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アメリカで交通違反のチケットを切られた後の、手順。(コロラド州の場合)


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アメリカで交通違反を犯して警察官にチケットを切られた後の手順を、法廷通訳者として複数の違反者に同伴して通訳を行った経験をもとに書きます。以下に書く内容は、コロラド州の場合です。各州によって手順が違う場合があります。あくまでも参考として、裁判所出頭までの(コロラド州の)手順を事前に知って、違反チケットを切られた後の心の準備(心配を減らす)の材料としておいてください。
なお、筆者は弁護士でもなく、法律の専門家でもありませんので、以下の情報はあくまで参考程度に留めてください。

■ 違反ポイント:

コロラド州では以下のように違反内容によってポイントが与えられます。(注意:以下のテーブルは、違反内容のごく一部です。)交通違反チケットには違反内容とポイントが書かれているはずです。

■ 裁判所への出頭日:

違反チケットには同じく、裁判所への出頭日・時刻と、管轄裁判所の名前と住所が書かれています。

コロラド州では、一般に一つの違反チケットのポイントの合計が4ポイント以下(4ポイントを含む)の場合は、裁判所への出頭は必須(Mandatory)ではありません。この場合は、チケットに「NON-MANDATORY SUMMON」と書かれているか、そう書かれている部分がサークルで囲まれています。
出頭が必須でない場合には、オンラインまたは当該裁判所で罰金を支払うことが出来ます。罰金の支払いは、出頭日から14日前(処理が早ければ、その前)から受け付けています。
コロラド州の一部の市や郡では出頭日前までに罰金の支払いを済ませた場合には恩赦として、以下のように実際の違反ポイントよりもポイントを下げてくれます。

また、コロラド州では違反ポイント(の合計)が5ポイント以上の場合は、裁判所への出頭が必須になります。必ずチケットに書かれた出頭日の年月日と時刻に、指定の裁判所へ出頭してください。
たとえば、コロラド州ではスピード違反の場合、20マイル以上のスピード違反は裁判所への出廷が必須です。

■ 裁判所への出頭当日:

裁判所への出頭日時、特に時刻は、その日の午前または午後に処理される人がすべて同じ時刻で書かれています。指定の出頭日は、大体、違反から1~2ヶ月先だと思います。
当日、出頭したら、まず、裁判所(または、指定された法廷)の受付に行って、出頭したことを告げます。
その後、受付に登録した順番に名前が呼ばれ、法的手続きが始まります。
つまり、7月10日午前8時30分に出廷命令が出ている「違反者」は、何人も何十人も居ます。受付に登録した順番で処理が開始されますから、8時30分に法廷に行ったら処理は一番最後に回され、お昼近くになることがあります。早く済ませたかったら、8時30分よりも出来るだけ早く行くことです。(ただし、裁判所が開いていなければ中に入れず、受付窓口も閉まっています。)

名前を呼ばれたら、まず、検事(District Attorney、DA)と個室で面談になります。

ここで、まず、
1.本人であることの確認。
2.違反チケットの内容に間違いないことの確認。(ここではまだ違反を認める必要はない。)
が行われ、
その後、検事(DA)はコンピュータで違反者の過去の交通違反歴や犯罪歴を調べたり、口頭で聞いてきたりします。また、違反者が検事に状況を説明する機会もここで与えられます。

この時点で違反者が英語が理解できていないと検事(DA)が判断した場合、検事が通訳が必要かどうかを聞いてきます。違反者が「通訳が必要だ」と言った場合、当日の裁判所でのヒアリングは中止され、無かったものとされ、後日(約1ヵ月後)に再出頭するように言われます。
※ 裁判所は、身内や友人を「中立かつ公平な」通訳とは認めていません。法廷通訳者が裁判所から指名され、通訳者の経費は裁判所が支払います。
※ 最初の出頭日前に違反者が裁判所に「当日(違反チケットに書かれた出頭日)、通訳をリクエスト」することが可能かどうかは、筆者自身はそういう立場になったことが無いので、わかりません。ただし、ほとんどの裁判所にスペイン語の通訳者は常駐しているので、スペイン語通訳は当日リクエストしても受けることが可能です。

違反者本人が検事(DA)の言うことが理解できている場合、または、通訳を介しての「やり直し事前裁判(Preliminary Hearing)」で、検事(DA)は状況に応じて、Plea Bargain(司法取引)を提案してきます。Plea Bargainでは、最も低くて2ポイントの違反(Driving Defective Vehicle、「整備不良・欠陥自動車を運転した」違反)に下げてくれます。ただし、違反の内容や状況にもよりますので、必ずしも2ポイントに下げてもらえるとは限りませんので、理解して下さい。

