携帯電話を使った最初の一声が、40年前の今日、発せられた。

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雑学ネタです。

40年前の1973年4月3日（現地時間）、モトローラ社の当時の携帯電話開発エンジニア、Marty Cooper氏が、競合の当時AT&T　Bell研究所の研究開発責任者Joel Engel氏（のマンハッタン事務所の固定電話）に、最初に携帯電話から掛けた電話が、最初の携帯電話を使った通話でした。
It’s been 40 years since the world’s first mobile phone call – 2013年4月3日
The cellphone is 40 years old today – 2013年4月3日

重さ2.5ポンド（1.134キログラム）のモトローラDynaTAC 8000x携帯電話を使い、その時の第一声は、
“Joel, this is Marty. I’m calling you from a cell phone, a real handheld portable cell phone.”

　

筆者が初めて「移動電話機（カーフォン）」を見たのは、1980年代後半。建築関係の知り合いが会社から支給されて、昼は車に積んで建築現場で使い、夜は家の中に持って来ていましたね。

　

自分で初めて携帯電話を使い始めたのは、1993～4年ごろかな。どんな機種だったか、覚えていません。Pacific　Bell　Wirelessだったことは確かだな。（現在はAT&T。）

でも、こいつも一時使ったな。業界最初のフリップフォン、Motorola　MicroTac。1989年4月25日発売開始。妻にも持たせました。
標準電池だと持ちが悪いので、大容量電池も買った。でも、当時、標準電池で何日（何時間？）持っていたのだろう？

　

筆者も一時使ったけど、1996年1月3日に発売されたモトローラのStarTACフリップフォンは画期的なデザインで、TVシリーズ「スタートレック」のパーソナルコミュニケーターが、遂に現実になったか！・・・と喜んでいましたね。もっとも、画面は電卓のように1～2行の文字しか出ないものでした。
数年前に電子機器のリサイクルに出してしまったけど、今頃まだ持っていたら、骨董品で高く売れただろうか・・・

　

それまで「ポケット・ベル (Pager)」は一方向のメッセージ伝達しかできなかったのを、

　

メッセージを受けた側も返信できるように双方向メッセージ交換可能にしたのが、Blackberry (RIM) 850。1999年発売でした。最初のモデルは、メッセージ交換機能だけですね。

　

電話機能も付いた最初のBlackberryモデルは、Blackberry　5810。2002年3月4日発売です。今のスマートフォンの始まりですね。

　

でも、真の元祖スマートフォンは、1994年8月16日に発売されたIBM　Simonだそうです。
図体がでかく、色もモノクロですが、PDAのザウルスOSで稼動しており、PDA機能があったようです。しかも、世界で初めてのタッチスクリーン携帯電話。内部メモリーが1MB、保存メモリーが1MB しかなかったそうです。
当時にしては価格が高く（2年契約で$899、契約無しで$1099）、6ヶ月で販売中止。5万台しか売れなかったそうです。

　

ちなみに、iPadみたいなモバイル・タブレット端末も、1994年にコロラド州ボルダーにあった、Knight-Ridder新聞社のInformation Design Labで既に開発されていました。「新聞を、どこででも読む」ためのツールとして。当時はPCMCIA携帯モデムカードを端末のPCMCIAスロットに挿入して通信していました。これは試作機のみで留まり、商品化はされていません。また、開発責任者のRoger Fidler氏が「この技術は、広く普及して欲しい」と願ったため、特許申請を行っていなかったそうです。
この件でRoger Fidler氏は、AppleとSamsungのiPad特許訴訟で、法廷で証人として証言しています。
Did Roger Fidler ‘invent’ the iPad in 1994 at a Knight-Ridder lab? – 2012年3月9日

　