AT&TとVerizonの新iPad(第三世代)料金プラン、テザリング、比較。


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今回の新iPad (3rd Generation)の発売によって特に両社のiPadプランが変わるわけではありません。

昨日の記事にも書きましたが、
iOS 5.1アップデートに関連する雑話、2件 – その1: iOS 5.1にアップグレードしたら、AT&T iPhone 4Sが急に4G(HSPA+)対応になった? – 2012年3月8日
一般にアメリカのパケット通信料金は、アクセス速度に依存しません。(例外は、T-Mobile USA プリペイドの「$2/Dayプラン」と「$3/Day」プラン。)

したがって、高速LTEでアクセス出来るようになるからといって、3Gプランと比べて料金が高くなるわけではありません。

したがって、AT&TとVerizonの新iPad (3rd Generation)のプランも、以下のページで紹介しているプランがそのまま適用になります。
iPad 2、AT&TプランとVerizonプランの比較 – 2011年3月23日 (最終編集 2012年1月28日)

簡単にまとめると、

プラン(料金)

通信速度に関係無く・・・

AT&T (プリペイド、ポストペイドMonth-to-Month、どちらでも。)
● 250MB、有効期間30日、$14.99
● 3GB、有効期間30日、$30.00
● 5GB、有効期間30日、$50.00(プリペイドは、このプランでテザリング可能。)
プリペイドプランの場合は、必要な月だけ加入できる。

Verizon (ポストペイドMonth-to-Month。 【追加:2012年3月14日】Verizonもプリペイドプランを新規に追加したようです。)
● 1GB/月、$20.00 (新規追加)
● 2GB/月、$30.00
● 5GB/月、$50.00
● 10GB/月、$80.00
いつでも解約できる。
 
 

LTEサービスエリア/HSPA+サービスエリア

AT&T
2012年1月初め現在で、LTEサービスエリアは28都市。人口カバー率7400万人(約24%)。
3Gカバレッジの約80%以上は、HSPA+にも既に対応している。(理論値21Mbps、ダウンロード実測値4-5Mbps)
LTEサービスエリアでなければ、HSPA+へフォールバック。 ⇒ HSPA+が無ければ、3Gへフォールバック。 ⇒ 3Gが無ければ、2G Edgeへフォールバックする。

Verizon
LTEサービスエリアは2012年2月初め現在で、約200都市、人口カバー率2億人(約64%)。
主要都市部でダウンロード実測値15Mbps、郊外や小都市でダウンロード実測値4-5Mbps。
LTEサービスエリアでなければ、3G EVDO Rev Aへフォールバックする。

サービスエリア比較は、
Verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile USAのカバレッジ比較 – 2012年2月21日
参照。
 
 

日本での国際ローミング料金

アメリカの携帯/iPadを日本でローミングする場合の料金:4社比較 – 2011年5月23日
参照。

転載すると、

AT&T (2012年6月1日より)
● $30.00/120MB/30日
● $60.00/300MB/30日
● $120.00/800MB/30日
超過分は120MB…$30.00
国際ローミングプランに加入する場合には、その期間内は米国内プランにも加入していなければいけない(最低料金$14.99で良い)。

Verizon
● $0.02/1KB (100MB使うと、$2048.00)
● オプション:
 $25.00/100MB/30日
 超過分は$25.00/100MB。

 
 

iPad 第三世代でのテザリング(パーソナル・ホットスポット)

新発売のiPad 第三世代にはテザリング(パーソナル・ホットスポット)の機能がハード的に提供されていますが・・・

● Verizonは既に、全てのタブレット(iPadを含む)で、テザリングを許可しています。追加料金支払いの必要は、ありません。
したがって、iPad 第三世代でも発売当初からテザリングが可能になる予定です。

● AT&Tはモバイルデータ・オンリー・プランにおいて、これまでテザリング・オプションが考慮された料金体系になっていないので、iPad第三世代発売当初はテザリングオプションを提供できない可能性もあります。 2012年10月初め頃から、5GB/$50プランのみでテザリング可能です。追加料金支払いの必要は、ありません。

Verizon 4G LTE iPad gets hotspot support at launch – 2012年3月8日
参照。



――<●>――
関連すると思われる記事:

「AT&TとVerizonの新iPad(第三世代)料金プラン、テザリング、比較。」への6件のフィードバック

  1. 3月23日から旅行でアメリカに行くのですが、アップルストア店頭でAT&T版 ipad wifi+4Gモデルを
    購入したいと思ってます、直接店頭に行っても買えない可能性が高いですか?
    やはり予約しないと買えないですよね。

    管理人 返信:

    今年のiPadの店頭販売の状況は、どうなるかわかりませんね。

    確か、去年は朝5時くらいから並んで買えたとか、それでも買えなかったとか、そういうニュースがありましたね。
    予約して店頭ピックアップ、というオプションは現在ありませんが、16日に店頭販売が開始されてそのオプションが出るかどうかは判りません。

    発売から1ヶ月くらいすれば安定するかもしれません。

  2. 返信ありがとうございました。

    この旅行で買うのは難しそうですね。

    店頭ピックアップ等の情報がわかりましたら、掲載していただけると嬉しいです。

    管理人 返信:

    発表から3日くらいで予約分に用意していた在庫は売り切れたそうですから、店頭販売分も昨年同様、一度各店舗に在庫が入ると、次はいつ入るかわからない(・・・と言っても、週に2-3度は入ったようですが・・・)という状態になるでしょう。

    今週の金曜日にならないと、わかりませんが・・・

  3. ピッコロさん、管理人様

    今日、グランドセントラル駅のアップルストアで、AT&T版 ipad wifi+4Gモデル(32GB)を購入しましたが、カウンターの向こうには、かなりのipadが積み上げられていました。
    モデルによっては、品薄の物もあるのかもしれませんが、意外に、店頭では商品が残っているような気もします。

    管理人 返信:

    ご報告ありがとうございます。
    オンラインだったかTVニュースだったか忘れましたが、ニューヨークのあるアップルストアが初日だけで1日3万台のiPadを販売した、と言うことでしたね。
    アップルも去年の店頭在庫不足を教訓に、今年は店頭供給を充実させているんでしょうかね。

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