AT&TはVodafone買収を完全に諦めたわけではない


- Old Counter



AT&Tはロンドン証券取引所のTakeover Panelの質問に答えて、「(現在のところ)AT&Tは、Vodafone買収提案を出す予定は無い。」と公式回答しましたが、本日のBloomberg誌によると、AT&TはVodafone買収を完全に諦めたわけではなく、単に今現在は、買収提案を発表する準備が出来ていないだけ、ということのようです。

イギリスの企業買収に関する規則は厳しく、Takeover Panelの質問に対しては、28日以内に実際に買収提案を出すか、買収の意思の無いことを表明する必要があります。
また、一旦、買収の意思の無いことを表明した後は、6ヶ月の間は買収提案を発表することが出来ません。

AT&Tは、もし、それが実現しても、Vodafone買収提案の公式発表は6ヵ月後以降になると考えているようです。

また、6ヶ月以内であっても、Vodafone役員会自体が買収されることに同意すれば、手続きを進めることが出来ます。

【Bloomberg】AT&T Said to Still Eye Vodafone After Renouncing Takeover – 2014年1月29日

iOS 7.0.5アップグレードは、中国版・ヨーロッパ版・香港/アジア/豪州版のみ


- Old Counter



アップルは本日iOS 7.0.5のアップグレードをプッシュしましたが、内容は中国キャリアのネットワーク設定に関する修正とのこと。
中国で中国移動(China Mobile)が正式にiPhoneを取り扱ったことがきっかけのようです。

北米版、および、日本版にはiOS 7.0.5アップグレードは、無さそうです。(少なくとも、今のところは無い。)

MacRumorsによると、iOS 7.0.5アップグレード対象モデルは、
iPhone 5s
A1457 (ヨーロッパモデル)
A1528 (LTE非対応モデル、中国販売)
A1530 (香港/アジア/オーストラリアなどAsia Pacificモデル)

iPhone 5c
A1507 (ヨーロッパモデル)
A1526 (LTE非対応モデル、中国販売)
A1529 (香港/アジア/オーストラリアなどAsia Pacificモデル)

アメリカ/カナダ、および、日本のモデルを持っている人は、気にしないで構いません。

【MacRumors】Apple Releases iOS 7.0.5 for iPhone 5s/5c With Fix for Network Provisioning in China

孫・Hesse(Sprint CEO)がアメリカ司法省当局と会談:司法省は「SprintによるT-Mobile US買収」に好感を見せず


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



Wall Street Journalが現地本日(2014年1月28日)午後、報道したところによると、ソフトバンク会長の孫 正義氏とSprintのCEO Dan Hesse氏は、今月(2014年1月)、アメリカ司法省当局と会談し、「ソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収提案提出」の意思を伝えました。しかし、この席で独禁法関連を審査する司法省の担当者は、2011年後半の司法省の姿勢である「アメリカ携帯電話の競争を継続するには、4社存続状態が望ましい」という意思が今も変わっていないことを再確認し、SprintによるT-Mobile USの買収は認可当局を通過するハードルが高いことを、孫氏とHesse氏に伝えた模様です。
【Wall Street Journal】U.S. Skeptical on Sprint’s Possible T-Mobile Deal - 2014年1月28日 (有料購読加入必要)
【T-Mo News】Department of Justice expresses concerns over Sprint/T-Mobile merger in meeting with Sprint - 2014年1月28日

今後、ソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収の成功/不成功は、資金の問題ではなく、いかにアメリカ規制当局の司法省とFCCを説得できるかどうかに掛かってきます。また、それは、310億ドル(3兆1000億円)とも、510億ドル(5兆1000億円、T-Mobile USの現在の負債額を含む場合。)とも言われる買収資金確保よりも難しいことが、再確認された模様です。

【え?こんなことが・・・】アメリカから日本の原(Hara)さんにパッケージを送る時には、注意しましょう。


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



アラブ系の人が飛行機に乗ろうとしたら、テロリストのブラックリストに載っている名前と間違えられて、搭乗拒否を食らった・・・とかいうニュースが時々ありましたね。

アメリカの郵便局も、似たようなことをやっているんですね。

先週、日本(東京)のとある企業の「原(Hara)」さん宛に、パッケージを送りました。
EMSで、ある商品を送ったので、英文で税関申告書も書く必要がありました。

そしたら、パッケージが、ローカルの集配局から、サンフランシスコへ行き、また戻って来るではないですか!

