アメリカのスターバックスが店内で無料携帯ワイヤレス充電を、サンフランシスコ地域を皮切りに全米展開。


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そういえば、ボストンでの試験運用からもう1年半経っているんですね。
コーヒー、無料WiFi、そして、無料充電? ・・・ スターバックスがボストンで試験運用開始 – 2012年11月5日

そのスタバ店内でのワイヤレス充電展開を、まずはサンフランシスコ/シリコンバレー地域で2014年全店舗展開、そして、2015年には全米の主要都市で展開する、というニュースが先ほど複数のメディアから相次いで流されました。最終的には全米で10万のPMAワイヤレス充電ステーションが設置されます。
【CNet】Starbucks to hook up wireless charging stations in shops – 2014年6月11日
【Engadget】Starbucks is rolling out wireless charging spots that you probably won’t use – 2014年6月11日
【The Seattle Times】Starbucks stores to offer wireless charging for smartphones – 2014年6月11日

ワイヤレス充電方式はボストンでの試験運用時と同じPMA方式。実際に全米導入が遅れた理由は、その後の追加テストが必要だったということのようです。
現在、PMA方式のワイヤレス充電を提供しているスマホは殆ど無く、PMA充電ケースを別途購入して使用することになります。
ただし、先週(2014年6月6日)発表されたAT&T Asus PadFone X はアメリカで初めてPMA方式のワイヤレス充電に対応しており、Sprintが発表したKyorcera Hydro VibeもPMA対応になっています。
Samsungは一部の機種に対し、既存のQiワイヤレス充電対応スマホのバックカバーをPMA対応に変更する、替えのバックカバーを提供しています。

一部のスターバックスのお店では、数量限定で下の写真のような充電リングを無料で貸してくれるようです。(それとも、有料で売ってんのかな?)

スターバックスにとっては、PMA方式でユーザーIDとインテグレートできることが、PMAを選んだ理由のようです。店舗システムに統合することにより、「どの客が、どのテーブルで、どのくらいの時間、充電しているか/充電したか」のリアルタイム状況を知ったり、記録することが出来ます。例えば、客が長時間にわたって携帯を充電しているのに、その間、注文をしていない場合、クーポンを携帯の画面に送信して購買を促進する・・・というようなことも、理論的に出来るということです。

スターバックスが全米でPMAワイヤレス充電ステーションを設置することにより、PMA方式に対応するスマホがこれから増えてくると見られます。

現在、PMAワイヤレス充電ステーションを提供しているスターバックスの店のリストは、以下のページの一番下の地図から探せます。
今日現在のところは、サンホセとボストン地域だけですね。
【Duracell Powermat】where-can-i-recharge/starbucks/




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「アメリカのスターバックスが店内で無料携帯ワイヤレス充電を、サンフランシスコ地域を皮切りに全米展開。」への1件のフィードバック

  1. 確か同じようなものを、オランダのスキポール国際空港で見たような気がします。トランジットだったので、かなり助かりました。本体がかなり熱くなったような。
     日本の航空会社の国際便では、エコノミーでも座席にUSB充電ポートがあるので電源切れなどを気にしなくて良いのですが、私の使った飛行機では無く、充電切れの危機でした。
     コーヒーとワッフル(+クリーム)食べながら、過ごすのもありですね。

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