デルタ航空が自社ハブ空港のひとつ、ミネアポリス空港のコンコース内3レストランに、250台のiPadを配置


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最近、世界の航空会社のiPad活用が目立ちます。
● パイロットの機内持ち込み書類と、離陸前チェックリストやイン・フライト・マニュアル・チェックを、全てiPad化して、パイロットが機内に持ち込む書類類を軽量化しようという動き
United Continental replacing pilot manuals with iPads – 2011年8月23日
Airbus to launch electronic flight bag iPad apps for pilots – 2012年7月11日

 

● カタール航空は機内乗務員にiPad持たせて、VIPやエリート会員の客や特別食注文の客の座席位置を画面に表示したり、顧客サービス対応の情報をiPadで検索したり、(将来的プランですが・・・)機内で乗客がそのiPadを使ってマイレッジ会員に新規登録できたり、免税品の注文が出来るようにするとのこと
Qatar Airways deploys iPads with customized app to cabin crew & concierge – 2012年8月23日

 

● シンガポールの格安長距離航空会社(シンガポール⇔オーストラリア、シンガポール⇔中国、運行)、Scoot Pteは、座席前TVスクリーンを廃止し、iPadに事前に娯楽番組を保存しておき、それを乗客に配って機内娯楽を楽しんでもらい始めました。ビジネスクラスは無料、エコノミークラスは$17の料金でiPadが借りられます。これにより、(1)機体の重量が7%減らせる(・・・らしい)のと、(2)前の座席との間隔を狭く出来るので40%も席数を増やせる、らしいです。後者は、乗客にとっては迷惑な話ですが、それで航空運賃が安くなれば、仕方無いかも・・・
Budget airline swaps TVs for iPads, gets more room for seating – 2012年6月6日

 

そんな中、デルタ航空は同社のハブ空港のひとつであるミネアポリス・セントポール空港の第一ターミナル、Gコンコースの3ヶ所の新しいレストラン(サンドイッチバー MiniBar、フレンチレストランMimosa、和食レストランShoyu)の店内に昨日(2012年8月29日)250台のiPadを設置し、お客さんがメニュー代わりに見たり、iPadを使ってテーブルから食べ物を注文したりするのに利用してもらうことにしました。(テーブルに置いてあるiPadから注文後、15分以内に注文品をテーブルに持ってくる・・・とレストランは言っています。)
また、食事中にインターネットをアクセスしたり、EメールやFacebookやツイッターをチェックしたりすることも出来ます。
もちろん、搭乗予定のフライトのスケジュールや遅延情報、ゲート情報も、このiPadを使ってわかるようになっています。
その他、待っている間にゲームで楽しんだり、インストールされているニュース(ビデオ)アプリで最新ニュースのチェックも出来ます。

 


 


 

以下、寿司バーShoyuに置かれたiPad:
iPad Meets the Art of Sushi – 2012年8月30日
から。

 


 


 

このiPadは、ホームボタンを押すか、2分間使用されないと、個人情報は自動的に削除されるようになっているそうです。

デルタ航空では2013年末までに同空港のコンコースGに12の新しいレストランと、2500台のiPadを設置する予定です。
デルタ航空はこれまでにもニューヨーク・ラガーディア空港のCターミナルとDターミナルのレストランにiPadを配置しています。デルタ航空の3ヶ所のハブ空港で今後1年間で合計4500台のiPadを、乗客利用のために配置していく予定です。

デルタ航空使用でミネアポリス空港を経由する方は、ぜひ、コンコースGでこの様子を伺ってみてください。



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