【見解】今年のiPhone 6s/iPhone 6s Plus最強モデル?




2015年9月13日現在、アップルのLTEリストでの英語表記と、その他言語表記、ではまだ統一性が無く、英語表記以外ではA1688 GSM/A1687 GSM板がまだ残っています。よって、以下の【見解】はまだ最終のものではありません。参考程度にしてください。
アップルがはっきりしないし、表記を変えたりするので、筆者も疲れました。

2015年9月15日現在、また、アップルのLTEリストでの英語表記でA1638 GSMモデル(A1688モデルだった)とA1687 GSMモデルが復帰しました。本当にコロコロ変わるアップルです。時間が無いので後で変更しますが、以下の記事でA1688=A1638と考えてください。


昨夜のiPhone 6s/iPhone 6s Plus予約販売前後にアップル公式ページのLTE対応リストに新iPhone 6s/6s Plusモデルが追加されました。
【Apple】iPhoneのモデルごとのLTE対応キャリアリスト

これにより、iPhone 6s/iPhone 6s Plusはそれぞれ 4モデルあることが確定しました。 また、「少なくとも5モデル」に戻りました。
● iPhone 6s:A1633 GSM CDMA、A1688 A1638 GSM、A1688 A1638 CDMA、A1700 GSM、A1700 CDMA
● iPhone 6s Plus:A1634 GSM CDMA、A1687 GSM、A1687 CDMA、A1699 GSM、A1699 CDMA
各々後者2モデルは、中国でのみ販売モデルです。

これら最新事実を取り入れたiPhone 6s/iPhone 6s Plus周波数比較表は、
iPhone 6s/6s Plus、アメリカ・日本・香港・欧州モデル の周波数対応表 – 2015年9月9日【最終編集日:2015年9月12日】

そこで、毎年「どれが最強モデル?」って、各メディアやSNSが騒ぐので、ここでも一言。

 - A1633 GSM CDMA/A1634 GSM CDMAは、AT&T(と、アメリカの小規模ローカルキャリア)のみ。他のモデルに比べてFD-LTE Band 30が多いのが特徴だが、これは今のところAT&Tでしか使用しないマイナーなLTEバンドなので、普通の使用者は無視しても良い。AT&TはBand 17、2、4、5(現時点でサービスエリアの広い順)があるので、通常の使用にはBand 30が無くても困らない。
 - 昨年のiPhone 6/6 Plusの状況から、日本のモデルは3社共通でA1688 CDM/A1687 CDMAであろう。
 - 日本モデルと同じ海外モデルは、アメリカVerizon版およびSprint版のみであろう。 AT&T版、中国本土版以外は、全て日本モデルと同じA1688 CDM/A1687 CDMAであろう。
 - 香港・欧州版などは、CDMAに対応しないA1688 GSM/A1687 GSMであろう。KDDI auでは使えないであろう。また、ソフトバンクでアメリカ放題でも(アメリカ国内で)使えない可能性がある。(アメリカ放題のローミング回線であるSprintの3Gは、CDMA通信方式だから。) 最新のアップル iPhone LTEリストページを見る限り、香港・欧州版も同じA1688 CDMA/A1687 CDMAであろう。KDDI auでも使えるであろう。また、ソフトバンクでアメリカ放題でも(アメリカ国内で)使えるであろう。
 - 去年と違って、今年はVerizonとSprintは同じモデル。
 - Verizonはどんな買い方をしても、最初からSIMフリー。
 - AT&Tはデバイスオンリー、または、定価購入のみ、最初からSIMフリー。その他の買い方ではSIMロック解除は可能だが、条件がある。また、サードパーティーでのSIMロック解除も可能。新iPhoneモデルは例年、$100前後でサードパーティーSIMロック解除が可能。
 - Sprintは昨年のiPhone 6/6 Plusから、アップルストアで定価でデバイスオンリーで買えば、最初から米国外SIMフリー。おそらく、今年からは米国内・米国外完全SIMフリー。(2015年2月11日以降のアメリカのキャリア自主的SIMロック解除方針が発効。)
 - 残念ながら、予約開始段階ではAT&T版、Verizon版およびSprint版は、通信契約無しでは購入できない。
 - これらのモデルを日本在住日本人が買うには、9月25日の店舗販売開始以降、店頭でデバイスオンリー購入をするしかない。
 - 現時点で、T-Mobile US版 がA1688 GSM/A1687 GSMなのか、A1688 CDM/A1687 CDMAなのかは、確認できない。 はA1688 CDM/A1687 CDMAであろう。予約注文ではT-Mobile USを注文すると「GSM」版と表示されるが、昨年のようにiPhone 6/6 Plus AT&T/T-Mobile US版が予想外にCDMAにも対応していたので、その可能性もあるが高い。
 - しかし、日本でKDDI auに加入しないのなら、T-Mobile US版A1688 GSM(CDMA?)/A1687 GSM(CDMA?)は今の時点でアメリカ・アップル・オンラインショップで、契約無しで予約購入できる。

