ハワイアン航空、Virgin America航空も、離着陸時の機内モードでの電子機器の使用を解禁。


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ここまで来ると、義務報告。

ハワイアン航空とVirgin America航空は、昨日2013年11月21日から米国内での航空機離着陸時の機内モードでの電子機器の使用を解禁しました。
【Hawaiian Airlines】Personal Electronics Devices Stay connected from takeoff through landing – 2013年11月21日
【Virgin America】Power Up For Takeoff – 2013年11月21日

更に、Virgin America航空は、アメリカの航空会社で唯一、悪天候時のオートパイロットによる着陸時を含む全航行モードでの電子機器使用許可を、FAAから受けたと言及しています。

別のレポートによれば、FCC(アメリカ連邦通信委員会)は、高度1万フィート(3000メートル)以上の機内での携帯電話(セルラーモード)による通話とテキストの使用を緩和するように規制の見直しを検討しているとのことです。欧州では既に数日前、3G/4Gの通信モードの機内使用の規制が緩和されています。
【TheVerge】FCC to consider allowing cellphone calls on US flights, reports WSJ – 2013年11月20日
もっとも、機内から直接、地上の携帯電話地上局に繋げられるわけではありません。時速500マイル(800キロ)で携帯の地上局(セル)をスイッチオーバーしていくのは、技術的に無理でしょうし。
機内から携帯電話(セルラーモード)で地上の人と通話やテキストのやり取りをするためには、航空会社が機内に小型セル局(装置)を設置し、それにローミングする形で通信を行うことが想定されています。
この「機内の小型セル局」は静止衛星と通信を行い、衛星が地上局と通信を繋げることで、機内から地上の人と通話やテキストが出来るようになります。

ただし、ある調査によると、アメリカ人の54%は「飛行機機内での携帯の通話利用に反対している」ようですから、航空会社が独自の判断でこれを許可するかどうかは、また別の問題です。「通話は(航空会社の判断で)禁止でも、テキストはOK」、とはなりそうです。
【TechCrunch】Survey: 54% Of Americans Want Airlines To Ban In-Flight Calls – 2013年11月22日

このようにアメリカの航空会社、および、欧州の規制機関が次々と航空機内での電子機器の使用を解禁していく中で、非常に興味があるのは、日本の国土交通省が、いったい、どう考えているか、ってことです。

また、電車内の携帯電話使用禁止令と同じで、「ペースメーカーに影響は無いけど、それを隠して、禁止させよう。」と同じことを言うんでしょうかね。
それとも、一般市民が知らないだけで、日本もちゃんと電子機器の使用解禁の準備をしているんでしょうか。



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