A Yoshida - 日英通訳 (逐次通訳、同時通訳、ウィスパー、電話、Skype)
コロラド州デンバー/ボルダー周辺を拠点に、日英逐次通訳・同時通訳サービスを提供しています。依頼があれば、アメリカ国内・カナダ、どこへでも出張可能です。
自己紹介(通訳業務)
契約中エージェント会社・料金
通訳業務実績履歴
1989年から日本のIT関連企業などの米国訪問に同伴し、会社訪問、施設訪問、セミナー・講習会・プレゼンテーション、コンフェレンス・展示会、子会社・関連会社監査、工場機械操作トレーニング、ビジネスミーティング・契約交渉などの場で逐次通訳を提供して、アメリカ・カナダの50ヵ所以上の都市への訪問に同行しています。
IT分野で30年以上活動しているので、アメリカのIT業界の事情に通じており、IT分野の言葉にも慣れているので、事前に技術用語の説明は不要です。通常の通訳者では理解が『難しい』IT用語や技術用語も、問題ありません。
最近は日本の医療関係専攻大学生グループが現地研修で渡米した際に、現地医学系大学・病院・リハビリ施設の訪問をする際の通訳も毎年行っています。診察・病院の医療通訳の頻度も、増えています。
アメリカ国内医療通訳者必須トレーニング、Bridging The Gapを履修済みです。
コロラド州法廷通訳認定済みで、州・市裁判所からの依頼や、弁護士事務所からの証人喚問通訳依頼も引き受けています。現在、コロラド州法廷通訳認定者でアクティブに活動している日本語通訳者は、二名です。
数百名~数千人参加の国際会議の同時通訳も、複数回経験しています。
得意分野:
コンピュータ:業務ソフト・業務システム、データベース、サーバー、ネットワーク、ハードウェア
(30年以上コンピュータ・プログラマーとして勤務)
通信関連:ネットワーク、通信機器、携帯
※ 技術が理解できる通訳です。
ビジネス:経営、会計(アカウンティング)、マーケティング、不動産投資
(中小企業経営者・自営業者として20年以上活動)
法廷通訳、証人喚問通訳、医療通訳
連絡先
Eメール - [email protected]
携帯電話 - +1-303-596-3542
Skype ID - alexyoshida80303
Line ID - alexyoshida_ipad3
※ デンバー周辺の通訳エージェンシーの殆どに登録しており、多くのエージェンシーのPreferred Japanese Interpreterになっています。通訳エージェンシーを通すと最大50%の手数料をエージェンシーが取ります。直接依頼いただいたほうが、料金が安くなります。通訳内容や形態に応じて、料金を調整しています。個人依頼主には通訳料を割引提供。
通訳履歴:
30年以上
•1989年から : 逐次通訳(日英・英日)
•2012年から : 同時通訳(英日)
•1992年から : 翻訳(日英・英日)
※ 2012年からは通訳が活動のメイン(フルタイム)です。
通訳形態:
同時通訳、逐次通訳、ウィスパー通訳、展示会ブース通訳、オンサイト(出張)通訳、電話通訳、Skypeなどのオンライン通訳、(スマートホン)アプリ通訳
日英・英日 逐次通訳:
•会社訪問
•関連会社の監査
•ビジネスミーティング/契約交渉
•セミナー、講習会、プレゼン
•コンフェレンス・展示会
•工場機械設置・トレーニング
•医者・病院への訪問、手術立会い(医療通訳)
•法律関係、証人喚問、供述
•法廷通訳
•電話会議、電話通訳
•アメリカ現地校(小・中・高)通訳
日英・英日 同時通訳:
•国際会議・展示会・社内外発表会
•セミナー
通訳者としてのトレーニング受講済:
•2012年9月 : 法廷通訳従事者オリエンテーション(Court Interpreter Orientation for Languages Other Than Spanish)
•2013年12月 : アメリカ医療通訳者トレーニング、Bridging The Gap (BTG)
•その他、継続的に生涯教育を受講中
通訳資格・認定:
•コロラド州認定法廷通訳者 (現在、アクティブな日本語のコロラド州認定法廷通訳者は一人)
•アメリカ医療通訳者トレーニング、Bridging The Gap (BTG)、修了
会員:
•Colorado Association of Professional Interpreters (CAPI)
•Colorado Translators Association (CTA)
•National Association of Judiciary Interpreters (NAJIT)
•International Medical Interpreters Association (IMIA)
•National Council on Interpreting in Health Care (NCIHC)
•American Translators Association (ATA)
学歴:
•1974年4月~1978年3月 : 京都大学理学部、学士課程終了(天文・地球物理学)
•1978年9月~1978年12月 : オクラホマ州立大学付属English Language Institute、オクラホマ州Stillwater
•1979年1月~1980年12月 : オクラホマ大学、オクラホマ州Norman、修士課程終了(気象学、1981年)
•1981年1月~1981年6月 : フロリダ州立大学、フロリダ州Tallahassee、博士課程(天体物理学)コースに登録
•1981年9月~1985年5月 : コロラド大学、コロラド州Boulder、博士課程(天体・地球物理学)コースに登録