 - これとは別に今年からアメリカ・アップルストアが「毎年機種交換できるiPhone Upgrade Program」を提供していて、このモデルは初めからSIMフリーで、アメリカ4キャリアのどれとでも使えることが分かっている。しかし、アメリカの与信履歴のチェック(=ソーシャルセキュリティ番号の入力)があり、基本的に1年ごとに古い端末を返却しないといけないので、アメリカに住んでいない人間はこの方法での購入は実質的に不可能。また、このモデルはA1688 A1633 CDM/A1687 A1634 CDMAと予想される。が、AT&TのBand 30をカバーしないのは「4キャリアで使える」という宣伝文句に反さないかどうかが不明。(まあ、マイナーなBandなので、無視しても良いかな。)

 - そして、iPhone 6/6 Plusのように、発売開始3ヶ月以上経ってから、今は発表されていない新しいモデル(A1633 CDMA/A1634 CDMA)を出す可能性がある。

・・・と言うわけで、今の段階では、カメラのシャッター音も消せる
● AT&T版A1633 CDM/A1634 CDMAの店頭でのデバイスオンリー購入、または、購入後、AT&TまたはサードパーティでSIMロック解除、が最強。 ただし、技適マークは無いであろう。
● Band 30 LTEが無いことを我慢できれば、技適マークも付いているであろう香港版・欧州版なども悪くない。しかし、昨年も香港版・欧州版などは、仕様ではCDMAにも対応しているモデルであったにもかかわらず、実際にはCDMA回路が殺されていたので、今年も同じ可能性がある。
● Verizon版A1688 CDM/A1687 CDMAの店頭でのデバイスオンリー購入が、最強も悪くない。Sprint版も店頭でデバイスオンリーで購入すればたぶんSIMフリーかもしれないが、リスク有り。また、AT&T版、Verizon版、Sprint版はたまに端末初期アクティベートのときにソーシャルセキュリティ番号(の下4桁)とZIPコード(郵便番号)を入力するように要求されることもあるので、そのリスクも皆無ではない。
● 将来、絶対にKDDI回線で使用することが無いのなら、CDMA対応の有無はどっちに転んでも無視して、T-Mobile US版(A1688 GSM(CDMA?)/A1687 GSM(CDMA?))でもOKで、現時点でオンラインで契約無しで予約購入可能で、その場合はSIMフリーのはずである。T-Mobile US版が予想通りCDMA版であれば、に技適マークが付いているかどうかは、今のところ不明 技適マークが付いているはず。
● 11月下旬~来年1月には、アメリカ・アップルストア公式SIMフリー版がまた別途出るかもしれないので、早めに買うと後悔するかもしれない。アメリカ・アップルストア公式SIMフリー版がいつ出るかわからないが、それはAT&T版と同じA1633 CDM/A1634 CDMAであろう。

結論:
● 最強は、SIMフリーのAT&T版。ただし、技適マーク無し。
● T-Mobile US版、Verizon版でもFD-LTE B30 が無いだけで、他は変わらない。技適マークはあるだろう。
● 香港版、欧州版などは、昨年の例(CDMA回路が使用できなくされていた)があるため、人柱報告があるまでは避けたほうが良いであろう。技適マークはあるだろう。

