Sprintの未開通SIMを、Sprint版以外のiPad Air/iPad Miniで使えるか?
以前にテストした、
iPad/iPad MiniとNexus 7 LTEをアメリカのSIMで使う検証・・・結果まとめ – 2013年11月18日
の未検証分、補完、その一です。
暫く前に検証はしていたんですが、今日まで報告できませんでした。
まあ、たいした結果ではないので、スルーして良いですよ(笑)
そもそも、Sprint版以外のiPad/iPad Air/iPad Miniを買って、こんなことをする人は、居ないと思われます。
その理由は、Sprintの未開通SIMはなかなか手に入りにくく、手に入ったとしても高価だからです。
eBayでSprintディーラーや、Sprintショップ店員の横流しSIMでも、マイクロSIMで一枚$25以上、ナノSIMだと$30~$50ですからね。
筆者も、この検証の為に$39.99で購入しました。
SprintのMVNO、Ting.comではNexus 5用にSIMが$10で購入できて、そのSIMは実はSprintのSIMでしたが・・・
で、SprintのSIMは、こんな感じで、真っ白で素朴。
裏(表?)はもっとそっけないデザインで、一面真っ白。
■ Sprintの未開通SIMを、Sprint版以外のiPad Air/iPad Mini Retinaに挿入してみる
ハード的にはSprint版iPad Air/iPad Mini Retinaも、Sprint版以外のiPad Air/iPad Mini Retinaも、同一モデルです。
今回実験台として使用したのはT-Mobile US版ですが、AT&T版でもVerizon版でも、日本のiPad Air/iPad Mini Retinaでも、結果は同じと推測されます。
Sprintの未開通SIMをiPad Air(T-Mobile版)に挿入。今のところ「No SIM(SIMなし)」と表示。
暫くして、「Searching(検索中)」となります。
が、突然待ち受け画面に戻り、「Activation Required(アクティベーションが必要です)」と表示されます。
WiFiを選択して、「Next(次へ)」をタップすると、
「SIM Not Valid(SIMが無効です)」と表示されます。
結局、Sprint版以外のiPad Air/iPad Mini Retinaでは、SprintのSIMは使用できません。
「Settings(設定)⇒ Cellular Data(モバイル通信) ⇒ View Account(アカウントを表示)」どころではありません。そこまで達しません。
■ Sprintの未開通SIMを、Sprint版以外のiPad 4/iPad Miniに挿入してみる
Sprintの未開通SIMをiPad Mini(Verizon版)に挿入します。Verizon版はCDMA2000対応でもあるので、電波的にはSprint SIMに対応しています。AT&T版だと、周波数が対応しません。
今のところ「No SIM(SIMなし)」と表示。
暫くして、「Searching(検索中)」となります。
iPad Air/iPad Mini Retinaと違って、「No Service(圏外)」表示。
その後、Sprintの3Gまたは2G(1x)の電波を掴みます。
まずは、WiFiをオンにして、「Cellular Data(モバイル通信) ⇒ View Account(アカウントを表示)」をタップします。
Sprintサーバーをチェックしますが、
「SIMアクティベーションに問題があります。Sprintショップへ訪問するか、カスタマーサービスに電話しろ。」という表示。
Sprintプリペイドプランに加入できません。
次は、WiFIをオフにして、「Cellular Data(モバイル通信) ⇒ View Account(アカウントを表示)」をタップしてみます。
電波は一応3Gを拾っています。1x(2G)に落ちるときもあります。
同じくSprintサーバーをチェックしますが、
接続に失敗します。セルラー回線への接続認証が出来ていないようです。
・・・というわけで、Sprint版以外のiPad 4/iPad MiniまたはiPad Air/iPad Mini RetinaにSprint未開通SIMを挿入しても、使えませんでした。