AT&T iPhoneの永久SIMロック解除、クリスマス割引で$30。
やっとソフトバンクのiPhoneが、業者によって一部SIMロック解除されているようですね。
16000円(ドルにすると、$200。)とか・・・なんか、馬鹿げた値段だと思います。
しかも、iPhone 5はダメとか、4Sの16GBだけで、32GBと64GBはダメ、とか。
IMEI番号だけでSIMロック解除するのに、なんでモデルとかメモリーサイズが問題になるのか良くわからないですね。
ひょっとしてアップル日本はソフトバンクの同意を得て近いうちにiPhone 4Sの16GBをSIMフリーで日本で発売する予定があるから、「それと同じモデルならSIMロック解除しても良い。」とソフトバンクが同意したのですかね。それとも、ソフトバンクが下取りしたiPhoneのうちの16GBモデルを日本でSIMロック解除後に発売するんですかね?
まあ、どうでも良いけど、モデルを制限するならともかく、メモリーサイズまで制限するなんて、全く判らない理屈です。
さて、アメリカではAT&T iPhone(iPhone 5を含む全モデル、全メモリーサイズ)のファクトリー・アンロックはこれまでAppleNBerryなどサードパーティーSIMロック解除業者で$40-50で提供されていました。もちろん、AT&Tに頼めば無料なんですが、まだ2年契約束縛中とか、eBayで中古を買ったとか、既に(あるいはもともと)AT&Tと契約していないのでアカウントが無いとか、の理由でAT&Tに無料SIMロック解除を申請できない人は、こういう業者に頼まないといけませんね。
AppleNBerry: AT&T iPhone IMEI Unlock
これらの業者は、AT&T版iPhoneのIMEI番号さえ申し込み時に伝えれば(入力すれば)、あとは問答無用。いつ、誰が買ったiPhoneでもSIMロック解除できます。iPhoneを買ったときの領収書も不要。
そのAppleNBerryのAT&T版iPhone SIMロック解除手数料は、クリスマス割引で金曜日(2012年11月23日)から1台$30に下がっています。
1ヵ月前の2012年10月下旬に採用された著作権例外条項の再審査決定で、2013年1月27日以降購入分のアメリカ携帯(iPhone含む)は、キャリアの許可無くSIMロック解除ができなくなります。
(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。 – 2012年10月27日
これに伴い、アメリカ国内サードパーティーSIMロック解除業者も、事業として存続できるかどうかわかりません。
したがって、アメリカ国内・国外にお住みで、まだAT&T版iPhoneのSIMロック解除を行っていない人は、今のうちにしておいたほうが良いと思います。
また、アメリカ国内に数1000店舗を持つゲームストア、Gamestopでは実店舗でAT&T版iPhoneの中古販売を行っており、こちらもクリスマスバーゲンで2-3割安くなっています。ここでSIMロックAT&T版iPhoneを購入し、$30でSIMロック解除する・・・という手もありますね。(もちろん、GamestopにiPhone 5はまだ無いと思いますが・・・)
Gamestop: Online Refurbished iPhone Sale
あ、そういえば、AT&Tのオンラインでは、Refurbished(整備品)iPhone 5 16GBは2年契約で$149.99から(でも、品切れ中)、Refurbished iPhone 4S 16GB/32GBは2年契約で$49.99/$99.99で(こちらは、在庫有り)販売されています。
アメリカ国内でポストペイド新規2年契約できるだけの与信履歴がある人で、iPhoneを買うかどうか迷っている人は、今がチャンスですよ。
※ オンラインでは与信履歴の無い人は、購入できません。(2年契約時のデポジットを受け付けるシステムが、オンライン注文にはありません。)
※ Refurbishedモデルは、実店舗では購入できません。
※ Refurbishedモデルの殆どが、消費者が一旦購入したものの、無料返品期間(クーリングオフ)の15日の間に返品したものです。したがって、殆どが美品状態です。
16000円は馬鹿げた値段ではあるんですけど、
au iPhone5への機種変更で、手元に残ったSoftBankの4S 16GBの有効活用として申し込もうか悩んでいます。
しかし、アメリカでは、ファクトリーアンロックが違法になるとのことで、驚きました。
ファクトリーアンロックの提供業者は、違法なハッキングによって、アップルのサーバーに接続し、アンロックをしているのでしょうか?
管理人 返信:
2012年11月28日 3:08 AM
>しかし、アメリカでは、ファクトリーアンロックが違法になるとのことで、驚きました。
2013年1月26日以降に購入する携帯に関して、キャリアの許可無くSIMロック解除することが、合法ではなくなります。
基本的にアメリカのキャリアは、リクエストすれば無料でSIMロックしてくれるようになったので、「SIMロック解除を、例外として許可してきた」これまでの例外規定に含めなくても良い」というのが、3年ごとに集まる著作権法例外規定諮問委員会の今年の報告結果です。
キャリアまたはキャリアの認定小売店から購入し、キャリアと通信契約する一般のユーザーには全く影響は無いです。しかし、キャリアの無料SIMロック解除サービスにもいろいろな条件があります。年間個数制限、キャリアと契約していないといけない(アカウントがないといけない)、オリジナルの購入者でないといけない、など。
したがって、中古をオークションや個人から買ったり、米国以外の購入者が、困ることになります。
>ファクトリーアンロックの提供業者は、違法なハッキングによって、アップルのサーバーに接続し、アンロックをしているのでしょうか?