現住の居住:
•コロラド州ボルダー/スーペリオール(Boulder/Superior, Colorado – Denver郊外)
アメリカ在住 40年以上(1978年9月から。)
過去の居住地:
- オクラホマ州Stillwater、
- オクラホマ州Norman、
- フロリダ州Tallahassee、
- コロラド州Boulder、
- カリフォルニア州Brea/Irvine、
- ハワイ州Honolulu(Waikiki)、
- 現在はコロラド州Boulder/Superior。
顧客リスト(一部):
•NTT東日本
•サントリー、Jim Beam
•楽天リサーチ
•日本の大学のアメリカ研修(物理療法・作業療法専攻、看護専攻、など)
•日本の工場製作機械メーカーの現地ユーザートレーニング
•日本のフランチャイズ関連ビジネスのフランチャイジーの本部トレーニング
•ジェファーソンカウンティ学校区
•コロラド州裁判所、ルイスビル市裁判所、コロラドスプリングス市裁判所
•複数の弁護士事務所(証人喚問通訳、法律相談)
•複数の病院・ドクターオフィス(医療通訳)
•(犬の)無麻酔歯石除去研修
•ロルフィング研修
など。
翻訳:
- 数ページ~20ページ程度の少量の翻訳のみ、引き受けます。
- 証明書翻訳、引き受けます。
(通訳のスケジュールに支障が出るため、多量の翻訳は基本的に引き受けません。)
コロラド州/ワイオミング州でこれまでに通訳として出張した場所(地図上の赤い点):
Eメール連絡先:[email protected]
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[返信]
ちょっと皆様と違った質問ですみません。実は法廷通訳士に興味があるのですが、ニューヨーク周辺で日本語通訳要請の学校を探したのですが見つかりませんでした。(ロスにはあるみたいなのですが)。もし宜しければ法廷通訳士になったきっかけ、あとどのように勉強をされたのか等教えて頂ければ幸いです。
[返信]
A Yoshida 返信:
2015年12月4日 7:36 AM
1.法廷通訳になったきっかけ
もともとコンピュータプログラマー/システム設計の仕事をしていましたが、その関係で、日本からのコンピューター関連の視察を昔から(26年前から)頼まれていました。年に50日くらいは通訳をしていました。
初めは通訳に興味があったわけではなく、普通に仕事をしていたら自分では行けない会社や都市を訪問できるので、そっちのほうに興味がありました。バブルの頃はアラスカ/カナダからマンハッタン/マイアミまで、依頼人のお金で出張出来ました。アメリカ/カナダの50都市は行ったと思います。
続けるうちに、日米の考え方・意識の違いが解り、「その違いのギャップを縮められたら良い」と思うようになりました。
その後、コロラドに引っ越した当時(約15年前)は資格が不要だったので、裁判・医療通訳を通訳エージェントに頼まれるまでに引き受けました。件数的には年に合わせて一桁の件数で、たいした件数ではありませんでしたが・・・
3年ぐらい前に大きなコンピューター関連のプロジェクトが終了し、これからは通訳業をメインにして過ごそうと思いました。
他の通訳者と差別化するには資格の取得が必要と思い、法廷通訳者の認定と、医療通訳者の認定を受けることにしました。
年齢的に連邦政府レベルの資格を取るには年数が掛かる(経験が必要)と思うので、そこまでは希望していませんが、州レベルでは必要な資格を全て得よう、と思ったわけです。
一般ビジネス通訳の資格はアメリカには無い(資格が無くてもビジネス通訳は出来る)ので、州レベルで取得できる資格は法廷通訳士と、医療通訳士(医療通訳士は全米で通用)です。
法廷通訳士として自分に能力があるかどうかは不安(つまり、関係者に不利になるような通訳をしないかどうか・・・)でしたが、現在のように資格が厳しく要求される前に数件の法律関係・裁判関係の通訳を何件か(一桁ですが・・・)したことがあるので、全く状況を知らなかった訳ではありませんでした。しかし、その際も常に「君はCourt-Certifiedか?」と弁護士や裁判官に聞かれていましたので、毎回「そうでない」事を言い訳するのが面倒だったり、エージェンシーに言われたとおりに言い訳するのも心苦しかったので、資格を取ろうと思いました。
あと、法廷通訳士認定前に自分が通訳した法律関係の案件で、弁護士同士で「この前の裁判では通訳の質が悪くて、再裁判になった。」とかいう話を休憩時間の雑談のときに聞いたりして、「自分の通訳も、そんなに悪くないんだな」と自信を持ったことも、資格認定を受けようと思った一つのモチベーションです。
2.法廷通訳になるための勉強
幸いなことに、日本人人口の少ない私の州(コロラド)では、日本語法廷通訳は「Oral Exam(口答試験)」がありません。まあ、現在、日本語法廷通訳はアクティブな通訳者はコロラド州には私一人しか居ない(過去にはもう一人居たが、その人は高齢で現在はリタイアしている)んですが、人口400-500万人の州で年に5件前後しか裁判通訳は案件がありません。その殆どが交通違反か離婚裁判です。
それほどニーズは無いんですよね。
ただし、裁判所公認(Court-Approved、Court-Certified)通訳士になると、裁判所直接の依頼ではなくても、弁護士間が行うdeposition(法廷外証人喚問)、あるいは、社会福祉サービス(Social Service、Human Service Department)、Workers Comp、移民関係の依頼も弁護士から来るようになります。弁護士も通訳者を使う時に「Court Approved/Certified」の通訳者を使うことが多いです。そのほうが裁判になったとき/裁判で証言を使用するときに、証言の信頼性を保てるからです。
