コンテンツへスキップ
UQコミュニケーションズのWorld WiMAXローミング、アメリカローミング料金が2013年7月26日から有料になりましたね。
皆さん周知のことかと思いましたが、知らない人が多いようなので、既に2週間経ちますが、書かせていただきます。
それは、この「UQコミュニケーションズのアメリカローミング料金」というのは、UQ加入者への特別料金でもなんでもなく、以前からアメリカで現地で、現地ユーザーに提供されている短期プリペイド料金と、期間も料金も、全く同じです。その加入方法は、以前、このサイトで紹介しています。
Clear WiMaxを解約後、一時的に使う方法(短期使用の為の再アクティベート手順) – 2012年1月31日
私は知らなかったのですが、WiMAXの国際ローミングというのは、WiMAX端末をどの国へでも持って行って、勝手にすぐに現地のWiMAXプロバイダーに繋げられるものではないらしいですね。端末のシリアル番号(MACアドレス)を現地WiMAXプロバイダーに登録してある必要があるとか・・・
今回のUQのアメリカローミング有料化対策は、Clearの登録/プラン加入システムは何もいじらず、UQのWorld WiMAXローミング対象の端末のMACアドレスをClearwireのデータベースに追加しただけですね。あとは、もしかしたら、日本のクレジットカードも料金支払い手段として使えるように、許可したくらい。
だから、今回のUQアメリカローミング有料化に伴うシステム開発投資は、ほとんどミニマムです。
あと、料金は現地と同じで、現地の端末でも同じ料金でこの短期プランに購入できるのなら、何もUQが許可した日本の端末だけを使うことなく、eBayやアマゾンなどでClearのWiMAXポケットWiFi端末だけ安く(中古で)購入して、アメリカ出張や旅行ではUQアメリカローミングと同じ料金の現地向け短期プランに加入したほうが、利用可能な端末の種類が増えるるような気がしますが・・・
端末は中古購入をお勧めする理由は、あと1年半後の2015年初めにはアメリカのWiMAXの先行きがどうなるか、分からなくなるからです。
このサイトでも何度かWiFiアクセスポイントを使ったスマートフォンの屋内位置情報やマーケティングの傾向を、書いてきました。
小売店における買い物客の屋内位置情報追跡システム活用例、現状(2013年前半) – 2013年7月18日
マイアミ子供病院が屋内位置情報システムで、患者や家族が病院内の移動に役立つiPhoneアプリを提供開始。 – 2013年4月5日
インドアGPS(屋内位置情報)システムは、どんなアプリに役立つのか? – 2013年3月28日
また、今月(2013年8月)初めからGoogleが米国内のStarbucksのWiFi提供をAT&Tに変わって行うのも、サンフランシスコ市内の公園で無料WiFiを提供するのも、すべて、WiFiホットスポットから「見える」周囲のスマートフォンをターゲットにした広告収入を上げるためであることも、推測されています。
アメリカStarbucksの無料WiFiが、attwifiからGoogle Starbucksに順次変わります。 – 2013年8月8日
※ WiFiホットスポットは、その電波の伝達周囲内(通常基準では、屋内で数十メートルから、屋外で障害物の無い直線距離では100メートル。)であれば、たとえそのWiFi信号(SSID)に接続(ログイン)していなくとも、その範囲内のWiFi機器のMACアドレスを検知する事が出来ます。それを防ぐには、機器の電源をオフにしておくか、WiFiモードをオフにしておくしかありません。
実は、3G(セルラー通信)でも同じように、携帯(スマホ)の電源をオンにしている限り、携帯会社はそのスマホのシリアル番号(IMEI番号、MEID番号)とGPS位置と、その時刻を収集することが出来ます。その活用例としては、ゼンリンデータコムが東日本大地震当日の関東圏の「人(スマホ)の帰宅の動き」のアニメーションがあります。
