Bluetoothで制御できる電球が特許申請されました。
先日、WiFiで電源オン/オフ制御できるコンセントを試して、ブログを書きました。
iPhoneからWiFiで制御する電源スィッチ、Belkin WeMoを使ってみた。 – 2012年8月13日
しかし、家の中でオン/オフ制御したい装置のほとんどは電球であり、それらは壁スイッチだったり、電灯に付いた「吊り紐スイッチ」だったりするため、こんな便利な電源オン/オフコンセントも、使えませんよ~・・・という話もしました。
そして、まだ詳しく紹介していませんが、日本以外ではZ-WaveとZigBeeがホームオートメーションの標準として採用されつつある、というお話もしました。
Z-WaveやZigBeeのホームオートメーションシステムでは、壁スイッチをZ-Wave/ZigBee無線通信対応の壁スイッチに取り替えることにより、壁スイッチにつながった電球を遠隔からオン/オフ制御したり、タイマー設定することができます。
また、いつか紹介する予定ですが、Z-WaveやZigBeeに対応していないスタンドアローンのタイマー機能付きの壁スイッチもあります。
これらは、既存の壁スイッチを新しい高度な機能や通信機能を持った壁スイッチに取り替える必要があります。(大体、DIYでできますが・・・)
そんな中、「電球自体にリモート制御やタイマー機能を付けてやろう」という特許が申請されました。
それが、「Bluetoothで制御できる電球」です。
Bluetooth Bulb lets you switch on, time, dim and color your lighting from your phone – 2012年8月19日
このLED電球はBluetooth 4.0対応で、
iPhone/スマートフォンのアプリから家庭内の複数の電球をオン/オフ制御できます。
さらに、明るさも調整でき、
かつ、RGB 3色LED電球モデルでは色の調整も可能です。
Bluetooth 4.0では、50メートル以内のBluetoothネットワークが可能です。
現在のところBluetooth 4.0対応端末は、新iPad(iPad3)、Mac Mini、Macbook Air、Samsung Galaxy S III、Droid RAZRが対応しています。
もちろん、LED電球ですから節電効果もあります。(電力消費量3W、5W、7Wモデル)
デモビデオは、以下のページで観られます。
Bluetooth Bulb ホームページ
Belkin WeMoと同じく統合されたホームオートメーションシステムは不要で、それぞれのBluetooth電球がスタンドアローンでコントロールできるので、メインテも、追加/移動も、簡単です。
さらに、制御部分と電球部分とは別々の設計になっており、電球が「切れた」時には、電球部分だけが取り替えられるようになっているそうです。(LED電球って、「切れる」の?)
まだ特許申請段階で、大量生産のための資金調達段階ですが、資金調達に成功すれば2ヶ月以内に販売できると、ホームページでは記載されています。