先にアップルがiPhone 5の店内修理を開始し、新品(整備品)との交換を減らそうとしているニュースは、この夏に取り上げました。
米アップル・ストアが、店内でiPhoneフロント・ガラスの修理サービスを開始 – 2013年6月6日
アップルは、これを間もなくiPhone 5c/5sにも適用すると、9to5macはレポートしています。
【9to5mac】Apple Stores to soon offer iPhone 5s & 5c screen replacements, other repairs – 2013年11月6日
これによると、割れたスクリーンの交換は$149、通常、30分から1時間で交換作業が終了します。その他、音声ボリュームボタン、背面カメラ、スピーカー、バイブ・モーターなどが店内で交換可能になる予定です。iPhone 5cのホームボタンも店内交換可能になります。iPhone 5sのTouch IDボタンは、店内では修理出来ないようです。
AppleCare保証加入者は、「製造元責任による不良部品」の交換は無料となります。
非加入者の消耗品交換、たとえばバッテリー交換は、$79となります。iPhone 5cホームボタンの交換は$29です。
アップルはこの夏よりiPhone 5の一部部品の店内交換を始めていますが、これは、アップル社の利益率を上げる目的もあります。もちろん、ユーザーにとっては、修理することにより、(本体を交換した場合に必要な)データの復元が不要となります。
一部の店舗にはスクリーン交換後に新しいスクリーンをカリブレーションする装置や、修理マニュアルなどの導入が始まっているようです。
アメリカ国内で店内修理が安定導入されたあと、この方針はアメリカ国外のアップルストアでも導入される予定です。
3週間ほど前に以下の「噂」記事を紹介しましたが、
えっ?アップルが保証期間内の故障iPhone/iPad/iPod Touchの店内本体交換を、廃止!? – 2013年5月15日
この「交換よりも、修理優先」へのアップルの方針転換を裏付けるかのように、アメリカのアップル・ストアはiPhoneのフロントガラスの修理サービスを2013年6月初めより開始したようです。
フロントガラスの交換修理はAppleCare+ $99の加入者は「自己負担分」の$50、非加入者はiPhone 5のフロントガラス修理代は$149。修理に掛かる時間は約10分だそうです。
アップルストアのフロントガラス有料修理参入により、これまでフロントガラス修理代に$174.99をチャージしていたサードパーティー修理業者のQuick iFixは、修理代を$139.99に値下げしました。
Apple to charge $149 for in-store iPhone 5 glass repair — report – 2013年6月4日
Apple stores offer iPhone 5 repairs for $149 – 2013年6月5日
アップルはこれまでiPhone 4/4S/5のフロントガラスの修理を拒否し、フロントガラスが割れたユーザーに対しては有償($229)での新品(整備品)との交換だけが、アップルストアでの対応でした。(iPhone 3/3Gsのフロントガラス修理は、これまでもアップルストアで可能だったようです。)
アップルストアが修理を開始したことにより、フロントガラスが割れたユーザーは、以前より安く、ガラスだけの有償交換だけで済むことになります。
いずれにせよ、アップルストアがiPhone等の店内修理を増やしていることは、最初に紹介した記事の裏付けともいえる事実です。
噂どおり、2013年秋までにはアメリカのアップルストアで、故障した保障期間中のiPhone、iPod Touchなどの「交換」はされず、「修理優先」に成るかもしれません。噂の予定では、7月にはカメラやスリープ・ボタン、更にはロジックボードまで店内で部品交換が出来るようになる予定です。
米国内アップルストアで修理手順を確立した後、その手順は米国外のアップルストアでも採用されえる予定です。
アップルは店内修理によって、経費を年間10億ドル減らす予定だそうです。(つまり、利益が10億ドル増えると言うことです。)
CEOがTim Cook氏に変わって利益が減り、株価が下がっているアップルが、利益を上げて株価を上げようとする努力の一つでしょう。
テキサス州Grapevineに本社を置き、アメリカを含め、カナダ・ヨーロッパ・オーストラリアなどに6700店以上のゲームソフト・ハード販売ショップを展開しているGamestop
Gamestop ホームページ
は、中古ゲーム機や中古iPhone/iPod Touch/iPadの販売と、買い取りも行っています。
各店内でも常時、最低在庫は持っているようでした。(筆者の住んでいる市内のGamestop店では、どのモデルも白黒、最低1台ずつは常時、在庫している、と言っていました。)
Gamestop オンライン中古iPhone、iPod、iPad販売ページ
店舗で買っても、オンラインと値段は一緒。
つまり、各モデルの値段は全米で統一されており、中古の本体の状態によって値段が変わる、と言うシステムでは無いようです。
そして、状態も外見はかなり美品です。有る程度のレベルに達しない中古商品は、販売していない・・・と言うように見受けられました。
このブログのある読者の3ヶ月アメリカ滞在のためにこのGamestopでiPhone 3Gsを代行購入し、Net10 の使い放題SIMで使ってもらおうと思ったのですが、これが失敗!
電池残量が50~60%位のところからの電池減速度が、異常に速いのです。
中古ですから、前の使用者の使い方によってはバッテリーが疲労している、と思われます。
読者には筆者のiPhone 3Gsを交換で使ってもらって、Gamestopで購入した中古iPhone 3Gsは返してもらうことにしました。
購入したGamestopの店に持って行って交換してもらうことも可能だったのですが、せっかくなので、自分で電池交換をしてみることにしました。
交換の電池は
http://www.ifixit.com/
から購入しました。
このサイトは、修理マニュアルやビデオ(YouTube)がしっかりそろっていて、購入する前に自分で出来そうかどうか、確認できます。
“iPhone 3Gsのバッテリーを取替えてみました。” の続きを読む