TK Tech Newsが信頼できる投資家ソースからの情報として、YouTubeで発表したところによると、
● ソフトバンクとドイツテレコムは、SprintによるT-Mobile USの買収はほぼ最終合意に達した。
● 買収価格は、T-Mobile US 1株あたり$36
● ドイツテレコムが新会社の20%の株を継続保有
● 新会社はAT&Tより加入者数が130万人少ないだけ。
● 買収後の新会社の名前は、Softbank USA
● 新会社のロゴは、Sprintの黄色とT-Mobile USのマジェンタ(ピンク)を半々にアレンジし、真ん中にソフトバンクの水平2本線をアレンジ
● それぞれのプリペイド子会社であるVirgin Mobile USA、Boost Mobile、MetroPCSは廃止。新会社Softbank USAに吸収。
● 新会社のCEOはJohn Legere(現T-Mobile USのCEO)
● SprintのCEO Dan Hesse氏は役員として残る
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さて、この秋(2014年9月?)リリース予定のiOS 8で採用されるWiFi Callingに付いて、もう少し詳しく解説してみます。
T-Mobile USのWiFi Callingが今秋リリースのiOS 8で実現予定 – 2014年6月3日
カナダのRogersもiOS 8のWiFi Calling機能に対応 – 2014年6月5日
WiFi CallingはアメリカではT-Mobile USが2007年から、Sprintが2014年2月21日より一部のWindowsスマホとアンドロイド・スマホにプレインストールしています。
WiFi Callingは簡単に言うと、「WiFiで接続しているところでは、SIMの電話番号を使って、国内通話として発信・着信が出来て、国内テキストとして発信・受信が出来る」機能です。
歴史的になぜT-Mobile USやSprintで採用されたかというと、これらのキャリアはAT&TやVerizonに比べると通信電波のサービスエリアが狭く、郊外で電波信号が弱かったり、まったく検知されないことが多いので、そういう場所でもWiFiさえ繋がっていれば携帯通話やテキストが使えるようにしようと、ということで開発された技術です。
また、T-MobileやSprintも低周波数(プラチナバンド)の電波使用権を2G/3Gで持っていなかったため、建物内に電波が伝わりにくく、屋内で電波が弱いところが多い、ということも理由です。
結果的には、WiFi Callingを使えば海外に居ながらにして国際ローミング料金を使わずに、国内料金、国内通話プランの条件内で通話やテキストが使える、というメリットもおまけに付いてきましたが、これは副次的なメリットだと思います。
更に、VoLTEが始まるとWiFi Callingは音声通話の「LTE回線から、WiFiへ」のオフロードにも役に立つ、という意見もあります。将来のニーズも見据えて、アップルはこの時期にiOS 8にWiFi Calling機能を追加したのでしょうか?
“iOS 8で採用予定のWiFi Callingの解説と、使い方” の続きを読む
アップルは、アメリカのアップルストアで、iPhone購入と同時にプリペイド契約が店内でできるように準備中だということです。
もちろん、これまでアップルストアでSIMフリーiPhoneを「デバイス・オンリー」で定価で購入し、自分でAT&TやT-Mobile US、または、そのMVNOのSIMを別に購入または入手してプリペイド契約することは、可能でした。
9To5Macが内部情報として伝えたところによると、
【9To5Mac】Apple looks to boost iPhone sales in stores with new pre-paid & month-to-month plans – 2014年6月6日
アップルはiPhone購入時に店内でプリペイド契約をし、そこですべての手続きを終えることができるよう、AT&TのGoPhone SIMキットを準備し、店員の教育と行っている最中だということです。
アップルストアはプリペイドプランとして
● AT&T GoPhone $60 Monthlyプラン(かけ放題、月2.5GBまでデータ通信可)
● T-Mobile US $50 Monthlyプラン (かけ放題、月1GBまでデータ通信可)、または、$70 Monthlyプラン (かけ放題、月5GBまでデータ通信可)
のプランを店内で薦める予定のようです。
また、この方法で店内でアクティベートされたSIMとiPhoneは、返品できないそうです。(他のiPhone購入形式では、14日以内に返品可能。)
記事によると、アップルUSストアの「プリペイド」iPhoneは、今月(2014年6月)最終週から販売される予定だそうです。
定価で買うので、当然、このiPhoneモデルはSIMフリーだと思うのですが、確認が必要です。
AT&Tは昨年秋(2013年11月12日)より、ポケットWiFi専用のプリペイドGoPhoneデータ通信専用Mobile Hotspotプランを提供していましたが、
AT&Tプリペイド・モバイルデータ通信プランが、変わる – 2013年11月8日
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
このたび、タブレット端末用にプリペイドGoPhoneタブレットプランを開始しました。
【AT&T】Home / Shop / Wireless / GoPhone Tablet Rate Plans
これで、プリペイドGoPhoneには
● フィーチャーフォン/スマホ(iPhoneを含む)用プラン
● タブレット(Tablet)プラン
● ポケットWiFi(Mobile Hotspot)プラン
● 家庭用固定無線(Fixed-Wireless)(Home Phone)プラン
が揃います。
GoPhoneタブレット端末プランでは現在、次のタブレットが公式対応になっています。
