iPhone 5、日米SIM両刀使い、一覧表


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なんか、昨日の急いでにわか作りで書いた「iPhone 5発表会、筆者の独断的メモ。」が24時間で900アクセス、4日前にNano SIM Cutterの商品紹介ページのアクセスがiPhone 5発表直後の24時間で2000アクセス、って、どうなってんの?

で、このブログを訪問する人は、「iPhone 5を日米両方のSIMで使えるか」ということに興味がある人が多いでしょうから、昨夜も質問もいくつかあったことだし、ここでまとめてみましょう。

その前に、皆さん、・・・
このことを書いている記事は少ないと思いますが、・・・
● LTEは世界でも、商用サービスが開始されてまだ2年しか経っていません。LTEの国際ローミング(A国のLTE用SIMを使って、B国で使うこと。)も、まだ試験段階であって、2国間で実際にLTEローミングサービスしているところは無いか、あってもまだ1~2組ぐらいです。
そんなまだ未熟で整備中の商用サービス黎明期に、完璧性を求めてはいけません。
LTE通信チップメーカーでさえ「一つのチップでどのLTE周波数をサポートする通信チップを製造したら良いか」は、まだ試行錯誤中だと思います。
LTEの国際ローミングや端末のLTE国際間相互互換性が成熟するのは、少なくともまだ2~3年先でしょう。

● 携帯キャリアーは、将来的には全ての通信プロトコールをLTE電波に乗せようという目標は持っています。(そうすれば、過去の技術の通信基地局設備のメインテナンスコストを無くすことが出来るから。)しかし、現実的には、現在のところほとんどの世界のLTEキャリアは、
 - LTE ⇒ データ通信専用
 - 3G(または2G) ⇒ 音声通信。LTEでデータ通信が出来ない(LTE電波が受信できない)場合は、3G(または2G)でもデータ通信を行う。
という方式を使っています。

したがって、LTEが影響するのは、データ通信のみです。どんなに立派(?)なLTE対応携帯でも、音声通話はLTEを使わずに、3G(または2G)回線で行っています。
※ アメリカではMetroPCSだけが、2012年8月7日に初めてVoice-over-LTE (VoLTE) を商用サービス開始しています。

さて、昨日発表されたiPhone 5各モデルと、日米どのSIMを使うかの組み合わせで、どの通信モードが使えるかの一覧表を作ってみました。

また、この表の内容は、2012年9月13日現在で提供されているSIMおよび通信サービスを、対象としています。iPhone 5発売後の各キャリアのサービスの改訂によっては、この表の記述内容も変わる可能性があります。

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