Rebel Micro SIMファームウェアを更新してみました
Rebel Micro SIMアダプター、使い物にならない。 – 2011年5月5日
の続報です。
Rebelサイトにv4ファームウェアのアップデートがあるので、期待はしていなかったのですが、せっかくSIM Programmerも持っているし、試しにRebel Micro SIMのROMを更新してみました。
http://rebelsimcard.com/downloads-en.html
事前の予想としては、おそらく今出荷されているのは最新のファームウェア(v4)を搭載しているものだろうし、ROMを入れ替えてもなんら改善されないだろう・・・とは思ったのですが、せっかくSIM Programmerも持っているし、うまくいかなくとも、持っているSIM ProgrammerがRebel Micro SIMに使えるかどうかの確認と、次のファームウェア更新の事前練習と手順の確認になる・・・と思って、やってみることにしました。
Rebelで販売しているSIM Programmerは2種類あります。
4.99ポンド(送料別)の低価格版のSIM Lite Programmer (pKey Reader/Write ⇒ 他でも買える。)
39.99ポンド(送料別)のRebel Pro Full Size Programmer & Rebel Full Size Professional SIM Adaptor
なお、後者は別売の2.99ポンド(送料別)のRebel SimCard Professional SIM adapter が一枚付属してきます。
どちらも標準SIM用なので、マイクロSIM下駄をこれらにうまい具合に嵌めるのがなかなか大変でした。
結論から言うと、USBスティック型のSIM Lite Programmerでは、Rebel Micro SIM下駄のSIMの金属部分との接触ががなかなか旨く合わせられず、ファームウェアの更新作業へ進みません。また、薄っぺらなフィルムのRebel Micro SIM下駄を挿入途中に曲げて損傷させてしまう恐れもあります。
OmniKey CardMouse(Rebel Pro Full Size Programmer)にRebel Full Size Professional SIM Adaptorを使って、何回かのトライの末、旨くいきました。
そして、最後の結論は、・・・
V4 Firmwareに更新しても、SIMロック解除の状況は同じです。(SIMロック解除ができません。)
「機内モード(Airplane Mode)をオンにする」ところまでは順調に進むのですが、そのあと、SIMのキャリアの電波をまったく拾ってくれません。「No Service(圏外)」になります。
まあ、更新前のFirmwareも多分v4だったと思うので、ROM内容は新しくなっていないであろうとは、想像されます。
■ファームウェアのダウンロード
Rebelのダウンロードページ
http://rebelsimcard.com/downloads-en.html
にアクセスします。
サイトにログインしないとダウンロード出来ないようになっています。
画面右上の「Sign in」をクリックし、
購入時に登録したメールアドレスとパスワードを入力し、「Sign in」をクリックします。
「Rebel Micro Sim V4 Flashing Software (Rebel_Micro_simcard_v4_firmware.zip, 975 Kb) 」の右横の「Download」をクリックします。
圧縮(ZIP)ファイルをダウンロードします。
ダウンロード後、ZIPファイルを解凍しておきます。
■Rebel SIM下駄をProgrammerにセット
Rebel SimCard Professional SIM adapter のSIMホルダーを(写真では)左へ少し指で押し、
SIMホルダーの蓋を上に上げます。
SIMホルダーの蓋のヒンジの部分は非常に細いプラスチックで出来ており、デリケートにやらないと簡単にヒンジが壊れてしまうので、注意してください。
SIM下駄がフィルム製で薄いので、SIMアダプターの基盤の接点にSIM下駄の接点を押さえておくのに、プラスチック製の「SIM押さえ」が必要です。
一緒に付いてくるプラスチック製の「SIM押さえ」を、SIM下駄のIC部分の出っ張りにあわせて、切っておきます。(ICの出っ張り部分は、「SIM押さえ」に当たらないようにしないといけない。)
「SIM押さえ」を、Rebel SimCard Professional SIM adapter のSIMホルダーの蓋に差し込んでおきます。
Rebel Micro SIM下駄をRebel SimCard Professional SIM adapter のSIMホルダーの下(基盤側)のほうに、IC部分を上向きにして、SIMの接点を合わせて固定します。
そのSIMホルダーは標準SIM用なので、マイクロSIMサイズのRebel Micro SIM下駄を固定して、しかもSIMホルダーの蓋を閉じる際にそれを動かないようにするのは、まず、不可能です。
何度も試した結果、ご覧のように、スコッチテープ(セロハンテープ)でSIM下駄を基盤に軽く張り付けることにしました。
SIMホルダーの蓋を閉じて、指で右に少し移動し、蓋をロックします。
SIM Programmerに基盤を差し込みます。
PCのUSBポートにSIM Programmerを接続します。
■ファームウェア更新ソフトのインストール
ダウンロードしたファームウェア更新ソフトを解凍し、実行します。
「Next >」ボタンをクリックします。
インストール先のフォルダーの確認です。もう一度「Next >」ボタンをクリックします。
スタートメニューのショートカット名の確認です。もう一度「Next >」ボタンをクリックします。
「Install」ボタンをクリックします。
ファームウェア更新プログラムのインストールが始まります。
インストールが終了しました。
■ファームウェアの更新
PCのUSBポートに、Rebel SIM下駄を装着したSIM Programmerを繋げ、インストールしたファームウェアアップデートプログラムを実行します。
「WRITE CARD or READ NETWORK FROM SIM CARD」バーをクリックします。
ProgrammerとRebel SIM下駄が認識されれば、新しいファームウェアの書き込みが始まります。
数秒で書き込みが終了します。SIM下駄を取り外します。
USB SIM Programmerや、SIM下駄の認識に失敗すると、ファームウェアの書き込みが始まらず、エラーメッセージが表示されます。
――<●>――
関連すると思われる記事:
- Rebel Micro SIMファームウェアをv5にアップデートしてみました
- Rebel Micro SIMが旨くいきそう?!・・・いや、駄目だった!
- Rebel Micro SIMアダプター、使い物にならない
- Verizonが、全Verizon版iPhone 4s/4を自主的にファクトリーアンロック(SIMロック解除)
- Geveyは、iOS 6互換性が検証されていません。
- 【速報】Gevey Ultra 5.1 for iPhone 4(モデムファームウェア4.12.01まで対応)は、脱獄不要に変更
- 【速報】iPhone 4 iOS 5.1まで(モデムファームウェア4.12.01まで)対応のGevey Ultra予約販売開始
- 【速報】Gevey Ultra S for iPhone 4S(GSM/W-CDMA版)予約開始
- BeijingiPhoneRepair.comのTPSIMが、R-SIMに変わった。
- 【速報】Geveyチーム、ベースバンド4.11.08対応のSIM解除下駄をテスト中。出荷時期未定。