SMSで現在地を教えてくれるi-gotU GPS Tracker GT-1800


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目次:
GPS Tracker、i-gotU GPS Tracker GT-1800説明・・・このページ
本体の使用準備・・・このページ
GPS Tracker(Track Manager)ソフトのインストール・・・ページ 2
本体の設定 (ハードウェア・パラメータ設定)・・・ページ 3
現在地報告SMSメッセージを受ける・・・ページ 4
その他の機能・・・ページ 5
Track Managerソフトウェアで経路を表示・・・ページ 6
感想・・・ページ 6


 

以前に「自分が移動した経路を記録するGPSロガー、i-gotU GT-600」
GPSロガー(Logger)が、面白い : i-gotU GT-600 – 2011年6月8日
を紹介しました。
これは、自分が持ち歩いて、その経路をGPSロガーに自動的かつ連続的に記録させ、帰宅後にPCにGPSロガーを接続してデータをダウンロードして、歩いたり車や自転車で移動した経路をPCに表示させる道具でした。
i-gotU GT-600では、外部からリアルタイムでその位置を知る方法はありませんでした。

このGPSロガーに2G GSM通信機能が付いて、移動している最中に現在地を定期的に、登録した電話番号にSMS(テキストメッセージ)で通報してくれる装置、i-gotU GPS Tracker GT-1800 を入手し、使ってみました。

 


 

つまり、「これは自分が持って歩く」というよりは、家族(子供やお年寄り)に持たせたり、車・バイクなどに搭載して、自宅などからその移動をリアルタイムにモニターするのに適しています。

位置の測定は、GPS衛星からのGPS信号の他に、携帯電波の基地局の位置を報告する機能も付いており、建物の中でGPS衛星の電波が受信できない場所でも、携帯電波さえ受信できれば、その大体の位置を報告できます。

なお、登山などの遭難の可能性のある場合に緊急用として持ち歩く場合は、携帯電波の届かないところではその位置を外部に報告(送信)できないので、使用目的は達成できませんので、注意してください。

SMSで定期的に通報するには、携帯会社に加入して有効なSIMが必要です。
報告の手段としては、SMSテキストメッセージの他に、2Gパケット通信(GPRS)に加入していれば、APNとGPS Tracker登録メールアドレスを入力すれば、GPS Trackerのウェブで位置報告を送信することも可能です。ただし、通常、パケット通信は料金が追加でかかりますので、経済的にはお勧めしません。
このGPSトラッカーに使用するSIMの契約は、「通話はできるだけ最低分数、SMS(テキストメッセージ)は使い放題」契約をお勧めします。

備考:SIMを挿入しない場合は、本体の「Error」LEDが赤く点灯しますが、「GPSロガー」としては機能します。リアルタイムで位置通知はできませんが、持ち帰った後にPCに繋げば、外出中の位置データの情報をGT-1800からPCへダウンロードすることは可能です。
未開通SIM、解約済みSIMや、テストSIMを挿入した場合も、同じです。
また、プリペイドSIMを使用していて、外出中にプリペイド残高が無くなってGT-1800からのSMS送信が出来なくなった場合も、同じようにその後もGPS位置情報は引き続きGT-1800内部に保存され、持ち帰った後にPCに繋げば、SMS送信が出来なくなった後のGPS位置データも、前のGPS位置データも、PCへダウンロードすることが可能です。

 

また、この種の通信装置では良くあることですが、装置は2G GSM通信モードにしか対応していません。
したがって、この装置は2G GSM通信事業者の存在しない日本と韓国では使用できません。

さらに、装置はデュアルバンドGSM周波数(2周波数)しか対応しておらず、使用する国によって、その国で対応しているモデルを選んで購入しないといけません。
モデルは2つあり、
● i-gotU GPS Tracker モデル番号 GT-1800A・・・対応2G GSM周波数 900MHz/1800MHz (北米・中南米以外)
● i-gotU GPS Tracker モデル番号 GT-1800B・・・対応2G GSM周波数 850MHz/1900MHz (北米・中南米・・・アメリカ・カナダ・メキシコ・カリブ海諸島・中南米など)
必ずお使いの国での2G GSM周波数を調べて、それに対応するモデルを購入してください。

