AT&TにSIMロックされたiPhoneでは、以下の全てのAT&TのMVNOのSIMが使えます。


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AT&TにSIMロックされたiPhone (iPhone 3G/3Gs/4/4S)には、以下の全てのAT&TのMVNOのSIMが使えます。
● AT&TプリペイドGoPhone SIM (GoPhoneパッケージで$15などの通話クレジットが含まれている場合に、そのパッケージ内の携帯機種本体でアクティベートしたSIMは、ダメ。)
● H2O Wireless (Locus Telecommunications)のSIM
● Red PocketのSIM
● StraightTalk BYOP (Bring-Your-Own-Phone) AT&T回線用 SIM (StraightTalkの携帯本体と一緒に購入したものは、ダメ)
● Net10 BYOP (Bring-Your-Own-Phone) AT&T回線用 SIM (Net10の携帯本体と一緒に購入したものは、ダメ)
● Hanacell (ハナセル) 米国国内用 (月$9.99プラン、プリペイドXプラン) SIM ← 注:2015年2月にT-Mobileに変更したので、新規Hanacell顧客は使えなくなった。
● その他、AT&Tの全てのMVNOで、SIMカードのMCC/MNCが「310/410」であれば、使えます。(MCC/MNCを判読するには、SIMカードリーダーが必要です。)

個人の方でこの事実を知らない人が居るのは理解できますが、最近(2011年12月31日)、以下のようなコメントを頂いたのを一例として、携帯サービス会社までが「(自社はAT&TのMVNOなのに・・・)、自社で販売/提供しているSIMは、AT&TにSIMロックされたiPhoneには使えません。/使えないことがあります。」と明記・明言するのは、いったいどうしたことなのでしょうか?
そもそも業界の人なのに知識が無いのか、それとも、AT&Tに圧力を掛けられているのか・・・でも、SIMフリーのiPhoneには平然と自社のSIMを販売するのだから、何を考えているのか、良くわかりません。
「ももた」さんから寄せられたコメント - 2011年12月31日 11:52

したがって、上記のMVNOのSIMをアメリカ国内で使う場合は、必ずしも高価なSIMフリーiPhoneを新規購入する必要はありません。それどころか、最新モデルに機種変更した際に余ったAT&T iPhoneの古いモデルを、これらの会社のSIMで使用できます。

iPhoneに、AT&T GoPhoneまたはAT&TのMVNO(上記の全てのMVNO)のSIMを挿入すると、通話とテキストはそのままで問題無く、すぐに使えます。
これは、使用するiPhoneが「AT&TにSIMロックされたiPhone」の場合でも、「SIMフリーのiPhone」の場合でも、どちらの場合でも同じです。

ただし、AT&T GoPhoneまたはAT&TのMVNO(上記の全てのMVNO)のSIMを挿入すると、ネット接続の為のAPN設定の画面が表示できません。したがって、APN設定にはAPNChangerを使用し、インストールすれば、インターネット(データ、パケット、Eメール)が使えるようになります。
これも、使用するiPhoneが「AT&TにSIMロックされたiPhone」の場合でも、「SIMフリーのiPhone」の場合でも、どちらの場合でも同じです。

APNChangerの使い方は、
AT&T GoPhone/プリペイドSIMをiPhoneで使う場合のアクティベーションの方法 – ■APNの設定 2011年3月19日
を参照し、使用しているSIMの会社(MVNO)のAPNを選択し、APNChangerで設定します。
他のSIMに変えるときは、APNの設定を削除(Remove)してください。

ところで、このAPNの設定をしないと、データ(パケット)通信は使えません。したがって、Hanacellのようにパケット料金が従量課金制で、3Gでネットを使うと高額請求される場合には、逆にこの設定をしないでおけば、絶対に誤って3Gでデータ(パケット)通信を使うことが出来ずに、音声通話とテキストメッセージしか使えません。ネットは、WiFiが繋がっているときだけは、使えますから、高額請求を心配せずに安心して使える・・・というメリットはあります。

iPhone 3G/3Gsは、標準SIM、iPhone 4/4SはマイクロSIMを使用しています。
それから蛇足ですが、iPadのSIMは、iPad (iPad 1)用もiPad 2用もどちらも、マイクロSIMを使用しています。



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「AT&TにSIMロックされたiPhoneでは、以下の全てのAT&TのMVNOのSIMが使えます。」への4件のフィードバック

  1. AT&TのMVNOのSIMは色々あるんですね。
    KDDI Mobileで販売しているSIMもH2O Wirelessのようなので、カットすれば使えるんでしょうか。

    また、NTT Docomo USAで販売しているSIMの説明には、iPhoneで利用する場合の、設定方法も記載されていたのですが、アンロックのiPhoneなら使えるのでしょうか。

    両社ともSIMのみの購入なら、いわゆるノンコントラクトでできそうですが、料金的には、魅力的ではないかな?

