Sqord:子供達に運動を奨励し、ゲーム感覚で楽しんでもらう 3軸加速センサー内蔵運動量計測器
アメリカでは学童児の肥満が社会問題となっており、学校の給食や自動販売機から砂糖を含んだソーダを撤廃したり、ミッシェル・オバマ ファーストレディの活動の中心が学校給食に健康な食事、特に野菜を増やすことだったり、といくつかの活動が時折、目を惹きます。
そういう中、子供たちに常時運動したり体を動かすことを奨励するための「小道具」ガジェットが現れました。
昨年1年間、全米のいくつかの小学校やYMCAなどで「ベータ・テスト」で運用されていますが、それが2013年から本格的にマーケットされるようです。
コンセプトは万歩計と同じで、この装置を自分の体に常に付けておいて、自分が体を動かした量を測定しておき、定期的(1日に一回)データをアップロードして、インターネットで自分のその日の運動量を見たり、クラスメートと比較して楽しむというもの。
装置は腕時計の形をしていますが、腕に付ける必要は無く、ポケットや腕以外の部分に付けても良いそうです。この装置の中には3軸加速センサーが組み込まれており、運動量を内部に記憶しておきます。
装置は防水にもなっており、水の中でも運動量を測定できます。
子供たちは運動後、または、一日一回、この装置をPCにUSB経由で繋いだ受信機に近づけると、ワイヤレスで自分の装置IDと共にデータが装置からPCにアップロードされます。
あとはブラウザーでSqordサイトへアクセスし、自分の運動量をポイントで確認し、友達と比べたり、お互いに「ハイ・ファイブ」などのコメントのやり取りが出来ます。
チームを作ってポイントを競う合うことも出来ます。
Sqordは身体の発達のために一番運動の必要な年齢である8~13歳向けに作られていますが、このコンセプトは大人や老人に対しても使えるような気がします。
Sqordは今までベータ版運用でしたが、今年(2013年)から商用製品として広く販売・普及していく予定だそうです。
リンク:
Sqordホームページ
Sqord 活用事例