つい数日前、突然(?)紹介したT-Mobile USのMVNOのUltra Mobileですが、
Ultra Mobile(T-Mobile USのMVNO)のSIMアクティベートの仕方。 – 2014年6月28日
今月初め(2014年7月1日)よりいくつかの変更がありました。
■ その第一は、データ通信がLTEまで可能となったことです。
T-Mobile US回線を使用したプリペイド携帯用通信プランでは、これまで
● T-Mobile US プリペイド
● Net10 および StraightTalk および SimpleTalk (Tracfoneグループ)
だけでLTE接続できましたが、この2つのプリペイド通信グループ以外でT-Mobile USがLTE接続を許可するのは、Ultra Mobileが初めてです。
Ultra Mobileは2012年にサービスが開始され、多くの国への国際電話(発信)を無料、または、無料に近くしている(1000分まで無料)のが特徴です。
アクチの方法は特にZIP SIM(旧Ready SIM)のように簡単ではなく、他のアメリカのプリペイドSIMカードのアクチと手順は殆ど同じです。
SIMは独立系ディーラーを通して販売されているほか、自社のウェブページでも販売しています。(当サイトでも代行可能です。)一般の小売チェーン店では販売していません。
Ultra MobileはT-Mobile USの回線を使用しているので、このサービスでLTE接続の受益を受けたければ、LTE Band 4(AWSバンド)に対応した端末(iPhone 5s/5cやNexus 5、Moto X/G 4G、など)が必要です。
新規契約者(新SIMアクティベーション)は即、既存の加入者は次回の「月プラン更新」からLTE接続が可能になります。
ZIP SIM(旧Ready SIM)など他のT-Mobile USのMVNOも、LTEが接続可能になれば「すぐに実行したい」と既に1年以上前に表明していますので、これらのT-Mobile US MVNOでLTE接続出来るのも近いと思います。
“Ultra Mobile(T-Mobile USのMVNO)が2014年7月1日からLTE対応、40ヵ国へは国際電話料金を(1000分を超えても)無料に。” の続きを読む
T-Mobile USのMVNOのUltra MobileのSIMアクティベートの手順を、書きます。
Ultra MobileはT-Mobile USのMVNOで、3G/HSPA+/DC-HSDPA(2014年7月1日から、LTE追加)までのデータ接続が可能です。その点はReady SIMを含み、他のT-Mobile USのMVNOと同じです。
T-Mobile USは、
● 4G LTE AWS (Band 4)
● 3G/HSPA+/DC-HSDPA AWS (Band 4)
● 3G/HSPA+ 1900MHz (Band 2)
● 2G GSM 1900MHz
の電波を使用しています。これらの周波数に対応する携帯本体が必要です。Ultra Mobileのサービスでは、LTE接続は出来ません。
データ通信は
● 月$19で、3G/HSPA+(4G)/LTEは100MBまで。超過分は$2.50で50 200MB、$5.00で250 500MB、$10で500MB 1GB。
● 月$29で、3G/HSPA+(4G)/LTEは250MBまで。超過分は$2.50で50 200MB、$5.00で250 500MB、$10で500MB 1GB。
● 月$39で、3G/HSPA+(4G)/LTEは500MBまで、超過分は128Kbpsの速度で使い放題。高速データ通信の追加は、$10.00で500MB 1GB。
● 月$49で、3G/HSPA+(4G)/LTEは1GBまで、超過分は128Kbpsの速度で使い放題。高速データ通信の追加は、$10.00で500MB 1GB。
と比較的少ない(月の通信料金を考えれば、そんなもの?)ですが、月$39と$49プランは容量を超えた後は128Kbpsの速度で使い放題になります。また、それぞれ3G/HSPA+(4G)/LTEの高速スピードデータ通信を有料で追加することも可能です。
テザリングは、テザリングAPNを、通常APNと同じ値を入力して、可能です。
Ultra Mobileの最大の特徴は、「国際電話が基本料金に入っている」ということです。特に、月$29以上のプランでは、毎月最初の1000分までは無料です。(ただし、日本の携帯電話へは対象外です。)特に、中国・香港へは月1000分まで固定・携帯とも無料、その後は1分当たり$0.01という超格安なので、中国人利用者は多く、カスタマーサービスも中国語が用意されています。また、MVNOですが、国際電話は直接ダイアルが出来ます。(アメリカ国内のアクセスポイントに接続してから相手の電話番号を入力する必要が、ありません。)
特に当サイトでお勧めしているプリペイドSIMではありませんが、国際電話を安く、かつ、アクセスポイント経由ではなく、直接ダイアルで電話したい方には、一考の価値があるかもしれません。
Ultra Mobileは使い捨てというよりは、数ヶ月以上継続して使う場合に適しています。
Ultra MobileのSIMアクティベートの仕方は
■ 1.自分で、Ultra Mobile(Ultra.Me)のウェブサイトで行う
■ 2.自分で、Ultra Mobileのカスタマーサービスに電話して行う
■ 3.Ultra Mobileの代理店を捜し、その店でアクティベートして貰う
の3通りがあります。
なお、この記事の最後のほうには、
■■■ ltra Mobile国際電話の仕方U
■■■ Ultra Mobile Voice Mailのアクセスの仕方
■■■ 携帯から残高照会、トップアップをする方法
■■■ Ultra MobileのSIMの有効期限
■■■ オンライン・アカウント管理画面の簡単な説明
を書きます。翌月の料金や追加高速データ通信・追加国際電話料金をトップアップする場合に、オンラインで可能です。
以下、詳細な手順です。
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