StraightTalkが、Verizon回線使用の3G ポケットWiFiサービスを開始しました。
StraightTalkは、TracfoneグループとWalmartの共同マーケティング事業です。
これまでWalmartは、Sprint回線を利用した「Walmart Internet On The Go」モバイルデータ通信サービスを、ポケットWiFi MiFi2200で提供してきました。「Internet On The Go」の特徴は、使用期限の無い(いつまでもExpireしない)プランがあることでした。
今回のサービスは、「StraightTalk Mobile Hotspot」サービスとして、Verizon回線を使用した3G CDMA2000通信サービスで、専用ポケットWiFiはUnimax U240Cを$79.99で販売します。現在、StraightTalkのサイトでは購入可能商品として写真が掲載されていますが、Walmart店頭でも発売の予定です。
【StraightTalk】Shop:Devices
また、一部のWalmart店頭ではこのサービス用のリフィルカードが発売されています。
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AT&TのMVNOで、株買収により2010年2月からKDDIの51%連結子会社になっているH2O Wirelessは、Facebookと同社ブログに次の画像をアップしました。
【H2OWireless Blog】COMING SOON: MONTHLY UNLIMITED PLAN UPGRADES – 2013年11月14日
これによると、H2OのMonthlyプリペイドプランがアップグレードされ、(おそらく、最高額の月$60プランが、現行の月3GBまでから)「使い放題(Unlimited)」に引き上げられるようです。
ただし、「高速で使い放題」なのか、「速度制限付き使い放題」なのかは、現在のところ不明です。筆者としては、おそらく後者の可能性が高いと思っています。
また、月$40プランは月500MBから1GBへ、月$50プランは月1GBから2GBへ引き上げられるようです。
別のソースによると、この通信プラン改訂は、2013年12月8日から有効になるという推測がリリースされています。
【PrepaidPhoneNews】Upcoming Plan Changes From Simple Mobile and H2O Wireless, Lower Prices and More Data – 2013年11月15日
“AT&T MVNOのH2O Wirelessも、LTEサービス開始間近?” の続きを読む
2013年11月1日からT-Mobile USも公式にiPad/iPad Miniを販売することになって、T-Mobile MVNOのSIMが果たして使えるか、テザリングはそのまま使えるかどうか、が疑問でした。
そこで、その検証をしてみました。
また、この際、先月発売開始されたばかりのZIP SIM(旧Ready SIM)の「Data Only」SIMを使ってみました。もちろん、ZIP SIM(旧Ready SIM)の「通話/テキスト(SMS)/データ通信」SIMもiPadやアンドロイドタブレットで使用できますが、当然ですが、これらの端末では(VoIPを使わない限り)電話は出来ません。
ZIP SIM(旧Ready SIM)は、アクチが要らない「アメリカ国内(ハワイを含む)用の簡単SIM」です。
今のところ2G/3G/HSPA+/(周波数が対応していれば)DC-HSDPA速度に対応しています。回線は、T-Mobile USの回線を使用します。
残念ながら、アメリカ国内のT-Mobile USのサービスエリアは、中・大都市に限られています。いわゆる「アメリカの田舎」に行かれる方は、ZIP SIM(旧Ready SIM)/T-Mobile USの回線が、訪問地で提供されているかどうか、事前に調べてください。
【ZIP SIM(旧Ready SIM)】Coverage Map
LTE速度で使いたい、あるいは、SIMアクチ作業が面倒と思わない人は、本家T-Mobile USのプリペイド・モバイルデータ通信プランに加入するか、AT&TのiPad/モバイルデータ通信(DataConnect、GoPhone)プランに加入するのも良いでしょう。
しかし、ともかく、「簡単に、アメリカの空港到着時から使いたい」と言う場合には、ZIP SIM(旧Ready SIM)が向いていると思います。
“ZIP SIM(旧Ready SIM)(Data Only)でiPad/iPad Air/iPad Mini/Nexus 7 2013の使用を検証” の続きを読む
VerizonのiPhoneポストペイド契約SIMを入手したので、iPhone以外でも使えるか、検証してみました。
■ Nexus 7 LTE(2013) 北米版
Nexus 7 LTE(2013) 北米版は3G CDMA2000通信モードが無く、結果的にMEID番号が無いため、現在のところ、Nexus 7 LTEでVerizonのSIMはアクチできないことが分かっています。(Verizonは、Nexus 7 LTEにアンドロイド4.4 KitKatが配布されたあと、この問題を解決することを発表しています。つまり、アンドロイド4.4 KitKat配布後、VerizonのLTE SIMはIMEI番号でアクチできるようになります。)
しかし、ネット界隈では「既にアクチされたVerizon SIMをNexus 7 LTE 北米版に挿入すると、LTE通信が可能なことが報告されています。
ここでは、その検証をします。
はい、ただSIMをNexus 7 LTE 北米版に挿入して電源を入れただけで、あとは何をしなくとも、VerizonのLTEに繋がりました。楽チンです。