違反者は、ここで2つのチョイスがあります。
(1)検事(DA)の司法取引を受け入れ、提案された罰金を支払う。
(2)司法取引提案を拒否し、裁判に持ち込む。
ここで(2)の場合、裁判は後日に日程が決められ、(ただし、90日以内)、違反チケットを切った警察官が証人として出廷したり、当時の違反場面に居た証人などをこちらからも提出し、「警察官の違反チケットに書かれていることが事実ではない」と言うことを争うことになります。時間も掛かるし、弁護士を雇えば、弁護士に払うお金も掛かります。しかし、どうしても「違反チケットに書かれている内容に同意できない」のであれば、この選択肢を選ぶのも仕方が無いでしょう。

(1)の「司法取引内容を受け入れる場合」は、同意したことを証明する書類に署名します。署名した場合は、本件は「これで一件落着」なので、これ以上検事(DA)側も裁判を起こせないし、違反者も取り消し裁判は起こせません。(自分の意思に反して、強制的に同意書に署名させられた」と言う場合を除いて・・・)

司法取引内容を受け入れた場合は、裁判所によっては、法廷に入り、裁判官の前で違反の状況説明や、司法取引の内容を確認する作業があります。また、裁判官の前に出る場合は、最終罰金金額がここで決まります。
毎日の違反者の処理数が多く、いちいち一人ひとり裁判官の前に出て最終判決を聞いていては時間が掛かりすぎるような裁判所では、検事(DA)が罰金金額を決めて、提示してきます。

最終判決、または、司法取引同意が終了したら、そのドキュメントを持って受付または会計に行き、罰金金額を払います。支払いは現金、小切手(Personal Check)、またはクレジットカードで支払いが出来ます。支払いは必ずしもその日に払う必要はなく、ドキュメントに書かれた支払い締め切り日(数日の余裕がある)までに支払えば、問題ありません。ただし、締め切りを過ぎても払わない場合には、逮捕状が出る可能性があります。
また、裁判所によっては分割払いが出来るところもあります。

罰金は、
 - 実際の違反内容に応じた罰金額(司法取引でポイントが下げられたとしても、罰金は下げる前の「実際の違反」で計算されることがある。)
プラス
 - 裁判所法廷費用(コロラド州では大体$40台)
の他、管轄(市や郡)や違反内容によっては「コミュニティ・サービス(ボランティア奉仕)」の代わりに、慈善団体への寄付を一定額(数十ドルですが・・・)するように裁判官に命令されたケースも目にしています。
まあ、20-25マイルの速度オーバーで、全合計$120-170くらいと言うところでしょうか。(あくまでコロラド州の場合。)

■ 違反すると自動車保険の掛け金が上がると言うのは、本当?:

これに関して、筆者は答えられません。と言うのは、少なくとも自分の30年以上のアメリカでの生活で、「事故や違反が原因で、自動車保険の掛け金が上がった」と言う経験が無いからです。
この間、私と妻とで片手で数える程度の回数しか違反が無いこと、自分が責任で起こした事故も2,3回で、それぞれ対物損害がせいぜい$200以下、という経験しかありません。しかし、その経験から「保険の掛け金が上がった」ということは一度も感じていません。

つまり、違反や事故の後に掛け金が上がるかどうかは、保険会社との契約年数、事故や違反の回数と程度、年齢、にもよると思われます。人間、誰だって「たまに間違い」はあります。少なくとも自分の経験から、保険会社は「すべての違反や事故」ごとに掛け金を上げてくるとは限らない、と言えます。

よって、たまにしか違反しないくていつもは安全運転(少なくとも、警官に捕まるようなヘマはしない)なら、保険の掛け金が上がるかどうかはあまり心配する必要はない、と個人的には思います。
もちろん、頻繁に違反チケットを貰っている場合は、良く考えないといけません。

以上、他州、特にカリフォルニア州は人口も多くて、裁判所の処理バックログを減らすため、他州とは大きく違うプロセスになっていると思います。が、「初めて交通違反チケットを貰って、心配している人」がいたら、参考にしていただいて、裁判所に出頭する前に少し気持ちを落ち着けていただくのに役に立てば良いと思います。











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