Sprint(ソフトバンク)のT-Mobile US買収案は、計画練り直し。近日中には公式発表無し?


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Wall Street JounralのMarketWatch記事は、
【Wall Street Journal/MarketWatch】Sprint Rethinks Acquiring T-Mobile After Public Antitrust Opposition – 2014年2月10日
【Wall Street Journal】Sprint Rethinks Acquiring T-Mobile After Public Antitrust Opposition – 2014年2月10日
Sprint/ソフトバンク会長の孫 正義氏とSprint CEOのDan Hesse氏はアメリカ司法省とFCCの反対が予想以上に強いことから、現在準備中の説得議論でのT-Mobile US買収は難しいと判断し、計画の練り直しの為に数週間の時間を掛ける、と関係筋2名の話としてレポートしています。
(※ 「予想以上」「予想外」と思ったのは、孫さんだけだと思うけど・・・)

孫会長は、司法省とFCCの反応を消化しているところであって、「Sprintが今以上に大きくならないと、成功できない」と信じている孫氏にとっては、この難関はT-Mobile US買収提案を諦めることではない、と関係筋は述べているようです。
しかし、この議論は、着実にこの1年間加入者数を増やしているT-Mobile USを横目にしてアメリカ司法省とFCC関係者を説得する材料には成り得なかったようです。
Sprint側は、T-Mobile USの急成長は一時的なものであり、いつかはVerizonとAT&Tの2大キャリアの規模に屈服する、と議論しているようですが、それも今の時点では説得力が薄いようです。

Sprintは2013年10~12月四半期業績発表を、明日(アメリカ現地2014年2月11日)、ニューヨーク株式市場オープン前に発表します。(東海岸時間午前8~9時ころ?、日本時間22時~23時ころ?)

ソフトバンクの決算説明会は、日本時間 2014年2月12日(水)午後4時30分~午後6時00分(予定)です。

アメリカの携帯業界は「4社競争」状態ではなく、「2+2競争」状態である。


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SprintによるT-Mobile US買収の資金が、銀行や証券会社によって準備が進んでいる噂が流れて2014年2月5日午後に株価が約7~8%の急上昇したSprintとT-Mobile US株ですが、同日夜、この買収が政府認可当局に認可される可能性が低いというアナリストニュースが相次いで流れ、翌2014年2月6日は両社株とも急下落。結果的には両社株とも、噂前の2014年2月5日午前の株価レベルに戻っています。

Sprint/T-Mobile USの合併が現在の状況では認められにくい状況の一つとして、アメリカ政府司法省およびFCC通信委員会の立場が、「アメリカの携帯業界は、現在、GSM/W-CDMAキャリア2社 + CDMA2000キャリア2社」で競争を続けるのが望ましい、という立場をとっていることにあります。
「2+2」競争体制は、2011年のAT&TによるT-Mobile USA買収時の審査(最終的に反対意見)で司法省が示した態度であって、その後2年間で、この方針がまだ大きく変えられるほどの携帯業界の大変化は、アメリカには起こっていません。

つまり、
● GSM/W-CDMAキャリア = AT&T、T-Mobile US
● CDMA2000キャリア = Verizon、Sprint
です。一部に「4社競争を、3社競争に会社の数を減らし、第3位と4位が合併することによって、トップ2社と資金的にも加入者数的にもほぼ同等にすることによって、より競争の土俵が均等化する」という議論があるようですが、アメリカの携帯業界の流れを見ている筆者には、「2+2競争」をまだ方針として堅守しているアメリカ政府司法省/FCCを説得するには、「4社⇒3社競争」理論はまだ説得力が弱いと思われます。

「2+2競争」理論の裏には、
● GSM/W-CDMAキャリアは端末の相互互換性がある程度あり、海外ローミングや、海外からの訪問者の所有する携帯の米国内ローミングに対応可能
● CDMA2000キャリアは、国内通信のみの競争
という立場から、「AT&T vs T-Mobile US」の競争と「Verizon vs Sprint」の競争を、アメリカ司法省/FCCは「多少、違う競争」と見ているからです。
アメリカの携帯業界と、最近アメリカン航空とUSエアウェイズの合併を認めて3大航空会社競争の状況を作ったアメリカ航空業界の違いは、そこにあります。