・・・というところでしょうか。

警告:
実際に新iPhone 6s/iPhone 6s Plusが各国で出荷されて、それぞれのSIMで試されるまでは、上記のコメントはあくまで
過去の筆者の経験と知識の基づいた推測に過ぎません。筆者は、その情報の「正確さ」を保証するものではありません。  「最強」モデルがころころ変わるのは、アップルの情報がころころ変わるからです。



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「【見解】今年のiPhone 6s/iPhone 6s Plus最強モデル?」への22件のフィードバック

  1. 昨年の例から、AT&TとT-Mobile版はCDMA対応、一方、香港版はCDMA非対応(今年は対応の可能性も)の可能性が高いが、あくまで「予想」なので、発売後の実機検証で明らかになる「真実」ですね…

  2. bestbuyでverizon版iPhone 6s予約できました。
    本体のみ買えました。

    A Yoshida 返信:

    本当ですね。今年はBestBuyもUnactivatedで購入できるんですね。
    アメリカ外カードを使ったということで出荷前に注文をキャンセルされないといいですが・・・出荷されたら、また報告してください。

    とんきち 返信:

    横から失礼します。

    私もBest buyで購入を考えています。

    リョウさまは米国在住の方でしょうか?
    それとも転送業者を通じての購入でしょうか?

    リョウ 返信:

    日本に住んでおります。
    友人の住所を利用します。

    店頭受け取りも選択可能でした

    A Yoshida 返信:

    選んでないので問題ありませんが、BestBuyは店頭受け取りの際には、注文者本人の写真付きIDと、オンライン購入の際に使ったクレジットカードの提示が必要です。クレジットカードの名義とIDの名義は、一緒で無いといけません。
    代理人による受け取りは、出来ません。

    *Important: For your protection, only the person named on the credit card used to make this order can pick it up. We will keep your order waiting for you until the end of the day on xx/xx/2015. If the order is not picked up by that date, we will cancel your order.

    リョウ 返信:

    知ってます。
    日本で購入してハワイのbestbuyで受け取りしてますので

    リョウ 返信:

    今日届きました。
    って連絡きました。
    これから日本に送ってもらうので楽しみです。

  3. BestbuyでのVerizonはSIMフリー確定でしょうか?

    またBand30は日本で利用するぶんには関係ないという認識であってますでしょうか?

    A Yoshida 返信:

    はい、あっています。

    A Yoshida 返信:

    Verizonは「LTE対応の端末には(どんな場合にでも)SIMロックをしない」のが、会社の方針です。

  4. 先ほど米国アップルサポートとチャットで話したのですが

    T-mobile版6sはA1638
    Verizon,sprint版6sはA1688

    となるそうです。

    LTE表の英語ページと日本語ページを合わせたような答えでびっくりしています。
    参考までに

    A Yoshida 返信:

    いつものことですが、サポートがどのくらい知っているかは日本もアメリカも疑問です。サポートが言うことを全部信じるのは、危険です。

    A1638はLTEキャリアリストページにはありますが、技術仕様ページにはA1688があってA1638はありません。
    どちらかが誤植でしょう。
    ただ、A1638にしろ、A1688にしろ、そのモデルにGSM版とCDMA版があることは、過去の流れから考えても、ありえることでしょう。

    A Yoshida 返信:

    ほとんどの見識家は、A1638をA1688の誤植と考えています。もし本当に誤植だとして、それを平気で言うアップルのカスタマーサービスが信用できるかどうか…

    A Yoshida 返信:

    アメリカFCC(連邦通信局)へのiPhone 6s端末認証申請にA1638モデルが無いので、「iPhone 6s A1638モデル」は存在しないと思います。
    http://blogofmobile.com/article/46072
    https://apps.fcc.gov/oetcf/eas/reports/ViewExhibitReport.cfm?mode=Exhibits&RequestTimeout=500&calledFromFrame=N&application_id=N0dMMptrGOj%2FYW1NhQvYkQ%3D%3D&fcc_id=BCG-E2946A
    https://apps.fcc.gov/eas/GetApplicationAttachment.html?id=2731325

