Sprint(CDMA)版iPhone 4Sは、2011年11月11日新規アクティベート分からSIMロックされました。
Sprint(CDMA2000) iPhone 4Sは、他社SIMが使えるか? – 2011年10月17日
の続報ですが、2011年10月14日のiPhone 4S発売開始以来、GSM/W-CDMAモードのSIMスロットをSIMフリーで出荷していたアメリカのSprint社は、2011年11月11日アクティベート分から、事前予告通り、GSM/W-CDMAモードのSIMスロットをSIMロックすることになりました。
Sprint to SIM lock all new iPhone 4S activations starting today – 2011年11月11日
リークしたSprint社内メモによれば、
● GSM/W-CDMAモードの「SIMロック」プロセスは、iPhone 4Sの初期アクティベート時に、(裏で)アップル・サーバーにアクセスした時点で、行われます。ユーザーには「SIMロック」されたことは、画面に表示されません。
● 契約後、一定期間(90日?)経過したSprint社のiPhone 4SユーザーがSIMロック解除リクエストした場合、Sprint社はGSM/W-CDMAモード(のみ)のSIMロックを解除します。SIMロック解除リクエストは、Sprint社のWorldWide部門カスタマーサービスへ電話して、行います。
Sprint iPhone 4S unlocking policy not new, can be undone – 2011年11月11日
(同じくアメリカのCDMAキャリアのVerizon社は、契約後60日経過したユーザーがSIMロック解除をリクエストした場合、GSM/W-CDMAモード(のみ)のSIMロックを解除すると、以前に発表しています。)
なお、
● 2011年11月10日以前にSprintからiPhone 4Sを購入し、アクティベートしたユーザーのiPhone 4Sは、GSM/W-CDMAモードのSIMスロットはSIMフリーのままの現状に維持されます。
実際、この告知があった後の2011年11月12日にiOSを5.0.1に更新しましたが、筆者のSprint用iPhone 4SにソフトバンクのプリペイドSIMを挿入しても、iPhone 4Sはそのまま使えます。(GSM/W-CDMAモードがSIMフリーのままです。)
つまり、SIMを替えても、『iPhone 4Sがリブートして、再起動画面で「iPhoneをアクティベーションするには、サポートされている電話会社の互換性のあるSIMカードしか使用することはできません。」というメッセージが表示され、先へ進めなくなる。』という具合にはなりませんでした。
2011年11月10日までにSprint社のiPhone 4Sを購入した人は、『ラッキー』でした。