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2013年後期、アメリカ携帯会社のカスタマーサービスのJD Powers顧客満足度調査結果


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JD Powers調査による、アメリカ携帯会社のカスタマーサービス対応に関する最新の顧客満足度調査(2013年7-12月期に調査)の結果が、本日、発表されました。
中には、このような調査を基に携帯会社を選ぶ方も居ると思うので、ご紹介しておきます。
【JD Powers】2014 U.S. Wireless Customer Care Full-Service Performance Study and U.S. Wireless Customer Care Non-Contract Performance Study–Vol. 1 – 2014年2月6日
【ZDNet】T-Mobile closes J.D. Power customer satisfaction gap on AT&T, Verizon – 2014年2月6日

これによると、4大キャリアのカスタマーサービス対応に関する顧客満足度は、満点1000点として
● AT&T 793点
● Verizon 788点
● T-Mobile US 778点
● Sprint 757点

注目されるのが、昨年同期は760点で最下位だったT-Mobile USが778点で3位に浮上し、Verizon/AT&Tとのギャップを縮めています。
Sprintは昨年は771点で第3位だったのですが、ポイントも757点に下がり、最下位に転落しています。

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Sprint(ソフトバンク)のT-Mobile US買収提案有無の決断が近い。


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SprintがT-Mobile US買収に必要な400-450億ドル(約4兆円~4兆5000億円)の資金貸付最終提案が、 JPMorgan、Cititgroup、Bank of America-Merrill Lynchから出たという噂から、本日(2014年2月5日)、Sprintの株価は前日比で8.42%値上がりしました。
貸付額は、T-Mobile USの67%株を所有するドイツテレコムへの支払いと、T-Mobile USが既に持っている200億ドル(約2兆円)の社債の借り直しのための資金で、ドイツテレコムへの条件次第ではローエンドの400億ドルで済む可能性があります。

Sprint会長の孫 正義氏は先月米国司法省独禁法関連審査関係者、今週初めにFCCアメリカ通信委員会の委員長と会合し、SprintによるT-Mobile USの買収案を売り込んでいましたが、どちらもそれが認可される可能性は低いと応対した模様です。

T-Mobile USの67%主要株主であるドイツテレコムは、正式買収提案を受ける前に、Sprintと孫氏にアメリカ認可当局に打診するよう要請した模様です。
次のステップとしては、この会談の感触をSprint側がドイツテレコムに説明し、実際の買収提案の詳細を2社間で協議に入ります。
ドイツテレコム側は、SprintによるT-Mobile USの買収提案がアメリカ認可当局に受け入れられる可能性が低い場合には、3年前のAT&TからのT-Mobile USA買収提案時相当の額の10%~15%のBreak-up Feeを要求するだろうと予想されています。認可当局による買収承認の確率が高ければ、Break-up Feeは低くなるでしょう。

Break-up Feeは、買収提案が発表されてから関係当局の認可が出るまでの6~9ヶ月またはそれ以上の間、先行き不安から新顧客が獲得しにくかったり、既存顧客が転出したりする可能性があり、そのための損失をカバーするための「保証」的な役割を持ちます。

Sprintは既に売上額に対して高比率の負債を抱えており、買収が認可されなかった場合に更にドイツテレコムへ高額のBreak-Up Feeを払う資金能力や経営体質は無く、ドイツテレコムに高額のBreak-up Feeを要求された場合には、買収提案を出さないで諦める可能性があります。一部のアナリストは「SprintによるT-Mobile USの買収提案が承認される可能性は、10%以下」と予測しています。

Sprintは2014年2月11日(米国時間)に、ソフトバンクは2014年2月12日(日本時間)に、それぞれ四半期決算発表を予定しており、当日、出席者からの質問が予想されることもあり、出来ればその前にT-Mobile USの買収提案を出すか出さないかの決定をしたいようです。

