AT&T、プリペイド用アンドロイド携帯発売、パケット通信費改定
アメリカの4大携帯会社で唯一、これまでプリペイド専用アンドロイド携帯を発売していなかったAT&Tは、2011年4月17日にアンドロイド OS 2.2の携帯、LG Thrive($179.99、消費税別)を発売しました。
(理論的にはどのAT&TまたはSIMフリーのアンドロイド携帯でも、GoPhoneのSIMは使用できますが・・・)
これに伴い、AT&TプリペイドGoPhoneのデータ(パケット)通信料金が、変わります。
■データ(パケット)通信料金
旧料金:
デフォルト、1KBあたり$0.01
オプション1、1MBあたり$4.99/月
オプション2、100MBあたり$19.99/月
新料金:(2012年4月18日改定)
デフォルト、5KBあたり$0.01(スマートフォンはデフォルト・オプションは選択できない。)
オプション1、10 50MBあたり$5/月
オプション2、100 200MBあたり$15/月
オプション3、500MB 1GBあたり$25/月
(2012年4月18日以降は、これに加えて、月最低$25の通話プランに加入する必要があります。)
なお、AT&TプリペイドGoPhoneのSIMでスマートフォン(アンドロイド携帯、など)を使用する場合は、「5KBあたり$0.01」デフォルトオプションでは使用できずに、必ずオプション1~3のどれかに加入することが義務付けられます。
AT&TはiPhoneをプリペイドSIMで使用することを公式には認めていないため、この価格改定でスマートフォンであるiPhoneを、AT&TのプリペイドGoPhoneのSIMで使用した場合に、データ(パケット)通信料金がどのように課金されるのかは不明です。しかし、AT&Tは利用者の携帯本体の種類をリアルタイムでチェックできることがこれまでの報告からわかっていますので、プリペイドGoPhoneのSIMをiPhoneで使用している場合に、なんらかの対応(データプランの強制追加、または、最悪の場合にはアカウント利用停止)をしてくる可能性があります。
同じく、データ(パケット)通信オプションに加入せずに非スマートフォンでプリペイドGoPhoneのSIMをアクティベートした後、そのSIMをアンドロイド携帯などのスマートフォンまたはiPhoneに移して使用した場合に、データ(パケット)通信オプションが強制的に加入になるのか、も、不明です。
なお、AT&Tの音声通話プリペイド・プランには、Pay-as-you-go、日別課金(音声通信を使用した日だけ課金される)、月額プリペイド、の3種類がありますが、スマートフォン利用者は月額プリペイドには加入できなくなります。
新しいデータ(パケット)通信料金は料金も安くなり、使用最大バイト数も引き上げられたので、スマートフォン(iPhoneを含む)ユーザーにはうれしいことです。しかし、スマートフォン/iPhoneを使いながら、音声通信だけでパケット通信には加入しない、というオプションは無くなりました。