追記:2013年11月14日夜現在、Verizonのアクチ済みSIMをNexus 7 LTEに挿入すると、「SIM無し(NO SIM CARD)」と表示されるようになりました。他のSIMをNexus 7 LTEに挿入すると認識するし、VerizonのSIMをiPad/iPad Mini/ポケットWiFiに挿入すると、認識します。したがって、これは、VerizonがNexus 7 LTEを公式認証していないため、グーグルに依頼して、何らかのモジュールをOTAで自動インストールさせ、何らかの細工をしたのではないかと思われます。Verizonは、Nexus 7 LTEにKitKatアップデート後、Nexus 7 LTEを公式認証する、と発表しています。
数日前に初期テストしたときには、何も問題ありませんでした。
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FCC、アメリカ連邦通信委員会は本日、独自のスピードテストアプリ、「FCC Speed Test」をアンドロイド用にリリースしました。Google Play Storeからダウンロード出来ます。
iOSバージョンは、2014年1月後半頃にリリースされる予定です。
このアプリを使ってユーザーが回線のスピードテストを行った結果は、FCCがデータを集め、来年(2014年)初めから一般に公開します。
これにより、キャリアがどの場所で、どの程度の実測速度で回線を提供しているかが、地図を使ってわかるようになります。
政府機関であるFCCがこのアプリをリリースする目的は、各キャリアの回線速度をトランスペアレントに公開し、それぞれのキャリアにサービスの質を維持する責任を持ってもらうことです。
“FCCアメリカ連邦通信委員会が、独自スピードテストアプリをリリース。結果を公表へ。” の続きを読む
あんまりこう言うのって得意じゃあないんですよね、・・・・いわゆる、業界解説記事。
なんたって、日本やカリフォルニアには、いわゆる「業界コンサルタント」と称している人がが沢山いるじゃあないですか。
そういう人たちが、現地の生活基盤とはかけ離れたレベルで解説記事書いていて、お金貰っていますから・・・
私は検証記事、つまり、現地の事実報道が得意と思っています。事実報道は、解説記事とは違います。
KDDIが、アメリカでのLTEローミングを、AT&T回線で開始。
…これって、そんなに価値があるニュースなの?
そもそも、一日2980円(約$30)で使い放題、つまり、1ヶ月約$900でLTE使い放題、・・・って、経済的に見て価値があるだろうか?
現地のT-Mobile USのSIMを使えば、月$70でLTE使い放題だよ!
それほど現地通信を使わない短期滞在なら、T-Mobile USのSIMでタブレットなら200MB(月)まで無料!
AT&TのGoPhoneプリペイドだって、月$60で2GBのLTEまで。追加は1GBあたり$10で可能。
金額的に見たら、まったく価値が無い。どこが「画期的」なのさ!
・・・でも、このアナウンスメントで、実は日米キャリア・アライアンスの構図が見えてきました。
“KDDIが、AT&TとLTEローミング契約・・・これが、何を意味するか。” の続きを読む
VerizonのCFO、Fran Shammo氏が昨日(2013年11月12日)、投資家とのコンフェレンスコールで明らかにしたところ、VerizonのLTEはニューヨーク市、シカゴ、サンフランシスコなどの一部の大都市で飽和状態に近づいており、一部の利用者がLTE接続できなくて、3G接続にドロップすることがあることを認めました。
(これって、ラスベガスの世界最大のCES展示会期間中に、会場のコンベンションセンター付近でVerizon端末がLTE接続出来ないのと、同じ状況かぁ・・・)
Verizonの3G CDMA2000通信は、ピーク時で700kbps~1.5Mbpsの通信速度しか得られないため、LTEが接続出来るときと出来ないときとの通信速度の差は大きなギャップがあります。
Wall Street Journalの独自テストでも、VerizonのLTE通信速度は、4キャリア中、平均で2位でした。
Verizonはアメリカ4大キャリアの中でも一番最初にLTE通信サービスを2010年12月3日に開始し、最も広いカバレッジを提供していますが、そのために加入者が急増し、LTEキャパシティーが不足しているとのことです。Verizonでは、加入者の約1/3がLTE通信可能な端末を使用していますが、その1/3の加入者が全体の64%のデータ通信を使用しています。
特に、LTEユーザーが予想以上にビデオ(ストリーミング)利用しているのが、LTE通信のアクセス混線の原因になっている、とFran Shammo氏は話しています。Verizonでは、モバイル通信トラフィックの51%はビデオ(ストリーミング)であるという結果になっています。今後、モバイル通信がビデオ(TV、映画、YouTube、など)エンターテインメントの分野で大きく利用されていくのでしょう。(かたや、直近四半期で有料TVの加入者は11万3000人減った、というニュースも今日はありました。
【GigaOM】Pay TV operators lose 113,000 customers as cord cutting continues – 2013年11月13日
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Verizonはこれに対して今年度中に5億ドルの設備投資を行い、特にLTE利用の多い大都市でAWS(Band 4)での第2のLTE回線の拡充を開始しています。さらに、スモールセルの増設にも力を注いでいます。
「2014年に年が変わるときには、またVerizonの高速LTE通信の優位性は、奪回できる」とShammo氏は語っています。
【CNet】Verizon admits network faces traffic pressure in big cities – 2013年11月12日
【9to5Mac】Verizon no longer the gold standard for mobile data? – 2013年11月13日