【The Street】Why Sprint (S) And T-Mobile (TMUS) Are Gaining Today - 2014年2月5日
【Bloomberg】SoftBank Said to Seek Decision on T-Mobile Bid Within Weeks - 2014年2月5日
【CNBC】Sprint eyes $45 billion in financing for T-Mobile: Report - 2014年2月5日

孫・Hesse(Sprint CEO)が今度はアメリカFCC委員長と会談:FCCも「SprintによるT-Mobile US買収」認可には懐疑的


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ソフトバンク会長 孫 正義氏とSprint CEO Dan Hesse氏は昨日(2014年2月3日)、アメリカFCC(連邦通信委員会)の委員長Tom Wheeler氏と会合するとの報道が、昨日朝、いくつかのアメリカのオンライン報道で報道されました。

その後、数時間前、その会合の内容がReutersによって報道されています。
【Reuters】FCC chief tells Sprint chair he is skeptical on T-Mobile deal – 2014年2月3日

ここでも先月のニュースで報道されたアメリカ司法省独占禁止法関連担当者が示したと同じく、FCC委員長も、「SprintによるT-Mobile US買収」の認可に懐疑的であることを孫/Hesse両氏に示した、とFCC内部からの情報として報道しています。ただし、Sprint側からのT-Mobile US買収の公式提案があれば、その内容については偏見の無い調査を行う、と伝達しています。

Sprintは、それぞれ2倍以上の加入者を持つ「VerizonやAT&Tと平等に戦うには、規模的にSprintやT-Mobile US独自では難しく、SprintとT-Mobile USが合併しなくては不可能」、と主張すると見られていますが、
● 昨年(2013年)3月から「Un-Carrier(脱キャリア)」をスローガンにしていくつかのキャンペーンを実行している業界4位のT-Mobile USが、四半期ごとに100万人規模の加入者増を達成しており、このままのペースで行くと1年以内には加入者数でSprintを抜いて業界3位になりそうなこと
● Sprintは昨年7月初めに完全買収したClearwireの周波数帯域を含めると、既にVerizonやAT&Tの2倍の周波数帯域の使用権を持っているので、周波数ではVerizon/AT&Tより優位にあること(なのに、それをまだ全部利用していないこと)
から、余ほど奇抜な提案でT-Mobile US買収案を出さないと、独禁法からみで司法省の許可が得られず、電波の使用と消費者保護がらみでFCCの認可が得られないと見られています。

可能性のある一つの案としては、日本でのイーアクセス(イーモバイル)買収のときと同じく、Sprintが一旦T-Mobile USを買収した後、一部の事業をスピンオフさせる案も有り得る、と一部では推測されています。

Sprintは2014年2月11日に2013年10-12月期の四半期業績の発表、ソフトバンクは日本で2014年2月12日に同じく2013年10-12月期の四半期業績の発表を予定していることから、ソフトバンク会長の孫氏はその際にSprint/T-Mobile US買収に関して何らかの発表を行うか、または、記者等からの質問があることを前提に、進展に対してコメントできるように、各方面への打診を急いでいるような気がします。

また、ソフトバンクとドイツテレコムは買収提案の内容に関して詳細を交渉しているという報道も既に流れていますが、アメリカ政府関係当局の認可の可能性が低ければ低いほど、ドイツテレコムはソフトバンクに対して「買収提案が認可されなかった場合のBreak-up Fee(手切れ金)」の金額を多く要求する可能性があります。2011年に政府当局の認可が降りず、AT&TがT-Mobile USの買収を諦めた際には、AT&TはT-Mobileに対して30億ドルのBreak-up Feeの支払いと、一部の周波数の譲渡を行っています。

Sprintは負債が多く、もし、T-Mobile US買収案が認可されなかった場合に、多額のBreak-up Feeを支払うと、経営への影響は大きいと推測されています。

■ 携帯ポストペイド月料金が、$40-45レベルに落ちてきた

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孫・Hesse(Sprint CEO)がアメリカ司法省当局と会談:司法省は「SprintによるT-Mobile US買収」に好感を見せず


