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バイリンガルは、通訳が出来るとは限らない。(通訳者に必要な能力)




まあ、ここ2ヵ月くらいフラストレーションが溜まっていますので、それを軽減するために吐き出したいと思います。

最近はネットで現地の人を探して現地の観光案内や通訳を依頼できます。私もトラベロコで既に10件ほど依頼を受けていますので、その便利さはよくわかります。

しかし、現地の言葉(と日本語)がわかるバイリンガルだからと言って、通訳、時に企業同士の会議の通訳が出来るとは限りません。

以下によく聞く問題と、通訳者に必要な能力を書きたいと思います。
通訳を依頼する方もこの点を考慮して、後悔しないように通訳者を選んでください。
また、通訳サービスを宣伝する方も、バイリンガルだからと言って簡単に「通訳が出来る」という表現を使わないようにして欲しいものです。

良く聞くのが
●「ここへ来る前はダラスでIT企業への訪問があったのですが、その時の通訳はちょっと・・・今日は大丈夫ですよね?」とか、
●「前回の研修の時の通訳さんはちょっと・・・それで今回は変えたいと思って、お願いしました。」とか、
●「実は昨日、前の訪問地でお願いした通訳さんは、相手が話した内容の2割も訳してもらえませんでした。明日は以下の点を注意してください。・・・・」とか、。。。
病院通訳でも、患者さんから
●「自分でも(医者が話している英語を)全部はわからないけど、先週の通訳さんは4割くらいしか通訳してくれていないように思う。」
●「この前の通訳さんはお医者さんがどんどん話しても日本語で通訳始めないし、お医者さんに『これまでのところをまず通訳して。』と言われてやっと日本語訳を始める。」
●「お医者さんの長い話になると、通訳の人はメモを取っているように見えるけど、相手が話し終えてから日本語訳が始まるまで時間がかかる。」
● しまいには(私が出張中で行けなかった診察時の)医療通訳者が、医者が言った緑内障の目薬の使い方を患者に正確に伝えなかったため、患者は2つの目薬を毎日点眼しなければならないのに、薬局で貰った2箱の目薬はどちらも同じで1箱は切れた時の補充用と思い込んでしまい、1ヵ月も目薬を一つしか点眼していなくて眼圧が上がっていた、という医療通訳ミスが発生する有様。(1ヵ月後のフォローアップの診察で私が通訳して、初めて問題が発覚。)

通訳者とは、片方が言ったことを、もう一方に「正確に、完全に(=全ての内容を)」伝えなければなりません。もちろん、「日本語と英語の通訳」は、「スペイン語と英語の通訳」や「フランス語と英語の通訳」に比べたら、単語も構文も全く違うので、100%完璧には通訳出来ませんが、その努力や姿勢が必要です。

よく素人の通訳もどきがやることで、4~5センテンスぐらいの長い文章を話されると、最後の文章の後半だけをチョロチョロと訳して、それでおしまい、というのを見かけます。こういう人は明らかに通訳者として失格です。ひょっとしたら。最初の方に言ったことに大事な内容があるかもしれないじゃあないですか。

そこで、通訳者としてはどういう能力が必要なのか、
【The Language Factory】THE 6 KEY QUALITIES OF A GOOD INTERPRETER
も参考にしながら、ここにリストアップします。
■ 1.少なくとも2ヵ国語を話せる。
■ 2.通訳者として仕事中は、常に頭の中で(辞書無しで)言語の変換をしている。
「今、(相手が)何て言った?」と聞かれても、瞬間的に訳した言語で答えられる。
英語でスピーカーが話しているときに、普通のバイリンガルは英語で理解しようとしている。日本語でスピーカーが話しているときには、普通のバイリンガルは日本語で理解しようとしている。突然、第三者に「今、(相手が)何て言った?」と聞かれた時に、訳が頭の中で既に作られていないと、まず、スピーカーが話したことをその言語で思い出し、それから頭の中で訳を作らないといけない。訳が口から出てくるまで時間がかかるし、思い出した元のセンテンスはたぶん完璧には思い出せないので、訳が不正確。(こういうのは、プロの通訳者ではない。)
つまり、「コード(二か国語言語)変換」を(相手の話を聞いている最中でも)常に脳の中でやっている、やったことがある、また、出来る能力
■ 3.片方が話した言葉(または、内容)を、数分間だけ記憶しようという、集中力と、人の話をよく聞く能力。
■ 4.片方が話した言葉(または、内容)を、数分間だけ、できるだけ完全に脳に記憶しておける、短期メモリー能力を持っている。(訳した後は、そのメモリーは消える。)
■ 5.2ヵ国語(以上)の言語で語彙が豊富。(空いている時間に2ヵ国語で新聞・小説・ネット記事を読んだり、ドラマや映画を観る。)
■ 6.聞きながら、頭の中でもう一方の言語で瞬間的に翻訳が出来る。(マルチタスク能力
■ 7.2つの国の文化や習慣の違いを理解しており、それによって訳の内容や表現を瞬間的に切り替えられる。
■ 8.周囲の状況を瞬間的に読み取ることが出来て、それに応じて適した表現を選択できる。
■ 9.感情的になりやすい話の内容や、感情的な話し手の内容にも、自分の感情を左右されずに通訳を続けられる。(周囲の感情に影響されない。
■ 10.日頃から多くのことに興味を持ち、知らない分野でも調べて短期間で理解できる学習能力。(幅広い経験のある通訳者なら、出来ない分野は無いはず。)

更に同時通訳の場合は、
■ 10.(目で)状況を理解し、(耳から)聞きながら、(脳の中で)翻訳(=言葉の置き換え)をし、(口から)発声する、マルチタスク能力

以上の能力が通訳者には必要です。

私も最初からプロの通訳者を目指したわけではなく、たまたまITの仕事を本職でしていて、自分の時間が自由に出来て、IT視察の通訳で頼まれて・・・それがきっかけで経験を積んで今のようになったので、経験を積めば良い通訳者に成れる人もいることは事実です。

でも、上記の能力をまだ習得していないで、通訳者として最低のレベルにも達していないのに、自分で自分を「通訳者」と宣伝・広告するのは、依頼者を騙すことになるし、依頼者に失礼です。そして、通訳者養成学校でトレーニングを受けたり、経験を積んだプロの通訳者に対しても、失礼です。











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