iPadで試験を実施できるアプリが、まもなくリリースされる
ソフト開発会社ExamSoft Worldwideは、iPad用の「試験実施」アプリ、SofTest-Mをまもなくリリースします。
No online cheating? SofTest-M offers schools a unique way to give tests using iPads – 2013年3月27日
このアプリを使用して試験実施中には、ブラウザーや他のアプリなどをインターネット接続を通して使用することが出来ないように設計されています。このため、受験者は試験中にネットで解答やヒントをググったり、試験前に自宅でiPadメモリーに用意保存したメモ(カンニングペーパー?)などを開いたり、出来ません。
したがって、カンニング・フリーでiPadで試験を実施できるのが、特徴です。
また、アプリ内に電卓が付いていたり、試験の残り時間の表示も出来ます。自分だけの時間タイマー(たとえば、残り時間が15分になったらタイマーが点滅する、とか。)も設定できます。
受験者は試験問題の中で自分の回答が不安な問題はあとで時間があったらもう一度見直すように、フラッグを付けておくことも出来ます。
同社は既に同様の「試験実施ソフト」を、デスクトップコンピュータやラップトップコンピュータ用に開発しています。
同社は2013年4月2日(アメリカ時間)にオンラインセミナー(Webinar)を開催し、商品の特徴を説明する予定です。既にこのアプリはオハイオ州立大学医学部大学院で、システム評価と効果調査のために使用されています。
このアプリは、まもなくAppStoreからダウンロードできるようになる予定です。
アメリカの大学生・大学院生はWiFi版のタブレット、特にiPadを所有して授業に参加することが多くなりました。カリフォルニア大学アーバイン校医学部大学院では2010年秋の入学生から新入生全員にiPadを配布し、iMedEdプログラムと称して授業のカリキュラムをiPadを使用して授業を行っています。
そして、iPad第一期生は卒業を前に、他の医学部大学院の学生よりも23%も資格試験の成績が良い、という結果発表がされています。
UC Irvine says Apple’s iPad helped students score 23% higher on exams – 2013年2月11日
このようにiPadを使用する学生が増えてきたことから、ExamSoft Worldwideはこのアプリの開発開始を昨年夏に発表し、まもなくリリースするものです。そしてこのアプリのように、キャンパス内のWiFi環境下でカンニング無しに試験が実施できるように、セキュリティーに注意したアプリが必要とされるものです。