T-Mobile USAがiPhone互換の1900MHzで年内に3G/HSPA+サービス開始
PhoneNews.com
T-Mobile Confirms iPhone Compatibility Coming Later This Year – 2012年4月10日
によれば、周波数再編を行っているT-Mobile USAは、現在2G GSMに使用されている1900MHzの周波数を分割し、一部を3G/HGSPA+(4G?)に移行するのを、年内に一部の地域で開始するとの事です。
T-Mobile USAの周波数再編計画は、AT&TのT-Mobile USA買収話がご破算になった2011年12月の後の今年1月にT-Mobile USAから発表になっていましたが、その時期がこのように具体的に明らかになったのは初めてです。
これにより、周波数再編後はT-Mobile USAは、
● 1900MHzで 2G GSMサービス提供
● 一部の地域で2G GSM 850MHzのAT&T周波数に自動ローミング
● 3G W-CDMA/UMTSおよびHSPA+(21Mbps、一部地域で42Mbps)サービスを1900MHzで提供(2012年内) ⇒ iPhoneの3G/HSPA+周波数と互換性有り
● 3G W-CDMA/UMTSおよびHSPA+(21Mbps、一部地域で42Mbps)サービスをAWS(上り1700MHz/下り2100MHz)でも継続提供 ⇒ iPhoneの3G/HSPA+周波数と互換性無し
● 4G LTEサービスを2013年内にAWS(上り1700MHz/下り2100MHz)でサービス開始 ⇒ 新iPadのLTE周波数の一つと互換性有り
となります。
したがって、これまでiPhoneにT-Mobile USAのSIMを挿入すると2G GSM/GPRS/Edge速度でしか使えませんでしたが、年内には3GおよびHSPA+速度(iPhone 4Sではハードの制限から理論値最大14.4Mbps)でも使えるようにもなります。
来る2012年4月18日からAT&TのGoPhoneプリペイドSIMのPay-as-you-go プランではネットに加入できなくなりますが、T-Mobile USAの周波数再編が完了すれば、その地域ではT-Mobile USAの$3/dayプラン(使用した日だけ課金される。ネットは使い放題だが、1日200MBを超えると2G速度に速度制限。)で理論値最大14.4Mbpsでネットがアクセスできるようになります。
また、当然のことながら、今年秋に予想される次期iPhoneモデルも、T-Mobile USAからも発売になるでしょう。