T-Mobile USAがデータ使い放題プランを復帰・・・だから、どうなの?


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T-Mobile USAは2012年8月21日に、「Unlimited(使い放題)データプラン」を2012年9月5日から復帰することを、発表しました。
T-Mobile Unleashes Unlimited Nationwide 4G Data – 2012年8月21日

この「Unlimited(使い放題)データプラン」の料金は、ポストペイド加入時に端末割引を受けている人は月$30、端末割引を受けていない(定価で買った人)か、端末持込でポストペイド加入した人は月$20になります。(通話プラン料金と、テキストプラン/使用料金は、別に加わります。)

現在のところ、アメリカ4台携帯会社のデータ通信に関する料金傾向は、以下の様になっています。

● Verizon ポストペイド契約・・・2012年6月28日よりShared Data Plan(10台までの複数の携帯・タブレット・ポケットWiFi・USB装置で同じデータ量を共有するプラン。各端末ごとに毎月固定費 + 月の共有データ使用料を支払う。)を、従来の端末1台毎の段階性従量課金、ファミリープラン(5台までの端末で通話のみ共有)、に加えて、を並行提供。
● AT&T ポストペイド契約・・・2012年8月23日よりVerizonと同様なShared Data Planを、従来の端末1台毎の段階性従量課金、ファミリープラン(5台までの端末で通話のみ共有)、に加えて、並行提供。
● Sprint ポストペイド契約・・・データプランは、Unlimited(使い放題)プランのみ。
● T-Mobile USA ポストペイド契約・・・データプランは、「Unlimited(使い放題)だが、一定バイト数以上は250kbps以下に速度制限」プランのみ。

つまり、ポストペイド契約部門において、VerizonとAT&TがShared Data Plan(共有データプラン)への移行を奨励する傾向にあるのに対し、SprintとT-Mobile USAは「加入者はShared Data Planを望んでいない。」と主張して、反Shared Data Plan派の立場を維持しています。

※ Shared Data Planの比較はこのブログでもいつか取り上げたいと思っていますが、必ずしもShared Data Planが全ての加入者で安くなるとは限りません。
なぜなら、Shared Data Planの場合には通話プランが最も高価な「使い放題」プランしか選択が出来なくなり、「電話はほとんどしないが、データ通信は良く使う」ユーザーにとっては、毎月の通話料の基本料金が引き上げになるからです。

今回のT-Mobile USAの発表は、既存のポストペイド契約プランに加えて、新しく「速度制限の無い」Unlimited(使い放題)データプランを、2012年9月5日よりポストペイド契約プランに追加する、と言うものです。

ただし、新しい「速度制限の無い」Unlimitedデータプランでは、テザリングは出来ません。
テザリングを必要とするユーザーは、従来の「一定バイト数以上は速度制限付きのUnlimitedデータプラン」への加入を、引き続き継続しないといけません。

※ プリペイドプランは、これまでと変わりません。
 
 

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