このアニメーションでは、地震発生とともに電車が止まったため、人(スマホ)の移動速度が遅くなり、徒歩で帰宅する人が増えたことがわかります。
【YouTube】混雑統計データ(R)による東日本大震災当日の人々の流動状況
地震発生前 電車が動いており、幹線道路には車が走る |
|
地震発生後 電車や高速道路が止まった このあと深夜まで、歩いて自宅へ帰る人(スマホ)の動きが、分かる |
|
|
|
同様な人(スマホ)位置情報に基づいた混雑状況と人の流れの把握は、WiFiを使って建物の中でもデンマークのコペンハーゲン空港、カナダのショッピングセンター、アメリカのフットボール球場などでも既に行われています。3G(セルラー)通信からのGPS位置情報データの取得は、キャリアから情報を入手するまでに時間が掛かるため、リアルタイムでデータを収集できるWiFiを活用する施設が増えてきています。
また、既にアメリカのキャリアは、このような携帯のGPS位置を集約化(aggregation)して、企業やマーケティング会社に販売しているというニュースも、チラホラ見ます。
ユーザーとしては、追跡されている情報はスマートフォンのシリアル番号(3Gの場合にはIMEI番号/MEID番号、WiFiの場合にはMACアドレス)だけであり、個人名などの個人情報とはそのままでは結び付けられず、普通には個人が確定されることはありません。
ただし、そのWiFiアクセスポイントエリアに入る前(あるいは直後)に、そのエリアやショップに特定のアプリを起動し、サインインした場合には、アプリのサーバー側がユーザー名を知ることが出来ます。このログイン情報から、そのログイン名が登録されている個人情報を基に、その人の登録「プレファレンス」に基づき、サーバー側からスマホにプッシュ広告を流して、画面に表示することが出来ます。
たとえば、最近、StarbucksのアプリをiPhoneで起動していて気が付いたのですが、その状態でStarbucksの店の周辺数十メートル以内を通ると、自動的にそのStarbucksの店名がiPhone待ち受け画面に表示され、近くにStarbucks店舗があることを知らせてくれます。
当然、ユーザーとしてはそういうメッセージを見ると、何回に一回は店に寄ってコーヒーを買いたくなりますよね。
こういった位置情報を基にしたリアルタイム広告やマーケティングの可能性として、GPSの活用やWiFiアクセスポイントを使った位置情報の活用が、今、最も注目されている技術の一つです。
“ロンドン市が、市内のWiFiアクセスポイントでのスマホのMACアドレスデータ収集に、中止命令。” の続きを読む
Kickstartで資金を集めていたiPhone/アンドロイド用Vaavud風力計が先月末に出荷開始されたというニュースを書きました。
iPhone/アンドロイド用の風力計が、出荷開始。(Vaavud) – 2013年7月31日
そして、結局、2日後の2013年8月1日に注文しちゃいました。一個US$44.99 + 送料US$6.95、合計US$51.94。
http://www.bitemyapple.co
URLの後ろは「.com」ではなく、「.co」なので、注意。
BiteMyApple.coは、たぶん、世界中に出荷してくれると思います。(問題あれば、当サイトにご相談してください。購入代行します。)
アメリカ国内は出荷はニューヨークから送られてきました。2013年8月5日に到着しました。
発明者のVaavud自体は、デンマークの会社です。
で、買ったはいいけど、余計に買う前には無かった疑問が増えてしまいました。これ、どういう原理で働いているの?
