Fitbit OneとFitbit Flexはスリープモード設定を忘れても、睡眠解析ができる。
1ヵ月ほど前にUp By Jawboneが日本でも発売されて、この手の健康グッズに関心が出ていますね。
ソフトバンクさんはこの夏からFitbit Flexソフトバンク版を日本で独占販売して、月々の購読サービスも始めるようだし・・・(ただし、ソフトバンク版Fitbit Flexは、ソフトバンクの月額購読サービスでしか使えないようなので、ご注意。)
そこで筆者もその流れに乗って似たようなものを探してみました。
まず、筆者は15年以上腕時計をしていないので、「手首に何かをつける」というのはうっとうしくて邪魔になるので、非常に抵抗があります。
そこで、Up By Jawboneは最初から購入候補外。
競合製品のFitBit Oneは手首に付けなくても良いらしい(ただし、睡眠時には手首バンドにつけることが奨励されている。)ので、「買うなら、これかな・・・」と思っていました。
でも、「他人が使っているのを見て刺激されて、試してみたい・・・」と言う程度のガジェットに$100も出すのは嫌だな・・・と思って躊躇しているところ、デモかヘルスケア・ショーで「デモ用として短期間使っただけ」のFitbit Oneが10個、25%引きの$75で販売されていたので、「この値段なら、試してみて気に入らなかったら、転売すれば良い。」と思い、一個ポチってしまいました。・・・というのが先月末で、それから3週間ほど身に着けています。
そしてFitBit Oneユーザーとしては、最近、Up By Jawboneのユーザーが書いているブログ記事やツイッターコメントが信じられないので、「FitBit One(新製品のFlexも・・・)は、こうなんだぞ!」という記事を書きます。
■ それは、Fitbit One/Flexはスリープモード設定を忘れても、1週間以内に就寝/起床時刻を手動設定をすれば、睡眠解析が出来るということです。
説明書によると、Fitbit Oneは詳細記録(振動や動き)を1週間まで本体のメモリーに保存しているということです。
Memory
The One tracker stores minute-by-minute data for one week. After 7 days, that data is converted to a daily total, which is stored for an additional 23 days.
つまり、Fitbit One/Flexでは、「起きている/寝ている」状態に関係無く、「体が動いている瞬間の時刻」が分毎に7日間保存されているようなのです。
そして、「何時(就寝時刻)から、何時(起床時刻)まで、寝ていた」とスリープモード時刻を入力することによって、このメモリーに記録されている「動き」が、「落ち着かない状態(熟睡していない状態)【水色】」、「目覚めた状態(起きてもモゾモゾしている状態)【赤】」として、グラフ内で色付けされるだけなのです。
極端な話、午前零時から午後23時59分まで「睡眠時間」と設定すれば、一日24時間の動いている状態・静止している状態を表示することも可能です。
さて、Up By Jawboneと違って、Fitbit One/Flexでは寝る前にスリープモードへの設定を忘れても、この詳細データが保存されている期間内(1週間)であれば、就寝/起床時刻を手動で設定すれば、その時刻内のモーションセンサーの記録を「熟睡していない瞬間、起きている瞬間」として表示し直してくれます。
就寝時間の手動記録は、FitBitアプリを起動し、「その他 ⇒ 睡眠 ⇒ スリープモードを設定するのを忘れた日を選択(過去1週間以内) ⇒ + ⇒ 睡眠記録を追加 ⇒ 就寝時刻と起床時刻を入力設定し ⇒ ログボタンをタップ」するだけ。
この手順で、一旦入力した就寝時刻・起床時刻を後で修正することも出来ます。(たぶん、Fitbit内に分毎の詳細データが残っている一週間以内に行ったほうが、無難。)
※ 手動で就寝時刻/起床時刻を入力したり、両時刻を修正したりしたときに、必ずしもすぐに就寝サイクルのパターンがすぐに更新されないことがあります。
「その他 ⇒ デバイス ⇒ (One/Flexなど、デバイス名)⇒ 強制同期」をタップして、Fitbit One/Flexのデータを強制同期するか、データが更新されるのを暫く待つと、更新されます。
