AT&TプリペイドGoPhoneが、月$60プランでカナダ/メキシコ データ通信ローミングを無料に。




AT&Tは本日発表し、
【AT&T】GoPhone Customers Also Get Unlimited Talk and Text from the U.S. to Mexico and Canada Added Automatically With a $60 GoPhone Plan. – 2015年8月17日
今週末(20915年8月21日)よりプリペイドGoPhone月$60プラン加入者は、カナダ・メキシコでのデータ通信ローミングを無料で使えることになりました。データ通信量は月$60プランの容量である「月4GBまで高速通信」に含まれます。アメリカ国内では容量に達したあと、2G速度で使い放題か、1GB当り$10で高速通信を追加できます。(3GBまでのみ、追加可能という説もある。)容量達成後のカナダ・メキシコでの「2G速度で使い放題」が可能かどうかは、現時点で不明です。

また、通話は米国内からカナダ・メキシコの通話は無料・かけ放題ですが、逆(カナダからアメリカ、メキシコからアメリカ)やカナダ内・メキシコ内での通話に関しては、今日の発表では触れられていないので、現時点では不明です。

T-Mobile USが2015年7月15日からカナダ/メキシコ「放題」を開始してから、AT&T、Sprintもそれに対抗すべくプランで競争しています。特に、Sprintは無料カバーの範囲を他の中南米15ヵ国にも延長するなど、加入者獲得や維持に必死です。

AT&Tはこれまで「$55 US, Mexico & Canada Monthly Plan」(カナダ/メキシコでのデータ通信は追加$25)がありましたが、改定プランが実施されると、こっちのほうは存在意義が無くなり、廃止されるかもしれません。

改定プランの料金と比較は、
アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン – 2015年8月10日
に追加しましたので、参照してください。

アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン




先月(2015年7月15日)、T-Mobile USが新Simple Choice(Simple Choice North America Plan)プランで、カナダ・メキシコでも追加料金無しでデータ通信が可能になりました。これは、プリペイドのSimple Choice North America Planにも適用されます。

また、AT&Tは昨年(2014年)11月ごろから「$55 US, Mexico & Canada Monthly Plan」を同社のプリペイドGoPhoneで提供しており、プラス$25でカナダ/メキシコのデータ通信が1GBまでローミング可能です。

今回は、一回の旅行でアメリカの他にカナダやメキシコにも旅行をする人のために、「アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン」をまとめてみます。

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メキシコの通信事業者、América Móvilが国内独占禁止法回避で、AT&Tによるメキシコ国内通信事業の一部売却を希望


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まあ、大したニュースではないんですがね。

個人としては世界でもっともお金持ちの、América MóvilのCEO、Carlos Slim氏が経営するメキシコの固定通信事業、および、携帯通信事業を提供しているAmérica Móvilが、メキシコの国内法が変わって、国内で独占禁止法に触れる可能性があるというお話し。

なんせ、携帯事業だけでメキシコ国内の70数パーセントの市場規模を持っているらしいです。固定回線のほうは、筆者は市場占有率を調べていませんが、判ったらここに追加記述します。

América Móvilは中南米の市場にも進出しており、アメリカ国内ではTracfoneグループ(Tracfone、Net10、StraightTalk、Simple Mobileなど)というプリペイド事業で2700万人以上の契約者を持っており、世界中でも通信事業では大きな「パワーメーカー」ではあります。

で、メキシコで独占禁止法の疑いが掛けられると言うので、急いでメキシコ国内での携帯事業の過半数市場シェア分の売却を希望しています。
売却の対象となるのは、メキシコの東岸側の事業だそうです。

この事業分配「入札」にはAT&T、ソフトバンク、中国のChina Mobile(中国移動通信)、などが入札の招待をされているそうですが・・・・

実は、AT&TはTracfoneおよびAmérica Móvilにいくばくか投資していたらしいです。筆者が推測するには、積極的投資ではなく、AT&TからTracfoneに対する売掛金が、昔々の時代に資本へ変わったのではないかと思います。

その投資(資本提携)を、AT&Tは数ヶ月前に解消しています。(つまり、AT&TはAmérica Móvil株を全部売ってしまった。)

筆者が言いたいことは・・・

この辺、全部、ストーリーは事前に描かれているのではないかと・・・

つまり、ソフトバンクが入札に招待されているものの、はじめからAT&Tと、その資金力には勝てないんでしょう。
ソフトバンクとしても、メキシコに進出してもたいして「(日本の)ソフトバンクとのシナジー」はできませんしね。
でも、América Móvilは中南米とスペインには強いんですがね。

このAmérica Móvilのメキシコ資産の過半数超過分をソフトバンクが手に入れたら、転地異変ですね。まあ、起こらないでしょう。