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Wall Street Journalが現地本日(2014年1月28日)午後、報道したところによると、ソフトバンク会長の孫 正義氏とSprintのCEO Dan Hesse氏は、今月(2014年1月)、アメリカ司法省当局と会談し、「ソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収提案提出」の意思を伝えました。しかし、この席で独禁法関連を審査する司法省の担当者は、2011年後半の司法省の姿勢である「アメリカ携帯電話の競争を継続するには、4社存続状態が望ましい」という意思が今も変わっていないことを再確認し、SprintによるT-Mobile USの買収は認可当局を通過するハードルが高いことを、孫氏とHesse氏に伝えた模様です。
【Wall Street Journal】U.S. Skeptical on Sprint’s Possible T-Mobile Deal - 2014年1月28日 (有料購読加入必要)
【T-Mo News】Department of Justice expresses concerns over Sprint/T-Mobile merger in meeting with Sprint - 2014年1月28日

今後、ソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収の成功/不成功は、資金の問題ではなく、いかにアメリカ規制当局の司法省とFCCを説得できるかどうかに掛かってきます。また、それは、310億ドル(3兆1000億円)とも、510億ドル(5兆1000億円、T-Mobile USの現在の負債額を含む場合。)とも言われる買収資金確保よりも難しいことが、再確認された模様です。

【備忘録】Sprintの契約中SIMを、他の端末に挿入したら?


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殆どの人にはどうでも良い検証です。
あとでいろいろ思い出したい時のための自分への備忘録として、記録を残します。

SprintのSIMは、
● iPhone 4s用のCDMA2000オンリーSIMは、MCC=316、MNC=010 (NextelのiDEN通信方式用のMCC/MNC使用)
● iPhone 5からのLTE対応SIMは、MCC=310、MNC=120
なんですね。 

KDDI auのSIMも、iPhone 4s以前のSIMと、LTE対応開始したiPhone 5以降のSIMは
● iPhone 4s用のKDDI au CDMA2000オンリーSIMは、MCC=454、MNC=04 (香港 3/HutchisonのMCC/MNC使用)
● iPhone 5からのKDDI au LTE対応SIMは、MCC=440、MNC=50
というのを、昨日初めて知りました。そのため、ちょっと検証環境が不十分なのですが、・・・
まあ、逆に、いまどきCDMA2000オンリーの検証は、そんなにニーズも無いでしょう。

以下の写真のように、自宅内の「CDMA2000対応で、SIMスロットのある端末」を全部集合させ、片っ端からSprintの契約中SIMを挿入していきます。

なお、アメリカのCDMA2000キャリアは、CDMA専用端末(LTE非対応)、および、CDMA/WiMAX端末(同じく、LTE非対応)の場合、SIMを使用していません。基本的に、SIMトレイがありません。
旧モデルで例外は、iPhone 4sと、Blackberryなどの旧モデルのCDMA2000/GSM兼用端末。iPhone 4sは、「SIMロック解除すれば、GSM/W-CDMA SIMでも使用できるため」です。
CDMA2000のキャリアでも、LTE対応も可能な端末は、すべてSIMを使用し、SIMトレイがあります。

また、Sprintは同じCDMA2000キャリアのVerizonと違って、SIMを使用している場合は、SIMと端末シリアル番号(MEID/ESN番号)が紐付いており、「Sprintの契約中SIMを、他のSprint対応端末に挿入しても、使用出来ない」と言う報告がネットにはあります。これも検証したかったのですが、販売時に「Sprint版」と称して売られている端末は、今の筆者の環境では
● Sprint版 iPhone 4s 1台
● Sprint版 iPhone 5s 1台
しかなく、最初にも書いたように、この2機種でSIMのMCC/MNCはそれぞれ違うSIMを使用しているので、目的にマッチした検証は今回出来ないことがわかりました。
ただし、州外に住んでいる息子が現在、Sprint iPhone 4sを使っているので、そのiPhone 4sと筆者のリタイヤしたSprint版iPhone 4sとで、3月ころにはテストできるかもしれません。

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T-Mobile USのCEO、John Legere氏が、Sprint/T-Mobile USの合併可能性を否定せず。


