が認められて(2013年3月頃の見込み)、資金投入がSprintに加速しないと、SprintのLTE設置計画は急加速しないでしょう。
また、Sprintの1900MHz LTE帯域はもともとバンド幅が狭く、すぐに帯域不足が来ることが予想されています。そのためにSprintは800MHz LTE、および、2.5GHz TD-LTEを早期に導入したいのですが、これも、資金次第です。ソフトバンクも2.5GHz TD-LTEを普及拡大したいので、これは買収後、最優先で始められるでしょう。
しかし、そうすると、今買うSprint版iPad 4/ipad Miniは来年後半にはSprintの新しいTD-LTE(ソフトバンクの既存のAXGP)には対応しないので、買い替えになるでしょう。

あとは、SprintのプリペイドiPadプランは2012年11月に導入されたばかりで、「プラン使用の有効期限が切れたら、SIMの有効期限はどうなるの?」とか、「どこで代替SIMは入手できるのか?」とかは、今のところ全く未知の世界です。



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