● Asus K005,
● Asus (TF300TL) Transformer Pad,
● Google Nexus 7,
● iPad 3,
● iPad Mini,
● Lenovo IdeaTab (A2107A),
● Pantech Element (P4100),
● Samsung Galaxy Camera (GC100),
● Samsung Galaxy Note 8.0 (SGH- I467),
● Samsung Galaxy Tab 2 10.1” (SGH-I497),
● Samsung Galaxy Tab 3 (SM-T217T),
● Samsung Galaxy Tab 3 7.0” (SM-T217A),
● Samsung Galaxy Tab 8.9” (SGH-I597),
iPad 3とiPad Miniは、もともとAT&TのプリペイドiPadプランでも加入できるので、なぜ今回GoPhoneタブレットプラン対応機種に選ばれたのか、不思議ではあります。
GoPhoneタブレットプランの通信料金と、他のGoPhoneプラン、プリペイドiPadプランの料金を以下に比較します。
“AT&TプリペイドGoPhoneにタブレット専用データオンリープランが登場” の続きを読む
T-Mobile USのVoLTEがサンフランシスコと、サンフランシスコ湾東南側のフリーモント(Freemont)でも開始されたようです。
T-Mobile USのCEOのJohn Legere氏は昨日、ツィ一ターで以下のようなメッセージを流していましたが、本日(2014年6月6日)、実際にユーザーやメディアによって確認されています。
2014年5月22日からサービス開始されたT-Mobile USのVoLTEは、これで、少なくとも以下の6都市(地域)で開始されています。
● シアトル
● ダラス
● ニューヨークシティ
● シカゴ
● ヒューストン
● サンフランシスコとベイエリア
現在サポートされている端末は、
● Galaxy Note 3
● LG G Flex
● Galaxy Light
のみです。
Sprintと違って、いったん開始したら行動力の早いT-Mobile USは、ともかく安心して見ていられます。
2G GSM 1900MHzエリアのLTE化のアップデート情報は最近聞かないけど、どこまで進んでいるのかな?
【TmoNews】Legere teases VoLTE in SF, further sightings in Fremont, Cal – 2014年6月6日
【DroidLife】T-Mobile VoLTE is Live in San Francisco – 2014年6月6日
Bloomberg誌が本日遅くに報道した内容によると、
【Bloomberg】Sprint, T-Mobile Said Near Accord on Price, Termination Fee - 2014年6月4日
【CNBC】Sprint close to agreement on terms to buy T-Mobile -report - 2014年6月4日
Sprintの親会社のソフトバンクと、T-Mobile USの親会社のドイツテレコムは、SprintがT-Mobile USを買収する際の株価にほぼ同意したとのことです。Sprint/ソフトバンクはT-Mobile US株1株あたり$30台後半、ドイツテレコムは最低$40を要求していましたが、暫定的に同意した額は1株約$40弱(almost $40)と報道されており、ドイツテレコム側の主張が通った形になります。この額は、本日のニューヨーク証券市場の終値$34.28を約17%上回ります。
買収総額は約310億ドルになります。
また、Sprintはこのうち50%をT-Mobile US株主にキャッシュで、残りを新会社の株に交換することで合意したようです。
T-Mobile USにはこれとは別に約145億ドルの負債があり、55億ドルのキャッシュを保有しています。
これらを加えると、SprintのT-Mobile買収額は約400億ドルになり、Sprintは約245億ドル(約2兆5000億円)~300億ドル(約3兆円)の買収資金を必要とします。(約155億ドルは新株の発行。)
これが実現すると、ドイツテレコムは新会社の約15%株主となります。
まだ未決着の内容は
● 合併後の経営体制(現T-Mobile USのCEOのJohn Legere氏とその経営チームが新会社経営の主導権を持つ案が有力、と報道されています。)
● アメリカ規制当局の反対にあってこの買収が認可されなかった場合の違約金(Breakup Fee)の額(ドイツテレコムは30億ドルを要求し、ソフトバンクは10億ドルの支払いを容認しているようです。一部の報道では、10億ドルで合意済みとの報道もあります。)
のようです。
“SprintがT-Mobile USを買収する際の株価に、ソフトバンクとドイツテレコムがほぼ同意” の続きを読む
T-Mobile USは2014年5月22日から本社のあるシアトル地域でVoLTEサービスを開始しましたが、
T-Mobile USがシアトルでVoLTEを本日より開始 – 2014年5月23日
今週初めにはダラスとニューヨークシティ、そして、今日はシカゴとヒューストンでもVoLTEが開始されていることがユーザーからの報告でわかりました。
【TMoNews】VoLTE spotted in Chicago and Houston – 2014年6月4日
T-Mobile USのVoLTEサービスは現在
● Galaxy Note 3
● LG G Flex
● Galaxy Light
で対応されています。
上記対応スマホを持っていて、VoLTE対応地域に住んでいる人は、次のようにしてVoLTEを使っているかどうかがわかります:
● 通常、VoLTEを経由せずに音声通話を使うときは、キャリア信号表示が「2G/Edge(E)」や「3G/HSPA+(H+)」に変わりますが、VoLTEを使っているときはキャリア信号もLTEのままで変わりません。