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T-Mobile USのCEO、John Legere氏は、2014年1月20日のNPR(前National Public Radio)誌とのインタビュー記事で、SprintによるT-Mobile USの買収は、「これまで(1年間)携帯業界に旋風を巻き起こし、業界に変化をもたらしたT-Mobile USの経営方針やマーケティング方針が合併後も継続して維持されるならば、2社の合併は(VerizonとAT&Tと戦える規模の点で)これまでの(T-Mobile USの)旋風的活動をさらに強化することになるので、歓迎する。そのためには、自分と、自分の経営チームが合併後の経営にあたるべき。」という趣旨の発言を行い、SprintによるT-Mobile USの買収を否定しませんでした。

さらに、John Legere氏は2012年9月にT-Mobile USのCEOに就任する前は基幹通信事業を行っていたGlobal CrossingのCEOを10年間、就任しており、「その際に、ソフトバンクはGlobal Crossingにも投資していたので、孫 正義氏も知っている。」と話し、「自分がSprint/T-Mobile US合併後の会社を経営すれば、消費者に害を与えることは無い。」と話しています。

「自分と、自分の経営チーム、ブランド、T-Mobile USの直近の急成長、・・・ これらは、(アメリカの)携帯業界にこれまで最も欠けていたものの一つであり、自分が孫 正義氏の立場なら、T-Mobile USの今の成長が好ましいと思うはずだ。」と述べ、合併後の経営を自分が任される前提であれば、政府認可当局への説得も可能であろうとも示唆しています。

【NPR】T-Mobile CEO Swears (Like A Sailor) That Industry Will Change – 2014年1月20日

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Sprint版iPhone 5s(A1453)のSIMロックを解除しました。・・・「Sprint版は、アメリカ国内SIMロック」の検証も。


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Sprint版iPhone 5sのSIMロックを、今日解除しました。SIMロック解除したのは、2013年9月20日のオンライン注文初日に、2年契約更新で$399(プラス消費税)で購入した、64GBゴールドです。
筆者はSprintと10年以上契約しているので、SIMロック解除のリクエストをしようと思えばもっと早くからできたんですが、ニーズが無かったのと、SIMフリーはiPhone 5があったので、「いつかやらなければ・・・」と思いながら、放置していました。

数ヶ月前にSprintの一般カスタマーサービスに連絡し、どこに電話すれば良いかは調べてありました。
今日はなんか、その気になったので、昼過ぎに担当部署に電話してみました。

SprintのSIMロック解除は、「International Customer Service」へ電話してリクエストすることになっています。
Sprint版のiPhoneは、アメリカ国内SIMロックですから、「米国外(International)に渡航した場合に、SIMロック解除の恩恵を受ける。」ということで、担当窓口は「International Customer Service」となっています。
その電話番号は、「(888)226-7212、Option 2」です。

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Sprint(ソフトバンク)によるT-Mobile US買収経費は、(実現したら)500億ドル(5兆円)


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なんでこのニュースは日本ですぐに報道されないんでしょうね。
そもそも、日本のニュースって、最初の「センセーショナルな初期報道」はリリースされても、そのあとのフォローアップが殆ど無いことが、最近多いですね。

昨夜のWall Street Journalの報道によれば、
【Wall Street Journal】Sprint Has Proposals From Banks on Financing Bid for T-Mobile – 2014年1月16日
もし、SprintがT-Mobile USを買収する提案が実現した場合に、Sprint(ソフトバンク)は二つの銀行から「その資金の融資を提供可能である」と提案されたそうです。
このニュースがリークしたのは、銀行としては、融資判断前の「Due Diligence」の調査が終了した、ということなんでしょう。

その金額は、T-Mobile USの主要株主であるドイツテレコムが所有しているのT-Mobile US株全額(全発行株の約67%)が、現在の市場時価で310億ドル、プラス、T-Mobile USの現在の負債を完済(リファイナンス)するための経費200億ドル。
つまり、Sprint(ソフトバンク)がT-Mobile USを買収すると、ソフトバンクの負債は5兆円増えます。