「え?なに?・・・ひょっとして、封筒が破れて、中身がどこかへ紛失してしまったのか?」(以前、日本の妻の実家から個人的に送った段ボール箱が、形を残さず完全に壊れて、中身は配達されず、郵送ラベルだけ配達されたことがある。)
とか思い悩みながら、待っていると、本日、送り主である筆者のところへ戻ってきました。

“【え?こんなことが・・・】アメリカから日本の原(Hara)さんにパッケージを送る時には、注意しましょう。” の続きを読む

AT&T、Vodafoneに(少なくとも6ヶ月)買収提案をせず。


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



昨日、標題のニュースが報道されて、すぐ書くべきだったのですが、バタバタしておりました。

先週末、AT&TのCEO、Randall Stephenson氏が、EUの規制当局関係者と会談を行ったことから、AT&TのVodafone買収提案の噂がさらに強くなり、ロンドン証券取引所は「噂によって株価の上下が急速に進む」のを懸念し、AT&Tに対して噂の信憑性に対して質問状を出していました。

AT&Tはその質問状に対して、昨日、公式に「AT&Tは、Vodafoneの買収提案を出す予定が無い」ことを、ロンドン証券取引所に回答したそうです。
【Reuters】AT&T rules out Vodafone bid for now – 2014年1月27日

イギリスの規制によると、このAT&Tの正式回答により、AT&Tは少なくとも今後6ヵ月は、自主的なVodafone買収提案を出せなくなります。
ただし、6ヶ月を過ぎた場合には、AT&Tは自由に再度、Vodafoneへの対応を選択することが出来ます。
また、Vodafone側がAT&Tに対して合併提案を持ち込んできた場合には、6ヶ月以内でもそれを受け入れることが出来ます。

AT&Tが現状ではVodafone買収を諦めた理由は、いくつかの推測が挙げられています。
その一つは、アメリカのNSAが、AT&Tを含むアメリカ国内の通信会社やインターネット関連会社を利用してスパイ活動を行い、その諜報活動体操範囲がヨーロッパ諸国やヨーロッパのトップ政治家にも及んでいることが昨年夏に暴露され、その影響から、AT&Tなどアメリカ通信会社への「反発」がヨーロッパ諸国では強いことが挙げられています。

もう一つは、現在のヨーロッパの通信事業者は、100以上の(世界的には)中小の企業が競合して通信サービスを提供しており、AT&T/Vodafoneの合併により超大企業がヨーロッパ市場に生成され、特にその合併のパートナーがEU外からEU市場内へ進出してくると、EU内通信企業からの風当たりが強いであろう、という理由です。

AT&Tは今後、Vodafone以外で企業サイズ的にも小さく、認可の降り易いEU圏買収対象企業を探すか、6ヵ月後にVodafoneへ再度買収アプローチをするか、のどちらかの動きを取る、と多くのアナリストは観測しています。

MicrostfのSkyDriveが、OneDriveに改名:理由は、イギリスBSkyB社からのトレードマーク訴訟に敗訴したため


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



Microsoftは本日よりSkyDriveクラウド・ストレージのサービス名を、OneDriveに改名します。

Microsoftはいろいろ利用を付けてOneDriveの名称を正当化しようとしていますが、真の理由は、昨年2013年6月、イギリスの衛星放送会社BSkyB社から同国での「Sky」の商標を使用することを禁止する訴えを起こされ、敗訴したからです。

BSkyB社はその前にWiFiディジタルペンのメーカー、LiveScribe社の「Sky WiFi Pen」の登録商標利用違反裁判も2012年末に起こしており、LiveScribe社はディジタルペンの名称を「Livescribe wifi smartpen」に変更し、「Sky」の名前が含まれているパッケージの商品回収(リコール)に同意した経緯があります。

なんか、別業種だから構わないような感じですが、「BSkyB」って、やくざな会社ですね。

今後、商品やサービス名に「Sky」を含む商品を世界的、特にイギリスでも販売する場合には、充分な注意が必要です。
【BBC News】Microsoft made to rename Skydrive after BSkyB victory – 2013年8月1日

iPhoneのUndo(取り消し)ボタン(アクション)


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



こんなのが、有ったんだ。

● 間違ってEメールを受信フォルダーから消した
● メモやEメールやツイートを書いているときに、テキストをハイライトして、コピーするつもりが削除した、
など、こんな時に、最後の「アクション」を「Undo(取り消し)」してくれる機能が、iPhoneにあります。

それは、失敗をした直後に、iPhoneを手に持って、腕を2,3度強く振ります。

そうすると、こんな画面が出てきます。
そして、「Undo(取消)」をクリックすると、直前に消したEメールやテキストが、復帰します。

知っていましたか?

さすがに、消したアプリは、戻ってこなかった。

出典:
【Future Tense】Your iPhone Has a Secret Undo Button – 2014年1月26日

AT&TがVodafone買収に向けて、英国およびEUの規制当局関係者と会談


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



アメリカ第2位の携帯キャリアのAT&Tは、昨年中ごろからヨーロッパのキャリアの買収意欲を示しており、Vodafoneがその対象筆頭に上がっていました。

そのイギリスVodafoneの買収を前提に、AT&TのCEOのRandall Stephenson氏が、イギリスとEUの規制当局の関係者と事前会談を行った、とイギリスのSky News誌が報道しています。
【Sky News】AT&T Courts Europe Over £60bn Vodafone Bid – 2014年1月25日