この装置はいろいろ便利な点があるものの、アメリカではなぜか広く発売されておらず、Amazon.comでも扱っておらず、海外(米国以外)ガジェットの輸入オンライン販売のExpansysのアメリカ・サイトで注文するしかありませんでした。(メーカー本社は、台湾の会社、Mobile Action Technology社です。)
Expansys USA - Mobile Action i-gotU GPS Tracker GT-1800B $169.99

なお、「GT-1800AW」と「GT-1800BW」の、モデル番号の後ろに「W」が付いたモデルは、製品そのものは同じもので、それに「5年間のウェブでのMobile Action社の位置追跡サービス」が追加$100で付いたものです。普通は必要無いでしょう。

また、装置の大きさは69.8mm x 48.5mm x 19.8 mmで、重さは71gです。

本体の内臓メモリーは16MB(i-gotU GT-600は64MBでした)で、途中位置の記録用にマイクロSDを挿入するスロットが別にあります。

 
 

パッケージには、GT-1800本体、バッテリー、USBケーブル、そして、ソフトウェアとユーザーマニュアルのCDが含まれています。

 


 
 

■本体の使用準備

まずは本体の裏蓋を開けて、(裏蓋はネジで固定されています。スクリュードライバー、または、コインのふちで外すことができます。)・・・

 

有効なGSM通信のできるSIMを挿入し、(SIMを挿入するときに、SIMを動かすスペースの余裕が無く、最初はなかなか簡単に挿入できないので、注意してください。)

 

バッテリーを挿入して、裏蓋をスライドして閉め、ネジを締めます。

 

電源は、側面の電源ボタンを2秒以上押します。そうすると、本体左下側のLEDが点滅します。
Power:緑色に点滅(5秒毎)・・・電源オン。
GSM:オレンジ色に点滅・・・GSM接続中。
GPS:青色に点滅・・・GPS稼働中。
Error:通常は点灯しない。赤色に点灯しているときは、異常。

 
 



――<●>――
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「SMSで現在地を教えてくれるi-gotU GPS Tracker GT-1800」への4件のフィードバック

  1. こんにちは。
    管理人さんがGPSにお詳しいようなので 質問します。ロガーに語りかけたりロガーが喋りだす発想にたったとき
    MotionX GPS 利用は可能でしょうか?目的地誘導のナビゲーション利用というよりはハイキングでのお花畑ポイント
    の記録に使いたいのです、具体的にはキノコ狩や、ビックトロール(海上なので問題があるカモ)での事後の軌跡解析にiphone利用は音声にもデータ処理にもできそうなのですが。
    こちらのブログに感化されてiphoneはワールドウイング対応させています。アイデアがあればお力添えお願いします。

    管理人 返信:

    MotionX GPS(カーナビアプリの「MotionX GPS Drive」ではない・・・)には、外部の別の携帯に反応する機能はありませんね。

    通常、外部の別の携帯が、あるiPhoneなどの位置を知るには、InstaMapper社の「GPS Tracker」などのそれ用のアプリがあって、定期的(何秒・何分かおきに)にInstamapperのウェブサイトに位置を表示するので、それを他のPCなどから見ることは出来ますね。
    しかし、これは、MobileMe(iCloud)の「Find iPhone」と同じ機能ですね。
    しかも、InstaMapperの「GPS Tracker」は、本人がそのアプリを起動していないと、位置がわかりません。「Find iPhone」はMobileMe(iCloud)のアカウントさえ設定しておけば、アプリを起動しなくともiPhoneの位置がわかるので、InstaMapperの「GPS Tracker」よりも使いやすいと思います。

    話が遠回りしましたが、「ハイキングでのお花畑ポイントの記録に使いたい」というような使い方は、いくつかあると思いますが・・・

    方法1.もっとも、原始的で簡単な方法は、「訪問した場所で、iPhoneやスマートフォンを使って、写真を撮る。」です。
    iPhone/スマーフォンで撮った写真にはジオタグが付いているので、写真を撮った緯度・経度・時刻が写真ファイルに保存されています。
    撮った写真を、iPhoneの場合は無料アプリの「Koredoko」(たぶん、まだ無料だと思う)で表示すれば、地図上で写真の位置・緯度経度・住所・撮影日時が判ります。
    これで、訪問地の記録にはなります。
    同じような目的には、Evernoteも使えます。

