2016年4月22日正午、デンバー国際空港と、デンバーダウンタウンのユニオンステーション駅を結ぶ電車が開通しました。
ちなみに、この電車は分類では「電車・鉄道」「通勤電車」「Commuter Rail」になります。
これまでデンバー市内と、市の南側、および、西側に延びていた電車は「Light Rail」つまり「路面電車」「新型路面電車」でしたが、ダウンタウンと空港間の電車は「鉄道」です。
Light Rail(路面電車)とCommuter Rail(鉄道)の違いは、電車に電力を供給する架線の電圧です。デンバーではLight Railは750V直流、Commuter Railは2万5000V交流(60Hz)を採用しています。今後デンバー地域内で電車システムはさらに拡張されますが、この夏(2016年夏)に開通予定のダウンタウンから北西へのWestminsterまでの延長と、将来のWestminsterからBoulder/Longmontまでの更なる延長は「Commuter Rail、鉄道・電車」、現在建築中のデンバー東側(正確にはオーロラ市内、Aurora)の南北縦断路線は「Light Rail、路面電車」システムが使われます。
この電車の開通日と翌日は特別に市内全電車が無料になりますが、2016年4月24日より通常の運用となります。
また、これに伴い
1.これまでデンバー国際空港とデンバーダウンタウンを結んでいた公共バス、RTD「AF」および「AS」路線が廃止されます。
2.デンバー国際空港とボルダー、および、テックセンター(デンバー南)方面へのバス「AB」および「AT」の「途中」路線が変更されます。
3.空港バスの発着場が、電車と同じく1階のTransit Centerに変更になります。
これまで空港バスを利用していた方、および、当ブログの古い情報を読んだ方は、ご注意願います。
“デンバー国際空港 ⇔ デンバーダウンタウン間、RTD電車(「A」ライン)の乗り方” の続きを読む