Virgin America航空は今週(2013年4月23日)、ロスアンジェルス⇔ラスベガス線就航開始を期に、機内でナンパ出来るシステムを機内エンターティンメント・システムで開始しました。
乗客は自分の座席前のタッチスクリーン・ディスプレイを使い、機内シートマップを画面に表示し、気に入った別のお客さんの座席番号に、画面のメニューから選んだドリンクやスナック、食事などを届ける指示を機内乗務員に出すことが出来ます。
さらに、飲み物や食べ物が目的のお客さんに配られた後は、座席前タッチスクリーン・ディスプレイを使って、二人の間でテキストメッセージで会話を続けることが出来るそうです。
この「ナンパ」システム(公式名:「Seat to Seat(座席間)」システム)はロス⇔ベガス線に限らず、米国内のVirgin America航空の全機で利用可能だそうです。
飛行機が混んでいて離ればなれの席に座らされたカップルも、これを使えば航行中の寂しさも少しは軽減するかも、ね。
長い空の旅を楽しむ方法が、また一つ増えました。
飲み物のデリバリーの座席を指定できる画面:
Virgin America flights allow mile-high flirting – 2013年4月24日
Virgin America’s ‘Seat To Seat’ Service Will Send Drinks To Your Crush, Help You Flirt While Flying – 2013年4月24日
MetroPCSの株主は、本日2013年4月24日に行われた臨時株主総会での票決で、MetroPCSとT-Mobileの合併を承認しました。
MetroPCS Holders Approve T-Mobile USA Merger – 2013年4月24日
臨時株主総会は2013年4月12日に行われる予定でしたが、合併に反対する株主が多かったため、T-Mobile USAの親会社のドイツテレコムが改善案を2013年4月10日に提示し、その案を検討するために今日まで延期されていました。
本日の臨時株主総会での合併投票可決により、T-MobileとMetroPCSは合併に向けて実際の動きが始まります。
とりあえず判っていることは、
1.MetroPCSは3Gは1900MHz CDMA2000、T-Mobile USAは3GはW-CDMA通信方式なので、両社は3G通信で互換性が無い。したがって、MetroPCSの加入者は、今後2年間でT-Mobileの携帯に機種変更が必要。
2.LTEは両社は同じ周波数(AWS、Band 4)を使っているので、T-Mobileのポストペイド加入者は、一気に19ヵ所のLTEサービス地域が増える。(注:何ヵ所かは重複しているので、実際には19ヵ所以下。)ただし、合併後すぐにそれが可能なのか、装置の入れ替えなどが必要なので時間が掛かるのかは、不明。
逆に、MetroPCSの加入者は、LTEが他都市でも使えるようになる。
3.MetroPCSの1900MHz CDMA2000通信方式はいずれ廃止され、3G W-CDMA/HSPA+ 1900MHz通信方式に移行される。
4.MetroPCSは、新T-Mobileのプリペイド・ブランドとして残る予定。
両社の合併手続きは、2013年5月1日までに手続き完了すると見られています。