    この方法の問題は、「訪問経路は記録できない。」・・・記録は、「点」だけの記録になることです。
    また、たとえば企業への訪問時など、到着時に写真を撮り、済んだら写真を撮る(そのときの写真は、実は、何でも良い。ピンボケの、床の写真でも構わない。目的は、日時と緯度・経度を記録するだけなので・・・)なのですが、時として忘れることが多い、そして、状況によってはそのときに写真を撮りにくい場合がある、と言うのが問題点です。

    方法2.
    iPhoneを含むスマートフォンのGPSロガーアプリを使う方法。
    方法1.で初めに記録を取ろうとしたのですが、会議の前や後に写真を撮ることを忘れることが多く、スマフォのアプリが役に立つのではないかと思い、現実に私も「MotionX GPS」を含むいくつものGPSロガー・アプリをダウンロードしてインストールして使ってみましたが・・・
    欠点は、
    (1)自分でそのアプリを起動しないと、記録が始まらない。記録開始を忘れることがある。
    (2)スマフォは外出中は他の目的にも使うので、間違ってスマフォ操作中にGPSロガーアプリを止めたり、メニューをいじって、自分が気が付かないうちに記録を停止していることがある。
    (3)スマフォを色々な使い方をしていると、一日バッテリーが持たないことがあり、その日のおしまいのほうの記録が取れないことがある。
    ということがあり、結局、うまく使いきれませんでした。

    方法3.
    GPSロガー専用機を使う。
    方法1⇒方法2と変遷したあと、「1日朝から晩まで放置しておいても、自動的に位置の記録をしてくれるものは他にないか・・・」と思い、ネットを探して、i-gotU GT-600に出会いました。
    https://blogfromamerica.com/wp/?p=3196
    これだと、「他のアプリや携帯をいじっている間に、GPSロガーアプリを止めてしまう」危険は無く、しかも、小さいのでポケットやかばんに入れたり、仕事で使う場合は紐で首に吊るしてシャツの下に隠しておけます。
    室内に長く居るとGPS電波が届かないので、スリープ状態に入り、その後外へ出ても記録が再開されないことがあるようなので(設定の問題かもしれないが・・・)、時々、電源が入っているかどうかの確認は必要ですが、それ以外は何も気にせず、数日間(3-5日)は放置しておいてもGPS位置を記録し続けてくれます。
    これは、万歩計を朝起きたときに腰に付け、夜まで放置しておくのと同じような感覚で、朝起きたらi-gotU GT-600をポケットに入れて、一日の行動の記録が出来ます。

    なお、このページで紹介しているi-gotU GT-1800は、家族などに持たせたり、家族の運転する車に入れておいて、自分が家族や家族の車の位置を知るの目的用で、自分の行動の記録用は主目的ではないです。(自分の行動記録にも使えますが・・・)

    結論:
    方法3.のGPSロガーをポケットやかばんに一日中入れておき、必要に応じて方法1.でiPhone/アンドロイドなどでジオタグ付きの写真を撮るのが、一番良い方法だと思い、自分はそれを実践しています。

    +81 返信:

    了解です、やはり日々の積み重ねというかコメントを何度も読み返してみてジオポイントの積み重ねなのかなと。スントとかガーミンの日本語化の風潮にどこか横着な思いが伝わってしまったかなと。ios5になって俄然便利にはなりましたがiphoneひとつで決まりというものでもなさそうです。
    ダブルコール,恐縮でした。

    ドコモがソフトバンクの向こうを張って地味にキャンペーンを打っているのでこの機にエバノートというほどドコモ陣営の端末群に(BBを除いて)魅力を感じませんがクラウド利用も視野に工夫してみることにします。

    お応えありがとうございました。

    管理人 返信:

    あと、書くのを忘れましたが、・・・

    Evernoteは写真だけでなく、音声記録(録音)もたぶんジオタグ付きで保存できるのではないですか?

    自分はEvernoteはダウンロードはしたものも、日常的には使っていないので、確実な情報ではありませんが・・・
    Evernoteは、訪問したときにその場での感想や、他の人との会話の内容を記録して、それを「位置の点情報」と結びつけて保存は出来ると思います。

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