ノートルダム大学の研究者が、iPad用の脳震盪早期検出アプリを開発


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iPadの医療関連利用の例です。

アメリカではコンタクトスポーツ(ボクシング、レスリング、アメリカンフットボール、など)での高校、大学、および、プロフェッショナルレベルでの脳震盪の早期検出が問題になっております。
スポーツで何度も脳震盪を受けた選手の、その後の身体や生活に対する影響がわかってくるにつれて、脳震盪を受けたことを試合中に早期に検出し、症状が悪くならないように試合への出場を中止したり、早期に治療を受ける必要性が、最近、明らかになってきています。
しかし、ゲームに熱が入っている中で、試合に勝つために多少の怪我でも選手が試合を続けることが多く、脳震盪の90%は脳震盪と判断されず、そのまま試合を続けることが多いと言われています。

脳に対する打撲などのショックの生涯的な影響を研究するために、昨年、アメリカのプロ・フットボール・リーグNFLは3000万ドルをThe Foundation for The National Institutes of Healthに寄付しています。

ノートルダム大学の研究者たちはこのほど、試合の現場(フィールド)で、選手が脳震盪を受けたかどうかを判断することができるようなiPad用アプリを開発しました。
Notre Dame Researchers Develop iPad-Based Concussion Diagnostic Tool – 2013年4月2日

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下半身不随者が補助ロボット装置を付けて、自宅でも歩ける日が来た。


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本日のこのニュースの一つに目が触れて、たまたまこの装置をリハビリ病院で練習で使っている光景を昨年、実際に筆者も見せて貰ったことがあるので、皆さんにも知っていただきたいと思い、取り上げます。
ReWalk 2.0 exoskeleton technology helps paralyzed veteran walk – 2013年1月23日

このロボットは一般にexoskeletonと呼ばれ、日本語訳では「外骨格」または「外骨格ロボット」、「外骨格ロボットスーツ」などと呼ばれているようです。事故や運動中に脊椎への大きなダメージで脊髄損傷などを受けたことが原因で下半身不随になり、本来ならば一生、車椅子生活をしなければならないような人が、このロボットを両足にベルトで装着し、バッテリーと制御回路の入った「バックパック」を背負って歩くことによって、椅子に座ったり立ったり、かつ、歩いたり出来るようになるという補助装置です。
このロボットを装着して患者がちょっと前かがみになると、その動きを察してロボットは足を交互に前に出すように、写真中の赤い丸の部分(つまり、腰関節と膝関節部分)が一定テンポで曲がり、患者の前進歩行を助けます。

 

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