Sprintを買収したときの216億ドル(約1兆8000億円)よりも、はるかに高い金額になります。

ソフトバンクの現在の負債はSprintを買収した時点で増え、現在の負債額は9兆円とも10兆円とも言われています。

これにT-Mobile USの買収が、もし(あくまでも、「もし」ですが)、成功すれば、ソフトバンクの負債は15兆円になってしまいますね。

まあ、負債が増えても、資産が増えて、粗利が増えれば、経営は成り立つのでしょうけど。

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Sprintの早期機種アップグレードプログラムが、「Easy Pay」として蘇生


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1週間前にたった4ヶ月の短命で突然廃止されたSprintの早期機種アップグレードプログラムですが、本日、そのSprintは、また突然、早期機種アップグレードプログラムを再開しました。
ただし、名称も「Easy Pay」と変わり、条件も大きく変わっています。
Sprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」が、たった4ヶ月で廃止 – 2014年1月14日

【Sprint】No More Waiting For a New Phone – Sprint Allows Eligible Customers to Upgrade Their Phone Anytime with Sprint Easy Pay – 2014年1月16日

新しいアップグレードプログラムは他3キャリアの同様なプログラムとそれほど変わらず、
● 端末は定価(2年割引無し)で購入
● 端末代は、頭金+消費税+24ヶ月分割で支払う
● 頭金の金額は、端末によって違う
● 「Easy Pay」加入後、端末はいつでも買い替えできる。(他社は加入後6ヵ月目以降から、年に1回または2回まで機種変更可能)
● ただし、買い替えの際に残債は全額支払わなければならない。(他社は、買い替え時に少なくとも残債が50%以下に減っていること。そして、他社は残債の支払いは不要。)
● 買い替えの際に、古い端末は返却する必要は無い。(他社は、古い端末の返却が必須。)
● 買い替えの際に新しい端末購入代金を減らしたければ、古い端末を下取りで買い取ってくれる。(最高$300までで、古い端末の時価で買い取り。)

・・・・うん?ちょっと待てよ?
これって、タダ単純に、「2年契約束縛無し(端末代の割引無し)、ただし、端末は無利子で24ヶ月割賦払いで買える」・・・ってことだけですね。

割賦払い以外には、メリット無し!

まあ、この「早期機種アップグレードプログラム」と名称を摩り替えた、単なる「端末機種代分割払いプログラム」の内容にも問題がありますが、突然プログラムを廃止し、突然その代わりのプログラム(と称しているが、良く分からない)を発表する、SprintのPR部門のチグハグな行動、勘繰ると色々な想像が可能です・・・・・

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Sprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」が、たった4ヶ月で廃止


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T-Mobile USが2013年7月10日に発表した、「携帯機種を6ヶ月に1回変更できる」早期機種アップグレードプログラムは、その後、同様なプログラムをAT&Tが2013年7月26日にAT&T Next、Verizonが2013年8月25日よりVerizon Edgeを発表して、キャリア間の競争が激しくなりました。
T-Mobile US Jump!/AT&T Next/Verizon Edgeの早期アップグレードプログラムは、本当に価値がある? – 2013年8月21日

Sprintも結局、同様なオファーを提供開始せざるを得ず、2013年9月20日からSprint One Upプログラムを提供しました。
【Sprint】Introducing Sprint One Up – Annual Upgrade Program With Unlimited Talk, Text and High-Speed Data Guaranteed for Life; Just $65 Per Month, the Lowest Price of any National Carrier – 2013年9月20日

これらのプログラムは、
● 端末は、定価で購入する
● 支払いは、20~24ヶ月の分割払いとする
● 毎月の通話料は、他のポストペイド契約(2年契約)と同じ
● T-Mobileの場合はJump加入料として、別途、月$10支払う(紛失時の端末取替え保険としての役割あり。)
● 端末を返却をすれば、年に(キャリアによって)1-2回、端末を手数料無料で最新の機種に取り替えることが出来る
● 新しい端末代は、定価で購入。その時点から新しい20-24ヶ月分割が始まる。
というものですが、SprintのOne Upはこれに加えて、分割払い期間中は月$15の通信料の割引があり、日本(ソフトバンク)の「月々割」を導入したものとして、ソフトバンク/Sprintのシナジーの最初の現れかと、筆者としても高く評価していました。

そのSprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」は、突然、先週2014年1月9日で終了していたことが、本日、各オンライン誌の報道で分かりました。
【Sprint】Sprint One Up was retired on Jan. 9, 2014. – 2014年1月9日

アメリカでは電話会社の料金改定は、頻度が決まっているわけではありませんが、実際には年に1-2回はあります。しかし、大体は料金の改定であって、新しい料金「プログラム」が廃止されるようなことは、珍しいです。しかも、たった4ヵ月弱で廃止、とは・・・・

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Sprint(ソフトバンク)のT-Mobile US買収が、どんどん遠のいていく件


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筆者は業界アナリストではないので、情報はあちこちの聞きかじり(読みかじり?)情報しか持っておらず、こんな標題の件は自分の知識の不十分さを世間に暴露するようで、あまり書きたくないのですが・・・

しかし、日本の所謂「業界記者」様の方々にもっとしっかり調査をしていただいて、もっと現実的な記事を書いていただきたいので、標題の件で思っていることを少し書きたいと思います。

● T-Mobile USは2014年1月8日、ラスベガスのCES会場で発表会を開き、前期(2013年第4四半期)の業績の一部を発表しました。
これによると、2013年第4四半期の加入者純増は164万5000人、昨年1年間で440万人の純増があったことを明らかにしました。

これに対し、Sprintの2013年第4四半期業績は、加入者純減が証券会社アナリストコンセンサスで26万人、一部の証券会社アナリストによると40万人程度の純減になると予想しています。
このペースで行くと、1年後にはSprintが加入者ベースでNo.3からNo.4に転落、T-Mobile USがNo.4からNo.3に上昇します。

また、T-Mobile USはラスベガスのCES会場での発表会で、他社からのMNP転入者に対して、他社の2年契約早期解約料をリベートすることを翌日から実施することを発表しました。
少なくともこの発表会の直後から、そして今でも、ツィッターの世界では早速、他キャリアからT-Mobile USへ転入した沢山の人たちが、T-Mobile USのCEOのJohn Legere氏へ写真付きで転入報告を行っています。
この調子では、今期もT-Mobile USの躍進は間違いないでしょう。

これだけ今、T-Mobile USが躍進して、「業界の台風の目」的活躍をしていると、この活動を急停止されるような「(業界負け組みの)Sprintによる、(業界で今一番ホットな)T-Mobile US」買収は、公正取引・消費者保護の観点からは、アメリカ政府規制当局(司法省とFCC)は絶対に許可しないでしょう。
競争相手を潰すための買収は、許されません。

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アメリカのWiMAXは、いつ停波するのか?


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標題の件に関して、実はSprintも、Clearwireも、公式には何も発表していないんですよね。

まず第一に、Clearwireは資金の保全を図るため、2010年10月ころからWiMAXの新設と追加設備投資を一切行なっていません。

そして、ClearwireがSprintにまだ100%買収されていない時期(それでも、そのときはSprintはClearの51%株主だったんですが・・・)である2011年12月1日に、Clearwireの社債の利息不払いを防ぎ、破産を防ぐため、Sprintは、ClearwireのMVNOとしてClearwireに支払う通信料のバックペイと前金一部を払い、新しい契約を結びました。そのときの内容としては、
● Sprintは2012年末まで、WiMAX対応端末を販売する。(それ以降は、Sprintポストペイドブランドでは、販売しない。)
● 2012年と2013年は、SprintからClearwireへの支払いを、固定で9億2600万ドルとする。(2014年以降は、回線使用量に応じての支払いとする。)
● Sprint WiMAXポストペイド契約の最後の契約者の2年契約が修了する2015年(through at least 2015)まで、WiMAX回線使用(再販)の契約を行う。
となっています。
【Sprint】Sprint and Clearwire Announce New Agreements – 2011年12月1日