ハッキングはしていないですね。
アップルのサーバーには、許可を得たキャリアの担当者しかアクセスできないと聞いています。
おそらく、AT&Tの担当部署の社員に内緒でアルバイトさせているのだと、私は思っていますが。
しかし、AT&Tが自社のSIMロック解除サービスには建前上、条件を付けているので、条件外のSIMロック解除を許すために黙認している可能性が全く無いとは言えないです。(つまり、AT&Tが正式に業者からのSIMロック解除リクエストを受け付けている可能性はある。)
nori 返信:
2013年1月4日 5:12 PM
初めまして。そして明けましておめでとうございます。
simロック解除について調べてましてこちらのページまで辿り着きました。
いきなりこのような不躾な質問は失礼かもしれませんが、もしよろしければご教授願えないでしょうか?
質問というのは当方もアメリカ国内で1/28以降からキャリアの許可なくロック解除する事が合法でなくなるのは知っていましたが、この1/28以降’購入する携帯’に関してという部分は1/28以降にすべてのデバイスがキャリアの許可なくロック解除できないのでしょうか?それとも1/28以降に店頭で販売されたもののみ対象でしょうか?それとも1/28以降にキャリアのサーバーに登録されたIMEIが対象なのでしょうか?
この辺の線引きがよく分からないのでご存知でしたら教えていただけないでしょうか?
お願いします。
管理人 返信:
2013年1月4日 11:05 PM
「(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。」 - 2012年10月27日
https://blogfromamerica.com/wp/?p=12076
参照。特にDMCAの今回の例外条項決定にいたる説明
https://s3.amazonaws.com/public-inspection.federalregister.gov/2012-26308.pdf
の16-21ページ。
『期限以降に新規購入した携帯のみ』例外適用が無くなります。(SIMロック解除がキャリアの公認のみになります。)
ただし、実際にどうやって『期限以降に新規購入した』かを証明するのは、明記されていません。
いつも素早い返信ありがとうございます。
この条件で考えれば、SoftBankのアンロックが可能になったことが意味するのは次の2つ、ということでしょうか?
①ファクトリーアンロックの提供業者が、SoftBank従業員を水面下で買収し、業務時間外などに、アップルのサーバーに接続してアンロックさせている(SoftBank自体は関与なし)
②SoftBank自体が水面下で、ファクトリーアンロック業者と手を結び、一部の機種(16GB)に限ってSIMロック解除を認めている(もちろんマージンもとっている)
①は、法に違反しそうですね。
②だとすると、SoftBankが表向きアンロックを拒否しているのに整合性がとれなくて企業の姿勢としていかがなものかと思ってしまいます(SoftBank側に大きなメリットはない気がしますが)。
16,000円払ってアンロックを申し込むかどうか、もう少し考えてみます。
ありがとうございました。
管理人 返信:
2012年11月29日 2:05 AM
ソフトバンクのSIMロック解除をしているのは、多分、
http://www.inside-games.jp/article/2012/10/30/60958.html
の報道にある会社(秋葉原:ラブロス)でしょう。
報道ではソフトバンクと別にラブロスで下取りすると書いていますが、私の推測は
1.もちろん、ラブロスも独自買取り。
2.ソフトバンクが買取したiPhoneを、ラブロスで引き受けて、検品/必要ならば修理/中古として再販できるように再パッケージ化している。ソフトバンクがこの作業を行うのは手間なので、ラブロスにそれを丸投げして、させている。
3.代償として、ラブロスはソフトバンクの許可(ログイン/パスワード)を受けて独自の端末から、あるいは、ソフトバンクの内部窓口にIMEI番号を通知し、SIMロック解除している。
4.SIMロック解除までの所要日数がはっきりしないのは、ソフトバンクが市場にSIMフリーiPhone 4Sが流れる個数を制限したいので、月何台まで、あるいは、週何台まで、という制限をラブロスに行っている。
5.ラブロスは本来は下取りしたiPhoneだけをSIMロック解除する条件なのに、他の窓口から内緒でIMEI番号からSIMロック解除することも受け付けている。あるいは、ソフトバンクがそれを黙認している?
まあ、推測ですが・・・
なるほど・・・
日経産業新聞は、記事中で、
「ラブロスは古物営業許可を取得しており、買い取った端末はラブロスが保守点検し、SIMフリーに改造した上で販売する」とサラッと書いているだけですね。
記事が、どうやってsimフリーにするかという最大の問題をスルーしているのは、ソフトバンク側が「書かないでほしい」と言っているからなのか、記者がラブロスの説明をただそのまま書いたからのか・・・?
おそらく前者だと思いますが、なんだか納得行かないですね。