バックアップしたSAM Unlock TicketをiPhoneに戻して、対応SIMで使用する方法
SAM/SAMPrefsによるSIMアンロック手順は、アップルがアクチベーションサーバーのバグを修正した為、日本時間の2012年4月27日午前8~10時頃から使えなくなりました。
脱獄アプリ「SAMPrefs」による全iPhone(全バージョン)のSIMロック解除 – 2012年4月23日
しかし、その前にSAMアンロックを済ませ、その使用するSIMに対して Unlock Ticket (/var/root/Library/Lockdown/ フォルダー内に保存されている全てのファイル)を
● redsn0w 0.9.10b8b
● 脱獄アプリiFile(iPhone用)
● iExplorer(PC/Mac用)
などでバックアップしている場合、そのバックアップファイルをiPhoneに戻す(復元する)ことによって、iPhoneのiOSをアップグレードしない限り、将来いつでも再度このSIMをiPhoneに挿入して、通信が使えます。
※ Unlock Ticket (ファイル)は、同じiPhone機種(モデル)で、同じiOSバージョンであれば、違う本体へ復元しても、そのSIMを使えるようですが、今のところ筆者もそこまでは試していません。この記事を書いた後に、いくつかのiPhone 4/3Gsモデル間でファイルを復元して、試してみたいと思います。そして、その結果は、このページに追記します。
● ソフトバンクiPhone 4/iOS 5.0.1で作成したT-Mobile USAのUnlock Ticketを、AT&T iPhone 3Gs/iOS 5.0.1にコピーしてT-Mobile USAのSIMで起動してみましたが、ダメでした。つまり、機種モデルが違うと、コピーしてもダメですね。 機種モデルが同じで、iOSのバージョンが違う場合は、どうなんでしょうか? (iPhone本体のシリアル番号、UDID、と使用したSIMのIMSIがマッチすれば、iOSバージョンが違っても良いようです。 ) |
さて、筆者としてはredsn0wがさっさとアップグレードしてくれて、「SAM リストア(復元)」オプションを追加してくれるのを待っている(その方が記事の説明が、簡単になるだろうから・・・)のですが、どうも、すぐには出て来そうにないですね。
仕方ないので、面倒な手順を以下に書きます。
ここで使う道具(アプリ)ですが、iFile現在、シェアウェアになっており、試用期間を超えると、Cydiaで$4.00払わないと継続利用が出来ません。
そこで、ここでは無料アプリのPC/Mac用iExplorerを使う方法を書きます。
iFileのほうがいろいろな意味で便利(Unlock TicketファイルをiPhoneの一時フォルダーに保存しておき、iPhone内でファイルを移動できる)だとは思いますが、ご了承ください。
この記事で基本的な方法を学んだ後は、iFileを使う/iFileとDropBoxを使う、など、ご自分で色々で便利な方法を考案して使ってください。
追記:
SAMのunlock ticketバックアップ/復元の為の簡単アプリ(無料)が、Cydiaでダウンロードできるようになったようです。
アプリ名はCookieで、BigBoss レポジトリーからダウンロードできるようです。
脱獄アプリ「SAMPrefs」による全iPhone(全バージョン)のSIMロック解除 – 2012年4月29日
★ 手順目次:
■ 準備: iExplorerをダウンロードし、インストールする
■ Unlock Ticketバックアップファイルを解凍する
■ iExplorerを実行して、unlock ticketをPC/MacからiPhoneへコピーする
■ 使用するSIMを挿入し、iPhoneの電源をオフ⇒オンする
■ 準備: iExplorerをダウンロードし、インストールする
iExplorer ダウンロードページ
にアクセスし、Mac版またはWin版の「DOWNLOAD」ボタンをクリックして、iExplorerソフトをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを実行し、iExplorerをインストールします。
■ Unlock Ticketバックアップファイルを解凍する
redsn0w 0.9.10b8bのプログラムフォルダーに保存されたUnlock Ticketファイル(ZIP圧縮ファイル)を、(複数ある場合は)それぞれ別々のフォルダーに解凍します。
■ iExplorerを実行して、unlock ticketをPC/MacからiPhoneへコピーする
iPhoneを、USBケーブルに繋げて、PC/Macに繋げます。
iExplorerを実行します。
フォルダー・ツリーを開いて、iPhone内の/var/root/Library/Lockdown/ をハイライトします。
別途、先ほどのPC/Macのハードディスク上、これから使うSIM用のUnlock Ticketファイルを解凍したフォルダー内の、var/root/Library/Lockdown/ フォルダーをハイライトします