パッケージを開けると、
“iPhone/アンドロイド用Vaavud風力計、ファーストインプレッション” の続きを読む
■ Verizonデータ通信用SIMは、最後の有効使用期間の終了から5ヶ月間使用しない(トップアップしない)と、その後、アカウント(ログイン名=Eメールアドレスとパスワード)が抹消され、SIMは使用できなくなります。
Verizon SIMがSIM使用期限が切れた状態で、「設定(Settings) ⇒ モバイルデータ通信(Cellular Data) ⇒ アカウントを表示(View Account)」をタップすると、
次のようなエラーメッセージが表示されます。このメッセージが表示された場合には、このVerizon SIMの使用期限が切れたことを意味します。
“Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き” の続きを読む
相変わらず品不足のGoogle Chromecastですが、発表日2013年7月24日の夜に注文して、2日後には筆者の手元に到着したChromecastは、このブログに記事を書くために半日いじったあと、知人にリクエストされたので今頃日本へ届いています。
Google Chromecast開封の儀と、初期設定 - 2013年7月29日
Chromeブラウザーのコンテンツを、Chromecastを経由してTV/モニターに表示する方法 - 2013年7月29日
そこで、代わりを注文すべく、7月26日にGoogle Playストアで注文したChromecastのカード決済が、ちょうど2週間後の今朝、されているようです。
・・・ということは、今日、出荷されるんだろうか。
なお、Amazon.comでは、今注文すると、出荷は10月中旬(10月18日)から11月6日の間、と表示されます。
BestBuyでは、「売り切れ(Sold Out)」で注文できません。
Google Playストアは、出荷は「2~3週間後」になっており、一番確実に入手できそうです。
Google Playストア Chromecast 発注ページ
追記:
カード決済された翌日(つまり、今日)、出荷通知メールがGoogleから来ました。
Howard Forumsへのユーザーの投稿によると、
【HowardForums】Net10 ATT Sim 1.5GB restriction removed!! – 2013年8月8日
アメリカの格安月極めプリペイド携帯会社Net10は今朝、一部のユーザーに対し、次のようなEメールを送ったようです。
---------------
TracFone Wireless, Inc. is very pleased to announce the return of Unlimited Data on GSM, no contract 30-day monthly plans. Effective immediately, the 1.5 GB data cap for AT&T SIM cards has been removed and replaced with Unlimited Data for all new as well as existing customers already in their current billing cycle.
---------------
これによると、今年2013年3月1日から公式に適用されて来たNet10 AT&T回線の毎月のデータ通信使用制限、月1.5GBまで、が解除され、少なくとも表向きにはデータ通信の使用制限は無くなり、使い放題に戻りります。
このデータ通信使用制限緩和は、新規ユーザーだけでなく、既存ユーザーも、直ちに適用されます。
“Net10の月データ通信使用制限(1.5GB)が、解除されました。” の続きを読む
当サイトの商品購入代行ページのReady SIMのデータ通信機能付きSIMが、注文を受けて即、発送できるようになりました。
また当サイトでは、Ready SIMのデータ通信機能付きSIMを「まとめ買い」しているので、譲渡価格も、送料込みで、アメリカ国内定価+郵送料($1.10)より少し高い($0.40)くらいです。
■ 標準SIM/マイクロSIM共用 Ready SIM
● 有効期間7日、通話・テキスト使い放題(国際電話発信別)、データ通信500MBまで・・・送料込み当サイト価格$26.50(米国内標準小売価格$25.00)
● 有効期間14日、通話・テキスト使い放題(国際電話発信別)、データ通信1GBまで・・・送料込み当サイト価格$36.50(米国内標準小売価格$35.00)
● 有効期間30日、通話・テキスト使い放題(国際電話発信別)、データ通信2GBまで・・・送料込み当サイト価格$56.50(米国内標準小売価格$55.00)
■ ナノSIM Ready SIM
● SIMカット代、$2追加。
低価格商品のため、日本へは普通航空郵便でお送りしています。首都圏で発送から約7日、それ以外では7~10日程度で到着します。
※ 当サイト購入特別サービスで、ハンディーな表裏印刷1枚の「日本語使用説明書」を同封しています。
どうぞ、ご利用ください。