    管理人 返信:

    >AT&TのMVNOのSIMは色々あるんですね。

    他にもありますが、一般入手性の悪いもの(オンラインでしか購入できないもの)は、省いてあります。

    >KDDI Mobileで販売しているSIMもH2O Wirelessのようなので、カットすれば使えるんでしょうか。

    KDDIは、2010年1月22日にH2Oの株51%を購入し、事実上のオウナーです。KDDIの連結決算にも計上されています。
    その割にはKDDIアメリカの現地スタッフは、H2Oのサービスを良くわかっていないようです。
    https://blogfromamerica.com/wp/?p=382&cpage=1#comment-1813
    のももたさんのコメント(報告)参照。

    H2OのSIMは、もちろんSIMフリーiPhoneまたはAT&Tへロック済みiPhoneで使用できます。

    >また、NTT Docomo USAで販売しているSIMの説明には、iPhoneで利用する場合の、設定方法も記載されていたのですが、アンロックのiPhoneなら使えるのでしょうか。

    ドコモUSAは、卸MVNO業者であるClearSkyを使っています。
    http://www.csky.us/
    ClearSkyは、MVNO業者に代わってAT&T, Sprint, T-Mobile, Verizonと契約し、そのうちのベストなプランをMVNO業者に提供しているところですね。

    ドコモ USAのサービスエリア地図を見ると、ドコモUSAはT-Mobile回線を使用しているようです。
    ドコモ USAが提供しているアンドロイド携帯にNexus S (T-Mobile USAの3G周波数に対応)があるのは、そのためですね。
    つまり、iPhoneなど殆どの携帯ではT-Mobile USAの3G周波数に対応していないので、3Gで通信できないでしょう。
    使えても、2G GSMでしょう。

    >両社ともSIMのみの購入なら、いわゆるノンコントラクトでできそうですが、料金的には、魅力的ではないかな?

    H2OはMonthly$60で1GBしか使えないので、データだけ使う人には高いですね。通話もそれなりにするなら考える一つには入れても良いですが。

    ドコモUSAのプランには、
    データ 15:月15MBまで $10/月 (超過時:約$0.0008/KB)
    データ 25:月25MBまで $15/月(超過時:約$0.0008/KB)
    データ 500:月500MBまで $20/月(超過時:約$0.000117/KB)
    お申込みされない場合: $0.0015/KB (1MB当り$1.536)
    で、データのサービスには力を入れていないですね。

    これらの会社に加入する場合は、日本へ国際電話をよくする人にはメリットがあります。
    ただし、KDDIアメリカの場合は、携帯と一括サービス(CDMA2000で、Sprint回線使用サービス。アメリカのCDMA2000通信には、SIMは無い。)の場合ですが。
    KDDIアメリカの「SIMだけ」サービスは、子会社のH2O WirelessのSIMを全く100%そのまま転売しているだけですから、他で買っても同じです。

  2. はじめまして。

    まもなくサンフランシスコに留学するため、スマホを検討していて
    こちらのサイトを見つけました。

    auのiPhone5を持っていますが、AT&T傘下のsimなら使えるとの情報、
    とても助かりました!!! 詳しい解説を有難うございます!!

    それで、どこのsimを買うかですが、
    このページに、ハナセルもOKと書かれていますね。
    ハナセルのサイトを見たところ、T-mobile系列のようなんですが、
    問題なく使えるのでしょうか?

    また、別の質問ですが、
    AT&Tやstraighttalkなどで、月々いくらかのプランにする場合、
    与信がない留学生でも利用できるのでしょうか?

    A Yoshida 返信:

    Hanacellは以前はAT&TのMVNOでしたが、2015年2月に突然T-Mobile USに変えています。現在はKDDI auにSIMロックされているiPhoneでは使用できません。

    アメリカのMVNOは全てプリペイドプランです。プリペイドプランでは通信料金が前払いで、後から追加請求されることが無いので、与信チェックはありません。AT&TやT-Mobile本体にもプリペイドプランがあり、その場合は与信チェックはありません。

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