Surface 3(4)をシステム・イメージ・バックアップからリストアする手順




Surface 3を鞄の中に入れたまま駐車場で鞄を腰の位置から直下のコンクリートに落としてしまい、スクリーンにヒビを入れてしまい、有料($220プラス消費税)で交換してしまう、・・・というヘマをしてしまいました。あとで良く見てみると、Surfaceの角に衝撃の後が少しあり、そこが鞄の底を介してコンクリートの衝撃を受け、画面に三角の線が入ってヒビが入ったようです。

まあ、起きた事はしょうがないのですが、問題はその後。

約10日後に新しい交換品が到着したのは良いのですが、これをソフト(アプリ)や設定も含めて、元の状態に「復元」するのが、試行錯誤。
10時間ぐらい費やしてしまいました。

ここではSurface 3(Windows 10)を修理交換サービスセンターに出荷する前のバックアップの取り方と、そのバックアップから復元する方法を書き出します。

初稿では画像は入れませんが、あとで追加する予定です。

■1.Surfaceのタッチスクリーンを無効(オフ)にし、キーボードとトラックパッド(またはマウス)で操作する方法

スクリーンにヒビが入ると、ヒビのところでタッチスクリーンが接触してそこがタッチされていると勘違いされたり、ヒビの左右どちらかはタッチが認識出来なくなったりします。そこで、操作が面倒なので、タッチスクリーンを無効(オフ)にしたほうが良い場合があります。
そのためには、以下の操作をします。
以下の操作でタッチスクリーンが機能しない場合には、キーボードのトラックパッドやマウスを使ってください。

 - Windows 10のStart Menuボタンをタップします。
 - Settings(設定)をタッップします。
 - Find a settings(設定の検索)欄にキーボードから「Device Manager」と入力します。
 - 「Device Manager(デバイスマネージャー)」をタップします。
 - ポップアップしたデバイスリストからHuman Interface Devices(ヒューマン インターフェイス デバイス)をダブルタップして、拡張します。
 - HID-Compliant Touch Screen(HID準拠タッチ スクリーン)をダブルタップします。
 - Driver(ドライバー)タブをタップします。
 - Disable(無効)をタップします。
 - 確認のポップアップで「Yes(はい)」をタップします。

これで、タッチスクリーンが無効になりました。このあとの画面上のポインターの移動は、キーボードのトラックパッドや、マウスを使って操作します。

■2.修理交換サービスセンターに出荷する前にシステム イメージ バックアップを取る。

修理交換サービスセンターに故障Surfaceを送ると、故障の種類によっては代替品の新品(整備品)Surfaceが送られてきます。特に、スクリーンが壊れた場合は、代替品との交換になります。
代替品にはWindowsがインストールされていますが、それだけです。代替品を受け取ったら、自分の取ったバックアップから復元する必要があります。
したがって、出荷前に本体ハードディスクを丸々バックアップする「System Image Backup(システム イメージ バックアップ)」を取っておきます。

System Image Backupの取り方は、以下のとおりです。
 - 空き容量が充分なUSBハードディスクをSurfaceのUSBポートに接続します。(NTFSでフォーマットされている必要があります。)
 - Windows 10のStart Menuボタンをタップします。
 - Settings(設定)をタッップします。
 - リストの下のほうのUpdate & Security(更新とセキュリティ)を選択します。
 - Backup(バックアップ)を選択します。
 - More options(その他のオプション)を選択します。
 - リストの下のほうのSee Advanced Settings(詳細設定の表示)を選択します。
 - 新しいポップアップウィンドウで、左メニューの下の方のSystem Image Backup(システム イメージ バックアップ)を選択します。
 - Create a System Image(システム イメージの作成)を選択します。
 - On a hard disk(ハードディスク上)が接続したUSBハードディスクであることを確認し、「Next(次へ)」をタップします。
 - EFIシステムパーティション、Cドライブ、Recovery Imageが選択されているのを確認し、「Next(次へ)」をタップします。
 - Windows Backup(Windowsバックアップ)の確認のポップアップに、「OK」をタップします。
 - 次の確認のポップアップに、「Start Backup(バックアップの開始)」をタップします。
 - Windows is saving backup(バックアップを保存しています)のポップアップが表われ、進捗を表示します。
 - 最後に「Do you want to create a system repair disc?(システム修復ディスクを作成しますか?)」とポップアップが表示されたら、「No(いいえ)」を選択します。
ここで「Yes(はい)」を選択すると、CD/DVDドライブでSystem Repair Discを作成できますが、USBメモリースティックには作成できません。
USBメモリースティックにSystem Repair Discを作成する方法は、後述します。
 - 「Close(閉じる)」をタップします。
 - ウィンドウの右上の「Close(閉じる)X」を3つクリックして、デスクトップに戻り、終了します。

System Image Backup(システム イメージ バックアップ)がエラー無く最後まで完了したことを、確認してください。異常終了したバックアップイメージは、復元(リカバリー)に使えないことがあります。

■3.Surfaceを修理交換に出す。

以上で出荷前の準備が出来ました。(・・・というより、代替品受取り後の復元の準備が出来ました。)

Surfaceの修理交換は、Surfaceのサポートページ
【Microsoft】Surface Support Page > 
Get my surface fixed > Send my Surface in for service