※ 通話機能のみのReady SIMに関しては、注文をいただいてから発送まで約1週間掛かることがあります。
スマホで予約からチェックイン、チェックアウトまで可能なホテルが現在、ロンドンに建設中・・・というニュースを先月書きました。
スマホで予約・チェックイン・チェックアウト・空調制御・テレビチャンネル変更・食事注文が出来るスマートホテルが、2014年秋に誕生 – 2013年7月3日
スマホで予約から貸出し、返却まで出来るレンタカーが、既に有るんですね。
“予約から貸出し、返却まで全てスマホで出来るレンタカー、Silvercarがサンフランシスコ空港にお目見え” の続きを読む
今年(2013年)1月末に急に予告無く販売中止されたStraightTalkのAT&T回線用SIMですが、昨日、StraightTalkのサイトで販売が再開されました。
StraightTalk Bring Your Own Phone(SIM)ホームページ
これにより、StraightTalkの月$45(プラス消費税)「使い放題プラン」では、
● AT&T互換機 (SIMのみ販売)
● T-Mobile US互換機 (SIMのみ販売)
● Verizon互換機 (オンエア【OTA】でアクティベート)
が使用可能になります。
ただし、AT&Tの回線では「使い放題」としながらも、姉妹会社のNet10と同じく「月のバイト数使用量が1.5GBに達すると、データ接続が出来なくなる」というユーザー報告が出ています。これに関してはつい最近、「偽りの広告」を理由に集団訴訟も始まったばかりです。
StraightTalk/Walmartが、集団訴訟で訴えられる。 - 2013年7月31日
また、昨年と状況が変わって、T-Mobile USの3G(HSPA+)1900MHzサービス提供地域が増えていますので、必ずしもAT&T回線のプリペイド会社/MVNOに拘る必要が無くなってきています。そして、AT&TのLTE互換の端末をAT&T回線で使用するならば、今のところはMVNOではLTE接続がまだ出来ませんので、AT&Tのサービス(GoPhoneなど)を利用するほうがメリットが有る場合もあります。(使用する端末がAT&TのLTE周波数に対応していなければ、メリットはありません。)
よって、筆者は特にStraightTalkを薦めるわけではありませんが、「アメリカ国内在住で、3Gでネットも特に大量に使用しない」という人の場合には、月$45+消費税=約$50で、アメリカ国内通話とテキストは使い放題、電波もT-Mobile USよりはサービスエリアが広く、データ通信も限度を「それほど」心配することなくまぁまぁ使える、という点では、考慮に値するオプションだと思います。
アメリカStarbucksは、今月(2013年8月)からアメリカ国内約7000店の直営店舗での無料WiFiサービスを、AT&T(SSID=attwifi)から、10倍速いGoogle/Level 3(SSID=Google Starbucks)に変えて行きます。全店舗が変わるのには18ヶ月掛かる予定です。したがって、自分が良く行くStarbucksの無料WiFiの速度がすぐに速くならなくても、辛抱強く待ちましょう。
また、フランチャイズ店はこの決断の対象外で、それぞれのフランチャイズ主の判断によります。
さらに、ボストンの一部の店で提供していた「ワイヤレス充電マット(Qi PMA Powermat 2.0互換)」を、サンホセ店にも提供するほか、全米に順次広げていく予定です。
アメリカではNokia Lumia 920が昨年2012年11月2日にQiワイヤレス充電内臓で発売され、今回の新型Nexus 7もQiワイヤレス充電互換となっており、Sasmsung Galaxy S4も含めていくつかQi互換の携帯やタブレットが既に発売されていますが、PMA互換の端末って有るんですかね。
WiFiが速くなり、ワイヤレス充電の可能なテーブルが増えると、Starbucksのお店に長居するお客さんが増えて、今よりも更に座れるテーブルを探すのが難しくなりますね。
さて、グーグルは他にニューヨーク市のチェルシー地区で今年2月から、また、サンフランシスコの市立公園など31ヵ所でこの夏から、無料WiFiを提供しています。シリコンバレーのマウンテインビューでは2006年8月16日からグーグルが市内全域で無料WiFiを提供しています。
更に、グーグル社内では「風船」を使って全米に無料WiFiを提供するプロジェクトの企画も有るようです。
このような試みは全て、WiFi接続情報からスマホやPCなどのユーザー情報を集めて、グーグルの広告収入に結び付けようという試みだと、考えられています。
Starbucksが今回グーグルをWiFiパートナーとして選んだのも、単なる店内の無料WiFi速度改善以外に、「2~3年後のサービスを考えての選択。」と発表しているようです。お店に入っただけで突然スマホ画面に広告が出たりプッシュ通知が出るとか、店内でコーヒーを飲んでいると、コーヒーの御代わりの広告や、別の広告が出るとか・・・・
今でもスターバックスアプリをiPhoneにインストールしていると、スターバックスのお店の近くを通ると、その店の名前がプッシュ通知でiPhoneの画面に出ることがありますね。