VodafoneはまだVerizon Wirelessへの45%出資者として、AT&Tの競合会社であるVerizonとパートナーを結んでいますが、このVodafoneの45%権利をVerizonが1300億ドルで買い取ることが既に決まっており、2014年2月21日にはその取引が完了することになっています。

AT&Tとしては、その後、早急にVodafone買収提案を提出できるよう、事前に規制当局への接触を始めているようです。

Vodafone買収額は、約600億ポンド(990億ドル、約9兆9000億円)と推定されています。もし、この買収が実現した場合には、AT&T+Vodafoneの合併企業は、株式評価額で1500億ポンド(2475億ドル、約24兆7500億円)以上の価値となります。

また、AT&Tはもし、Vodafoneの買収が実現しない場合には、同じくイギリスのEE(Everything Everywhere Limited)を買収の標的にするのではないか、と推測されています。

「モバイルインターネット世界No.1」を目指すソフトバンクの目標が、また、遠ざかりそうです。

スターバックス、「店に入る前にモバイル・アプリから事前注文」を準備中?


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



スターバックスが、店に入る前にiPhone/アンドロイドのモバイル・アプリから好みのコーヒーを注文し、店に到着したら即座にピックアップできるようなシステムを検討中で、間もなく導入するのではないか、とQuartzオンライン誌が報道しています。
【Quartz】Starbucks is getting ready to let you order coffee before you get to the store – 2014年1月24日

このシステムはスターバックスが2012年に既に投資家向けに「将来の可能性」として発表していましたが、実現の可能性が近く、スターバックスが準備中だ、とQuartzオンライン誌は述べています。

スターバックスのモバイル・アプリは既に1000万人以上がインストールしており、これを利用することによって、店内のレジ前の行列を減らすのが目的です。

ただし、スターバックスは近年、コーヒー以外の「スナック、ケーキ、サラダ」などの販売にも力を入れ始めており、この「店に到達する前に事前注文出来る」システムを導入すると、客が店に到着してからのコーヒー以外の品物の「衝動買い」が減ることも懸念されています。


“スターバックス、「店に入る前にモバイル・アプリから事前注文」を準備中?” の続きを読む

【備忘録】Sprintの契約中SIMを、他の端末に挿入したら?


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



殆どの人にはどうでも良い検証です。
あとでいろいろ思い出したい時のための自分への備忘録として、記録を残します。

SprintのSIMは、
● iPhone 4s用のCDMA2000オンリーSIMは、MCC=316、MNC=010 (NextelのiDEN通信方式用のMCC/MNC使用)
● iPhone 5からのLTE対応SIMは、MCC=310、MNC=120
なんですね。 

KDDI auのSIMも、iPhone 4s以前のSIMと、LTE対応開始したiPhone 5以降のSIMは
● iPhone 4s用のKDDI au CDMA2000オンリーSIMは、MCC=454、MNC=04 (香港 3/HutchisonのMCC/MNC使用)
● iPhone 5からのKDDI au LTE対応SIMは、MCC=440、MNC=50
というのを、昨日初めて知りました。そのため、ちょっと検証環境が不十分なのですが、・・・
まあ、逆に、いまどきCDMA2000オンリーの検証は、そんなにニーズも無いでしょう。

以下の写真のように、自宅内の「CDMA2000対応で、SIMスロットのある端末」を全部集合させ、片っ端からSprintの契約中SIMを挿入していきます。

なお、アメリカのCDMA2000キャリアは、CDMA専用端末(LTE非対応)、および、CDMA/WiMAX端末(同じく、LTE非対応)の場合、SIMを使用していません。基本的に、SIMトレイがありません。
旧モデルで例外は、iPhone 4sと、Blackberryなどの旧モデルのCDMA2000/GSM兼用端末。iPhone 4sは、「SIMロック解除すれば、GSM/W-CDMA SIMでも使用できるため」です。
CDMA2000のキャリアでも、LTE対応も可能な端末は、すべてSIMを使用し、SIMトレイがあります。

また、Sprintは同じCDMA2000キャリアのVerizonと違って、SIMを使用している場合は、SIMと端末シリアル番号(MEID/ESN番号)が紐付いており、「Sprintの契約中SIMを、他のSprint対応端末に挿入しても、使用出来ない」と言う報告がネットにはあります。これも検証したかったのですが、販売時に「Sprint版」と称して売られている端末は、今の筆者の環境では
● Sprint版 iPhone 4s 1台
● Sprint版 iPhone 5s 1台
しかなく、最初にも書いたように、この2機種でSIMのMCC/MNCはそれぞれ違うSIMを使用しているので、目的にマッチした検証は今回出来ないことがわかりました。
ただし、州外に住んでいる息子が現在、Sprint iPhone 4sを使っているので、そのiPhone 4sと筆者のリタイヤしたSprint版iPhone 4sとで、3月ころにはテストできるかもしれません。

“【備忘録】Sprintの契約中SIMを、他の端末に挿入したら?” の続きを読む