で、私の住んでる州は州裁判所通訳養成部門が年に数回、スペイン語以外の法廷通訳者研修クラス(2日間)を実施しています。有料ですが、$200以下でした。
残念ながらニューヨーク州はそれが無いようですね。(追記:最後のコミュニティカレッジの法廷通訳養成コースのリンク参照。)
ニューヨーク州の場合、筆記試験のほか、口答試験にパスすることが要求されますね。筆記試験をパスした後、口答試験が不合格だった場合、次の試験は1年以上、間を空けないとダメですね。はっきり言って、たぶん、1回で口答試験はパスしないと思います。
日本語が口答試験を要求されるのは、他にカリフォルニア州、ハワイ州があることはわかっています。
筆記試験はほとんど(40州以上)が Consortium for State Court Interpreter Certificationプログラムで作成された英語のみの試験を使っています。スペイン語以外の全ての言語の法廷通訳候補者は、この英語のみの筆記試験を受けます。
他州でもそれに準じた試験問題が作成されているはずです。2時間15分で135問の4択問題を回答する試験です。中には法廷内で被告が使うであろうアメリカのスラングの意味を問う問題があり、これがネイティブではない受験者には一番難しいです。アメリカでネイティブ義務教育を受けた人は45-60分ぐらいで全問回答し、部屋を出て行きます。
https://www.ncsc.org/Education-and-Careers/State-Interpreter-Certification.aspx
http://www.ncsc.org/Services-and-Experts/Areas-of-expertise/Language-access/Written-and-Oral-Exam-Resources.aspx
を参考にしてください。ネイティブではない人は時間いっぱい近くまで粘りますが、わからない問題は考えてもわからないですね。(笑)
合格点は80%です。
まずはこの試験に受からないとどうしようもないので、その研修を受けてください。「日本語通訳養成学校」に通っても、無駄です。現在はこの筆記試験のための準備コースがオンラインでも提供されています。
http://www.interpretrain.com/court-interpreter-exam/
または、ニューヨーク州の法廷通訳管理部署に、どこで何をして準備したら良いのか、いつ/どこでニューヨーク州内で試験があるのか、聞いたほうが良いと思います。
http://www.nycourts.gov/COURTINTERPRETER/faqs.shtml#6
あと、ニューヨーク州の法廷通訳になるためのリソースリンクは
https://www.nycourts.gov/COURTINTERPRETER/links.shtml
日本語口答試験も要求される州では、筆記試験に合格するとそれから一定期間内(確か1年~3年)に口答試験を受けます。期間内に受けない場合には、もう一度筆記試験からやり直しです。口答試験は不合格になると、1年間は次が受けられません。上のほうにも書きましたが、私の住んでいる州では日本語の法廷通訳口答試験が無いので、経験が無いのですが、スペイン語や韓国語など口答試験が必要な言語で受けた人の話を聞くと、1回で合格点(80点以上)でパスするには法廷で通訳経験が無いと難しいようです。70点で「準パス」には認定されるんですが。
州によっては筆記試験合格(プラス、犯罪歴調査)だけで法廷に立たせてくれる州もあるので、それで「Court-Approved」ステータスを貰って経験を積み、その後、口答試験をパスして「Court-Certified」ステータスになります。
私が受けた州の法廷通訳研修クラスでは、「裁判の傍聴席に座って、実際の裁判を観察して、勉強するのが一番」みたいなことをインストラクターは言っていました。実際問題は、自分で法廷通訳者として法廷内に立って何度かやってみないと上達しませんが。
追記:ニューヨーク州のコミュニティカレッジで提供している法廷通訳者養成クラス
https://www.nycourts.gov/COURTINTERPRETER/pdfs/Westchester_2014.pdf
http://www.ncsc.org/Education-and-Careers/~/media/Files/PDF/Education%20and%20Careers/State%20Interpreter%20Certification%202/Interpreter_Colleges_Universities.ashx
もチェック。
[返信]
お忙しい所これだけの詳しいインフォを書いて下さり、本当に有難うございました。学校探しで挫折していたのですが、具体的にダイレクションが考えられるようになりました。リンクのウェブサイトも大変為になりました。本当に有難うございます。
[返信]
はじめまして、昨年デンバー近郊に引っ越してきました。
大変興味深くブログを拝見させていただきました。
私は20年近く翻訳の仕事をしているのですが、いずれ子育てが落ち着いたら通訳の勉強をしてみたいと思っております。もし今後、助言などいただけると幸いです。
これからもブログの更新楽しみにしています。
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