SIMフリーiPhone 4Sは、AUとは契約できない。


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2011年10月7日よりiPhone 4Sの予約が開始されました。

SIMフリーiPhone 4Sは、カナダなどではアップルストアで販売開始されますが、オンライン注文の発送予定は、既に1-2週間後となっています。発売開始日(2011年10月14日)には、品薄状況が予想されます。

アメリカではSIMフリーiPhone 4Sの販売は、2011年11月からになります。これは、最初にキャリア向けの(SIMロック版)iPhone 4Sの出荷を優先するためでしょう。

iPhone 4S SIMフリー版のアメリカ・カナダでの価格は、
16GB $649(CND649)、
32GB $749(CND749)、
64GB $849(CND849)、
(それぞれ、契約不要、本体のみ価格、消費税別)です。

ところで、予約受付け開始前後のアップル・サイトの情報から、SIMフリー版iPhone 4Sは、CDMA2000キャリアでは契約できない(使用できない)ことがわかりました。つまり、SIMフリー版iPhone 4Sを購入しても、AUでは契約できません。(Verizonとも、Sprintとも、契約できません。)ご注意ください。

iPhone 4Sの各バージョンのSIM/キャリア依存性をまとめると、
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SprintのLTE計画が、明らかにされる。アメリカのWiMaxの終焉が近い。


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2011年10月7日朝(現地時刻)、Sprint社は投資家向けにWebcastで会見を開き、今後の同社の4G/LTE導入計画について言及しました。

これによると、米国第3の携帯通信会社で、唯一WiMaxを提供していたSprint社は、2012年中頃を目指してLTEの導入に向けて準備していきます。

当初は現在CDMA2000(3G)で使用中の1900MHz帯域に4G LTEも同乗し、2012年夏には最初のLTE対応端末を販売開始する計画です。
2012年末には全米の120都市でLTEサービスを開始し、2013年末には260都市までに拡張します。
端末も、2012年末には約12機種のLTE対応端末(携帯)を用意する予定です。

1900MHz LTE(FD-LTE)サービスは、Sprintの既存の設備(基地局、電波使用免許)を利用したサービスですが、Sprintは2011年7月28日にLightsquared社のLTEインフラ使用したサービスを15年間使用する契約を発表していて、Lightsquaredが政府認可許可を得れば、同社が計画する1600MHz帯域のLTEサービスも提供される予定です。

また、Sprint社は現在使用している800MHz帯域でiDen通信サービスを提供しています(iDenは、SprintがNextelと合併した際に、Nextel社が提供していた通信。)が、このiDenを2013年に廃止する決定を既に2010年12月に発表しており、iDen廃止後はこの800MHz帯域は3G CDMA2000と4G LTEで利用していきます。

もう一方でSprint社は2008年9月から、同社が一部投資したClearwire社のWiMaxサービスをMVNO(再販業者)として2.5GHz帯域で、全米71の都市で提供しています。
Clearwire社は、同周波数を使ってLTE(TD-LTE)サービスも提供可能なことを発表しており、Clearwire社次第で、Sprint社も2.5GHzのLTE(TD-LTE)サービスをSprintユーザーに提供可能なことも、示唆しています。

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