【Microsoft】Surfaceのサポート > Surfaceを修理する > 修理のために Surface を送る

から可能です。

■4.代替品Surfaceが届く。- リカバリーディスクをUSBメモリーに作成

代替品Surfaceが届いたら、(または、届く前に)、まずはUSBメモリースティックを使ってリカバリーディスクを作成しましょう。

 - ディスクトップPC(つまり、Surfaceである必要は無い)からSurfaceのサポートページをアクセスします。(その前に、Microsoft IDでサインインる必要があるかもしれません。)
【Microsoft】Surface Support Page
【Microsoft】Surfaceのサポート
 - Download a recovery image for your Surface(Surface の回復イメージをダウンロードする)をクリックします。
 - 自分のSurfaceモデルを選択して、「Continue(続行)」をクリック。
 - Download(ダウンロード)をクリックして、圧縮ファイルをダウンロードします。
 - ダウンロードした圧縮ファイルを、(サブフォルダーに)解凍します。
 - FAT32でフォーマットしたUSBメモリー(最低8GB、または、全言語版をインストールする場合には16GBの容量が必要)に、解凍した(サブフォルダーの下の)ファイルを全てコピーします。

これで、Surface用のリカバリーディスクがUSBメモリーに作成されました。このUSBメモリーをSurfaceのUSBポートに装着すれば、Surfaceをこのリカバリーディスクから起動できます。

■5.システム イメージ バックアップからSurfaceを復元する。

 - ■4.で作成したUSBリカバリーメモリースティックを、SurfaceのUSBポートに装着してください。外付けキーボードも装着して下さい。
 - Surfaceを通常通り起動し、ログインしてデスクトップに進みます。
 - Windows 10のStart Menuボタンをタップします。
 - Settings(設定)をタッップします。
 - リストの下のほうのUpdate & Security(更新とセキュリティ)を選択します。
 - Recovery(回復)をタップします。
 - 一番下のRestart Now (今すぐ再起動する)をタップします。
 - 「Please Wait(お待ちください)」と画面が変わり、再起動し、再起動オプションが画面に表示されます。
 - Use a device(デバイスの使用)をタップし、USB Driveをタップします。
 - Surfaceロゴが現れ、Surfaceが再起動します。
 - Choose the Language()画面で「English(United States)」を選択します。
 - Choose your keyboard layout()画面で、「US」を選択します。
 - ここでUSBリカバリーメモリースティックをUSBポートから外し、USBポートにSystem Image Backupの保存されたUSBハードディスクを接続します。
 - Troubleshoot - Reset your PC or see advanced option()をタップします。
 - Advanced Option()をタップします。
 - System Image Recovery()をタップします。
 - Enter the Recovery to get going again画面が出てきたら、Recovery Keyを入力します。
(注意)Recovery Keyは、他のPCで
【Microsoft】Recovery Key
にアクセスし、Surfaceの画面に表示されているKey ID(Recovery Key入力欄の下)に合致するRecovery Keyを入力します。
 - Recovery Keyを入力したら、「Continue()」をタップします。
 - Choose a target operating system()で、現在SurfaceにインストールされているWindows OSバージョン(Windows 10)を選択します。
 - Use the latest available system image(Recommended)()を確認し、「Next()」をタップします。
 - Choose additional restore options()で「Next()」をタップします。(必要に応じて、Format and repartitiondisks()を選択します。)
 - Re-image your computerで「Finish()」をタップします。
 - 「Are you sure you want to continue?()」のポップアップに、「Yes()」をタップします。
 - System Image Backupからの復元(リストア)が実行されます。(記憶が不明ですが、復元後、もし画面メニューのひとつに「Continue()」と表示されたら、それをタップしてください。

復元後、以前のSystem Imageで再起動します。

■5A.以下の理由でシステム イメージ バックアップからの復元が失敗した場合。

System Image Backupからバックアップの内容を復元中、次のエラーメッセージが表示された場合には、ハードディスクのBitLocker暗号化保護を無効にしてください。

「The System Image Restore failed. The device is locked by BitLocker Drive Encryption. You must unlock the drive from Control Panel.」
「。」
 - Windows 10のStart Menuボタンをタップします。
 - Settings(設定)をタッップします。
 - Find a settings(設定の検索)欄にキーボードから「BitLocker」と入力します。
 - Change Device Encryption/Settingsをタップします。
 - 一番下の「Device Encryption is on」のTurn Offをタップします。

注意:Windows 10 HomeはBitLocker暗号化が含まれていません。ProとEnterpriseバージョンのみ、BitLockerが装備されています。

暗号化を解除(無効にする)した後、再度、■5.の復元を再度、試してください。

■6.Surfaceのタッチスクリーンを有効(オン)に戻す。

System Image Backupを作成するときにタッチスクリーンが無効(オフ)の状態だった場合、復元した後もその設定は保存され、タッチスクリーンが使用できません。したがって、復元後、タッチスクリーンを有効に戻しましょう。

 - 必ず外付けキーボードを装着します。
 - マウスか外付けキーボードのタッチパッドを使い、Windows 10のStart Menuボタンをタップします。
 - Settings(設定)をタッップします。
 - Find a settings(設定の検索)欄にキーボードから「Device Manager」と入力します。
 - 「Device Manager(デバイスマネージャー)」をタップします。
 - ポップアップしたデバイスリストからHuman Interface Devices(ヒューマン インターフェイス デバイス)をダブルタップして、拡張します。
 - HID-Compliant Touch Screen(HID準拠タッチ スクリーン)をダブルタップします。
 - Driver(ドライバー)タブをタップします。
 - Enable(有効)をタップします。
 - 右下の「OK」をタップして、デバイス設定ウィンドウを閉じます。

これで、タッチスクリーンが有効になり、使えるようになりました。



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