数年前に比べてアメリカ4大キャリア契約のスマートフォンで日本でローミング使用するのが、かなり便利になって来ています。
今年夏休みに日本へ一時帰国する人もいるだろうし、各社の日本ローミングの最新プランをまとめます。日本で現地SIMを買わずに、アメリカのSIMのままで使用する時の料金です。
なお、最近2年以内ぐらいにアメリカで発売されている殆どのスマホ(iPhoneを含む)は少なくとも日本の3G回線には接続されますが、端末の周波数が日本のキャリアに互換であることを確認しておいてください。
T-mobile USとSprintのポストペイド契約を利用の方は、データ通信速度は遅いものの無料で使えるプランもあり、Eメールやアプリでのテキスト(例:Line)などは十分に利用可能です。
AT&T利用者は、事前に国際ローミングプランに加入してから日本へ行きましょう。
Verizon(とT-Mobile)の通信・通話プランは、当該請求月の締め日の前であれば、請求月の初日に遡ってオプションの追加や変更ができるので、海外に居る期間が請求月を跨がなければ、旅行後(かつ、請求書の締め日の前)にローミングプランを追加または(より高額なプランに)変更することが可能です。
“アメリカ4大キャリア、プラス、Google Project Fiの日本ローミング料金一覧(2016年5月現在)” の続きを読む
「ソフトバンクのアメリカ放題」のSprint版、つまり、「Sprintの日本放題(Japan Roaming)」は、昨年秋からSprintのポストペイド法人アカウント加入者に提供されていましたが、それがSprintポストペイド個人加入者にも提供が開始されていることが、偶然わかりました。
月$5で、日本へ行く月だけ加入すれば、通話・テキスト・データ通信が追加料金無しで、アメリカ国内加入プランのまま、日本で使用できるようです。
日本へ行かない月は、解約しておけば良いでしょう。
データ通信に関しては、速度・通信料金の制限は不明です。確か、このサイトの読者で既にJapan Roamingプランを法人契約で加入している人が居るはずなので、日本での体験談がコメントに投稿されるのを待ちましょう。(笑)
Sprintのスマートフォンは日本ではCDMA2000通信方式でKDDIの回線にもローミングできますが、Japan Roamingプランが適用されるためにはGSM/W-CDMA通信で接続している必要があります。すなわち、iPhoneでは「Settings⇒Cellular⇒Roaming⇒International CDMA」をオフにする必要があります。アンドロイドでは通信モードをW-CDMA(UMTS)またはLTE/W-CDMA(UMTS)モードにする必要があります。
SprintのJapan Roamingの説明ページでは日本での接続キャリアは「W-CDMA(UMTS)キャリア」とだけ指定がありますが、GSM/W-CDMAモードだとソフトバンク回線に自動的に繋がるようです。ドコモに接続したときもJapan Roamingの対象になるんでしょうかね? (追記:Sprint契約者は日本国内でドコモ回線ではローミングしないように変わったようです。)
“SprintがJapan Roamingプランを個人契約者にも提供開始。日本での国際ローミングが$5で一ヶ月、追加料金無し。” の続きを読む