「アラモの砦/アラモの戦い」で有名なSan Antonio市のあるテキサス州Bexar郡が、アメリカで始めてのディジタル100%公共図書館を今年(2013年)秋に開館予定であることを発表しました。
Bexar set to turn the page on idea of books in libraries – 2013年1月11日
America’s first bookless public library will look ‘like an Apple Store’ – 2013年1月13日
アメリカでは大学図書館の蔵書のディジタル化が進んでおり、テキサス大学サンアントニオ校などもディジタル蔵書コレクションを豊富に持っており、技術ジャーナルもディジタル化されているものが多くなっています。キャンパス内の一部の図書館は完全にディジタル図書館となっており、全く紙の本がありません。
公共図書館でも一部の蔵書がディジタルダウンロードできるようになってきているところが増えてきています。
これまでにカリフォルニア州Newport Beach市、アリゾナ州Tucson(ツーソン)市などがディジタル図書館の計画を発表していますが、実現までに廃案になったり、開館後に利用者の希望でハードコピー図書を追加したりしており、現在のところアメリカで蔵書が100%ディジタルの公共図書館は存在していないようです。
しかし、Bexar郡は蔵書の100%がディジタルである「ディジタル図書館」を今年(2013年)秋に開館する予定であることを、地元紙の取材に応えて発表しました。
“テキサス州San Antonio市のあるBexar郡が、アメリカ初の100%ディジタル公共図書館を開館予定。” の続きを読む
先週の記事でStraightTalkがiPhone 4とiPhone 5を発売する予定がある、との噂を紹介しました。
StraightTalkがプリペイドiPhone 5用ナノSIM、iPhone 4/5発売予定 – 2013年1月8日
その翌日、StraightTalkは正式にこの噂を認めました。そして、発売は2013年1月11日から全米のWalmart実店舗とWalmart.comで始まりました。
StraightTalkはTracfone社とWalmart社の共同プロジェクトなので、販売はWalmartとWalmartの会員制倉庫型店舗Sam’s Clubでの独占販売になります。
残念ながら噂の一部は間違っており、iPhone 5はAT&T版ではなくVerizon版となりました。そして、結果的にAT&T回線用iPhone 5用ナノSIMだけの販売はありませんでした。
また、期待が外れた件がもうひとつ、Verizon回線を使用したStraightTalkのiPhone 5は、LTE通信では使用できません。3G CDMA2000 EV-DO Rev. Aでのデータ通信のみになります。通信料金は
● 月$45(プラス消費税・連邦通信税)で、通話・テキスト・データ通信が使い放題
● 月$60(プラス消費税・連邦通信税)で、通話・テキスト・データ通信および一部の国への国際電話が使い放題
ただし、後者の国際電話の相手国には日本は入っていませんので、日本へ国際電話をしたい人は月$60プランには加入しないでください。
その代わり、下記のリンクに説明した「StraightTalk国際電話Pay-as-you-goプラン」に加入します。このプランは基本的にコンビニや空港などで販売している「国際コーリングカード」と同じ使い方になりますが、複数の電話番号の携帯電話や固定電話で同じ残高を共有して使えるのが違いです。
StraightTalkのPay-as-you-go国際電話プラン加入方法と、利用方法 – 2012年7月19日
このプランに加入する場合には、共有する複数の携帯・固定電話のうち最低一台はStraightTalkのプリペイド契約に加入していないといけませんが、それ以外は別のキャリアや固定電話でも構いません。また、「StraightTalk国際電話Pay-as-you-goプラン」の有効期限は無く、メインのStraightTalkのプリペイド契約を解約したあとでも、他の携帯や固定電話は残高が無くなるまでこの国際電話プランが使えます。
販売されるモデルは、
● iPhone 4 CDMA2000オンリー Verizon版(SIMスロット無し) 8GB $449.00(プラス消費税)
● iPhone 4S CDMA2000/GSM/W-CDMA Verizon版(SIMスロット有り) 16GB $549.00(プラス消費税)
● iPhone 5 Verizon版(SIMスロット有り) 16GB $649.00(プラス消費税)
● iPhone 5 Verizon版(SIMスロット有り) 32GB $749.00(プラス消費税)
● iPhone 5 Verizon版(SIMスロット有り) 64GB $849.00(プラス消費税)
で、アップルストアでSIMフリー版や「契約無し、Device Only」で購入する場合と同じ価格です。
また噂通り、このうちiPhone 4 8GBとiPhone 5 16GBはWalmart(VISA、または、Discover)クレジットカードを使って購入すると、「毎月最低$25払いで、完済するまで無利子」の特別融資プロモーションが付きます。
データ通信は本当に使い放題なのか、AT&T/T-Mobile回線を使用したStraightTalkプリペイドプラント同じく「使い放題(Unlimited)」と表記されているものの実際には月2GBで閾値があるのか、今のところは不明のようです。
しかしながら、ひとつだけうれしいニュースもあります。
“StraightTalkのプリペイドiPhone 5はVerizon版で、SIMフリー” の続きを読む
標題の件に関してある質問者様に筆者の意見を、コメントさせていただきました。
内容が他の方たちにも興味ある内容だと思うので、以下、それをカット&ペーストして紹介します。
なお、現在販売されているVerizon版iPhone 5は、以前と同じくSIMフリーであることには変わりはありません。
ただし、最初の端末初期化スクリーンに契約者の郵便番号(ZIPコード)とソーシャルセキュリティー番号(SSN、全9桁)の下4桁を入力しないとiPhoneがアクティベート出来ず、それをクリアしないと何も出来ないので、文鎮化してしまう・・・という話を最近多く聞くようになりました。
Device Onlyで買ったはずなのに、それでもその状況が発生するようです。
その件に関する筆者の推測です。
——————————
さて、出張から帰ってきましたので、この件、やっとコメントさせていただきます。
アップルは色々な情報を公開しない秘密主義の会社なので、これから書くことは複数の断片的な情報を基にした筆者の憶測です。
※ リスク承知で人柱になりたい人は、このコメントの最後に書いたBeijingiPhoneRepairに依頼する方法も試してみて、報告してください。
“Verizon版iPhone 5の初期化にSSN/郵便番号が要求される件” の続きを読む