■ また、Fitbit One/FlexはBluetoothでスマートフォンやPCと繋がっていますから、装置のボタンを2秒押さなくとも、iPhone/アンドロイド携帯からFitbit One/Flexをスリープモードに設定することも出来ます。
その手順は、FitBitアプリを起動し、「その他 ⇒ 睡眠 ⇒ + ⇒ 今から睡眠」をタップするするだけ。
起床したら、画面の「今は目覚めた状態」をタップすることで、「起床時刻」を記録できます。
■ Fitbit Oneをどこに付けるか。
マニュファクチャーの推薦では、寝るときには付属品のマジックテープ付リストバンドを利き手と反対の手に巻き、FitBit Oneをクリップケースから外して、リストバンドのポケットに入れるように、書かれています。
最初の数日はそうしていたんですが、FitBit Oneをいちいちクリップケースから外してリストバンドのポケットに入れたり、朝起きたらその逆をしたり、・・・が面倒です。
Fitbit Oneのクリップケースはとても挟む力が強く、ハンカチーフ一枚の厚さのような薄い生地でもFitbit Oneが落ちないようになっています。
そこで、その後は就寝時はFitbit Oneをクリップケースに入れたまま、暫くはアンダーシャツの胸元に付けてみました。
日中は、ズボンの上のところ(ベルトの下)に付けています。
この場合の問題点は、知らずにベルトにFitbit Oneのボタンが押されて、スリープモードに成っていることがあるということ。
でも、これも、朝起きてアンダーシャツからズボンに移すのが面倒。
結局、起きているときも、寝ているときも、下着のパンツのゴムのところに付けています。
これによって、少なくともお風呂に入って着替えするとき以外には、Fitbit Oneを外さなくとも良くなります。これで、日中や就寝時にはFitbit Oneを付け直したりする必要はなくなり、随分楽にはなりました。Up By Jawboneと違って防水ではないので、お風呂に一緒には入れないですが。
着替えをする時に、汚れた下着に付けたまま洗濯しないように、注意は必要ですが。
■ BluetoothのワイヤレスでいつでもデータをiPhone/スマホと同期できるFitbit Oneは、やっぱり便利!
Fitbitのデバイス(One、Flex)は、Bluetooth 4.0でワイヤレスで、いつでも同期されます。これは、やっぱり便利!!!
iPhone/対応スマホと同期すると、自動的にインターネット経由でFitbitのクラウドにもデータがアップされます。
いつでも最新のFitbitのデータがiPhone/スマホで見られるのは、本当に便利です。
古いPCやスマートフォンは必ずしもBluetooth 4.0対応ではありません。
iPhone 4S/5、iPad 3/4、iPad Mini、Galaxy S3、Galaxy Note 2などはBluetooth 4.0対応です。
また、PC用にはUSB Bluetooth 4.0アダプターが付属品として付いてきます。
■ 買ってよかった?
$100の価値があるかどうかは別として、買ってよかったとは思います。
万歩計のデータも役に立ちますが、これは、ある程度日数が経つと「平均的に、こんなものだろう」という値がわかり、余程平均以外の活動をした日以外にはあまり気にしなくなると思います。
推測値とは言え、Fitbitアプリで表示される一日のカロリー消費量は、「何をどれだけ食べたらよいか」という目安にはなるし、食べ過ぎないように注意するようになります。
また、睡眠パターンの解析は、「熟睡する努力」をするモチベーションになるので、良いと思います。
食べたものを入力して実際のカロリー摂取量を計算したり、飲んだ水の量を入力するオプションもありますが、これらは毎日その値を入力することを実行するのは多くの人には難しいと思います。
体重を量って入力するオプションがあり、体重の増減をグラフ表示できます。毎日体重を量っている人はカロリー計算と一緒に表示できて、役に立つでしょう。
そんなに頻度多く体重を測定しない人でも、量ったときには入力すれば、長期的な記録にはなって、役に立つでしょう。
定価で買う価値があるかどうかは疑問ですが、安く買えるチャンスがあれば、買って役に立つものではあると思います。
確かに筆者も3週間、身に着けっぱなしですから・・・
■ Fitbitアプリのメイン画面
※ アメリカ国内なので距離はマイル表示に設定していますが、キロ表示に変更できます。