PC/Macの解凍したフォルダーの var/root/Library/Lockdown/フォルダー内のファイルとサブフォルダー全てをハイライト(選択)します。
PC/Macフォルダーから、iExplorer内の/var/root/Library/Lockdown/フォルダーにドラッグします。
警告メッセージに「OK」をクリックします。
続いて、ファイルごとに上書き警告メッセージが出ますが、全て「OK」をクリックします。
(「OK」の位置が途中で左右移動しますので、注意してください。ゆっくり画面を見ながら、「OK」をクリックしてください。
もし間違えて「Cancel」を一度でもクリックしたら、ワンステップ戻って、もう一度PC/Macの全ファイルをiExplorerフォルダーにドラッグするところから繰り返してください。)
保存されているファイル数によって違いますが、約20ファイル(20回)、「OK」をクリックします。
PC/MacからiPhoneへの上書きコピーが終了します。
iPhoneを、USBケーブルから外します。
■ 使用するSIMを挿入し、iPhoneの電源をオフ⇒オンする
復元したUnlock Ticketファイルに対応したSIMを、iPhoneに挿入します。
電源をオフにします。
電源をオンにします。
画面左上の電波信号のところが「検索中(Searching…)」と表示され、・・・
キャリアの表示に変わります。
これで、電波を掴み、通信が可能になります。
いつもとても参考にさせていただいております。
インド駐在中の4WD-iと申します。
ソフトバンクiPhone4で
SAMアンロック成功、
redsn0wでアンロックチケット保存を
しました。
その後、iOS4.3.3⇒5.0.1の作業で
どつぼにはまり、
その間にAppleによる対策実施。
その後5.0.1化に成功しましたが、
この状況でチケットを
書き換えることによって
再度アンロックは
可能になるのでしょうか?
現在ベースバンド4.10.1を保持して
Gevey ULTRAとfurious modで
Vodafone IndiaのSIMを
普通に使えていますが、
やはりバッテリーのもちを考えると
Gevey無しで使いたいと思っております。
お忙しいところお手数ですが、
ご教示のほど、
よろしくお願いいたします。
管理人 返信:
2012年5月2日 12:41 PM
同じiPhone本体と、同じSIMの組み合わせであれば、Unlock Ticketが使える、と書いてある記事はありますね。
私なら、
1.今、Geveyで使っている状態で、redsn0wでファイルをバックアップする。(最悪の場合、これをiPhoneに戻せば、Gevey+現行SIMで使える、という理由。このファイルが無くともGeveyで使えるように戻すことは出来るだろうが、このファイルがあったほうがおそらく手順が簡単。)
2.Geveyを外した状態のSAM Unlock TicketをiPhoneに戻してみる。
3.Gevey板の無いトレイにSIMを装着して、iPhoneに挿入。電源をオフー>オンしてみる。
これでうまくいけば、もうけもの。
うまくいかなければ、Geveyを使っている状態のバックアップをiPhoneに戻して、Geveyで再度使ってみる。
4WD-i 返信:
2012年5月2日 3:46 PM
管理人様
早速の返信ありがとうございます。
上記で試してみます。
結果がわかりましたら報告させていただきます。
いつもありがとうございます!
4WD-i 返信:
2012年5月4日 6:42 AM
管理人様
iOS4.3.3で取得したUnlock Ticketを
iOS5.0.1にアップした同じ機種に入れてみました。
(4.10.1のベースバンド保持)
iExplolerでUnlock Ticketを導入。
見事Geveyなしで電波を拾い、通話、データ通信もできました!
ただ、その後iTunesに接続したところ、
エラーが発生し、iPhoneを認識しなくなりました。
その後Geveyで使っていたUnlock Ticketを
iExplolerで戻そうとしたところ、
iPhoneを認識せず。
(iTunesで認識されないとだめなようですね)
結局4.10.1ベースバンドを保持した状態で
再度5.0.1へ復元。
Gevey ULTRAとFurious modの組み合わせに
戻しました。
結論として、同じ機種、同じSIMカードであれば
iOSが違ってもUnlock Ticketは使えます。
ただ、インドのSIMが使えるのはいいですが、
やはりiTunesに接続できないのはつらいです。
いろいろご指導いただき、ありがとうございました。
管理人 返信:
2012年5月4日 12:05 PM
自分ははじめっから5.0.1(ソフトバンクiPhone 4)なので、SAMでUnlockした後に「アップグレード」という行為をしていないから環境が違うと思うのですが、今日は何度もSIMを取替え、iTunesに繋げてみましたが、特に問題は無かったです。
iTunesに繋げるたびにアップルのアクチ・サーバーに接続して、そのたびに「このiPhoneに挿入したSIMはサポートされていないようです。」メッセージが出ると予想していたのですが、それも無いです。
どうしてでしょうかね。