Z-Waveホームネットワークで、電力使用量の見える化/家電遠隔制御/自宅IPカメラ遠隔監視をやっています。
やっと我が家のZ-Wave「ホームオートメーション、兼、電力使用量モニター(見える化)、兼、監視カメラ」家庭内ネットワークのご紹介です。
Z-Waveはホームオートメーションのための家庭内無線ネットワークとしてデンマークの企業Zen-sysが2003年に開発したもので、900MHz帯域の無線を使用し、約30メートルの伝達距離範囲内でネットワークが構築できます。
使用周波数
ヨーロッパ:868.42 MHz SRD Band
南北アメリカ(ISM Region 2):915 MHz ISM Band
アメリカ:908.42 MHz
香港:919.82 MHz
オーストラリア/ニュージーランド:921.42 MHz
日本:920 MHz (2012年7月から認可)
その後、2008年にZen-sysは半導体メーカーSigma Designに買収されて、現在に至っています。
ホームオートメーション・ネットワークには他にZigbeeという国際標準があり、電力メーターに採用されていることが多いので、電力会社はZigbeeネットワークをホームオートメーションに推薦することが多いです。
それに対し、Z-Waveネットワークは電話会社/CATV会社の推薦の場合が多いです。
最近では、1975年に開発された家庭内電気配線(パワーライン)を信号伝達媒体として使用したX10ネットワーク(1997年12月に特許期限切れ)を拡張したInsteonというホームオートメーションネットワーク技術がSmartLabs社から開発されていて、商品も出ています。InsteonがZ-WaveやZigbeeと違う点は、無線ネットワークとパワーラインネットワークをハイブリッド(組合わせ)で使用することが出来て、旧X10装置とも互換性があることです。
現在ではZigbeeとZ-Waveのゲートウェイが出来ており、電源オン/オフ制御や電力使用量モニター情報は、ZigbeeコントローラーからZ-Wave互換周辺装置へも、また、Z-WaveコントローラーからZigbee互換周辺装置へも、制御と情報のやり取りが出来ます。
更に、Z-WaveネットワークとInsteonネットワークを繋げるブリッジ装置も、存在します。
したがって、昔のホームオートメーションシステムとは違って、少なくともどちらかのホームネットワーク技術に対応したシステムから構築し初めて、後にコストやパーフォーマンスや機能の関係で別のホームオートメーション技術を導入したとしても、それらを組み合わせる技術があるので、最初のネットワークが全く無駄になることはありません。
なお、日本では2012年7月にZ-Wave用の使用周波数920MHzが政府により許可されたため、2012年8月20日にZ-Wave Allianceが日本事務所を設立し、これまでの国際Z-Wave商品を日本の周波数に対応することも含め、これから日本でのZ-Wave本格進出が期待されます。
我が家ではMi Casa Verde社のZ-WaveコントローラーVera2を使い、約2年弱前の2011年3月頃から使っています。
MiCasaVerde.com
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