  5.  日本時間9月16日朝(5時47分)です。今、こちら(日本)から見ると、LTEリスト英語表記は88/87でGSM表記なし。一方英語以外の言語表記では38/87でGSM表記が残った(?)まま…で、昨日までと変化がありません。
     もう、どうでもよくなってきたような…(笑) 。Yoshida様の見解に同意します。

  6. AppleストアでとりあえずT-mobileを予約し、25日に店頭で受け取り予定なのですが、
    Yoshida様の予想通りA1688 CDMA/A1687 CDMAだった場合は日本での使用はどこのキャリアのSIMをつかっても問題なく、GSMだった場合はKDDIでの使用は出来ないが他では大丈夫という認識であっていますでしょうか?

    A Yoshida 返信:

    はい、そうです。

  7. 初めまして、こんにちは。

     iPhone6sの発売日にアメリカ旅行する機会があるので、オンラインのPick Up注文でApple StoreでのiPhone6sPlusの購入を考えています。
     オンライン上では、デバイスオンリーの項目がないので、各キャリアを選択するしかないのですが、これだと一括で支払っても各キャリアとの契約をするしかないとの認識で良いのでしょうか?(日本ではソフトバンクのsimでの使用を考えています)

    A Yoshida 返信:

    >iPhone6sの発売日にアメリカ旅行する機会があるので、オンラインのPick Up注文でApple StoreでのiPhone6sPlusの購入を考えています。

    アメリカでは発売日販売在庫はすべて売切れになっていますので、今からオンラインで注文しても、当日店頭ピックアップは指定できないです。店頭ピックアップ指定のオンライン予約は、9月26日から再開するそうです。

    >オンライン上では、デバイスオンリーの項目がないので、各キャリアを選択するしかないのですが、これだと一括で支払っても各キャリアとの契約をするしかないとの認識で良いのでしょうか?

    AT&T、Verizon、Sprintをオンラインで予約する場合には、ポストペイド契約(与信履歴チェック)に必要なアメリカのソーシャルセキュリティ番号、キャリアによってはアメリカの運転免許証の番号が必要なので、契約無しでは予約できません。以前のモデルでは契約することにして予約して、店にピックアップに行ったときにデバイスオンリーに変えてもらった人がいましたが、店頭でいったん予約をキャンセルしてその場でデバイスオンリーに変えてもらうなど、手間な手続きだったようです。
    T-Mobile版はオンライン予約時にソーシャルセキュリティ番号などの入力は不要ですが、店頭にピックアップに行ったときに契約を強制されるかどうかは、不明です。

    aki 返信:

    返事ありがとうございます。
    日本のApplestoreでは当日のピックアップ注文があるようなので、アメリカでも当日に在庫があるかもしれないと思い、お聞きしました。
    可能ならT-mobile番を購入してみようと思います。

    A Yoshida 返信:

    まあ、お店に行けばわかることなので、聞き流してもらって結構ですが・・・

    >「日本のApplestoreでは当日のピックアップ注文がある」

    これは、「アップルのオンラインで(予約)注文して、自宅へ送ってもらう代わりに、ショップでピックアップする」というものです。アメリカにもあります。ただし、当日の在庫分はすべて注文者への割り当てが決まっていますので、先週後半から新たな「店頭ピックアップ」注文は、受け付けていません。新規の「オンラインで注文して、店頭でピックアップするオーダー」は9月26日から再開になります。

    当日アップルストアに行って、予約注文(事前注文)していない人は、別の列に並ばされます。
    事前予約注文しても、当日受け取りに来ない人も居るのは確実だと思いますので、そういう「予約キャンセル」分のiPhoneは、「事前注文していない人の列の人に、前から順番に購入するチャンスが与えられ」ます。ただし、どのキャリア版やメモリーサイズや色が「予約キャンセル」になるか、何時ごろキャンセル処理されるか、わかりませんので、運次第です。

    頑張ってください。・・・てか、普通の人は時間が無駄だから、今の時期に予約無しではストアへ行きませんよね。時間がたっぷりある人がすることだと思いますね。

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