この文章の「through at least 2015」という言葉の解釈が、2015年1月1日なのか、2015年12月31日なのかは、一般の解釈が分かれています。
「Sprintポストペイド契約のWiMAX兼用端末最終日の2012年12月31日に2年契約をしたユーザーは2014年12月30日には契約が切れるので、WiMAXの停波は2015年1月1日では?」と解釈する人と、「英語文章的にthrough at least 2015というのは、2015年一杯を意味するから、2015年12月31日までだ。」と解釈する人と。

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SprintがSpark(LTE 3周波数帯アグリゲーション)サービスを6都市追加、プリペイドVirgin Mobile USAでSpark対応モバイルルーター発売


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Sprintは本日2014年1月7日、LTE 800MHz(Band 26)、1900MHz(Band 25)、2.5GHz(TD-LTE Band 41)の3つの周波数をアグリゲーション(集合)してデータ通信速度を上げるSparkサービスを、6都市追加したことを発表しました。Sparkは2013年10月30日既に5都市で開始されています。これで、Sparkを体験できる都市は11都市となりました。
Sparkはキャリアアグリゲーション技術を使い、実測値50-60Mbpsの速度でデータ通信がアクセスできると、Sprintでは発表しています。技術改善によって、将来的には1Gbpsの速度が達成できると言われています。
Sprintの計画では、Sparkは2014年末までに人口カバーで1億人(人口カバー率約31%)、都市数では2016年までに100都市をカバーする予定です。

Sparkの初期サービスエリアは、
•Chicago
•Los Angeles
•Miami
•New York
•Tampa, Fla.

今回追加された6都市は、

“SprintがSpark(LTE 3周波数帯アグリゲーション)サービスを6都市追加、プリペイドVirgin Mobile USAでSpark対応モバイルルーター発売” の続きを読む

アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2015年2月16日現在


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2013年4月25日 2015年2月16日現在のアメリカ4大キャリアのLTE普及状況を纏めました。

“アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2015年2月16日現在” の続きを読む

Nexus 5北米版(LG-D820)をSprint MVNOのTingで使う手順


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目次:
Tingサービス概要・・・このページ
■ Ting Nexus 5用SIM購入の手順・・・このページ
■ Ting Nexus 5用SIMのアクティベーションの手順・・・ページ 2
■ Nexus 5(LG-D820)の端末プログラミングの手順・・・ページ 3
■ Nexus 5(LG-D820)を3つの周波数でLTEを有効化し、Sparkに備える手順・・・ページ 4


2013年10月31日に突然発売されたNexus 5北米版(LG-D820)は、
● AT&T : 2G 850MHz、1900MHz -3G 850MHz、1900MHz -LTE 700MHz(B17)、一部地域のみ1900MHz(B2)、近い将来AWS(B4)
● T-Mobile US : 2G 1900MHz -3G 1900MHz、AWS -LTE AWS(B4)
● Sprint : 3G CDMA2000 1900MHz - LTE 800MHz(B26)、1900MHz(B25)、2500MHz(B41、TD-LTE)
● Verizon : 3G CDMA2000 800MHz、1900MHz - LTE 一部地域のみAWS(B4)
に対応しています。

※ Verizonは、Nexus 5がメインのLTE周波数700MHz(B13)に対応していないので、Nexus 5の公式サポートは行っていません。

もちろん、AT&TとT-Mobie USのSIMでは、通信有効なそれぞれのSIMをNexus 5に挿入すれば、あとはAPNを設定するだけで使用できます。

Sprint回線を使ってプリペイド契約でNexus 5(北米版)を契約できるのは、SprintのMVNOであるTingで契約できます。
Nexus 5(北米版)がSprintの3つのLTEバンド全てに対応しており、Sprintの提供するSpark(3つの周波数をアグリゲートした高速LTEサービス)の恩恵を受けられることから、Nexus 5をSprint回線でプリペイドで契約したい人にはTingが向いています。

しかも、Tingは、端末1台あたり月$6の基本料金で、最大20台まで複数台加入できます。そして、加入端末の月毎の総通話分数、総SMSテキスト数、総データ通信バイト数で、その月の合計通信料金が決まります。料金は通話、テキスト、データ通信毎に段階的に課金されます。

したがって、何も通信をしない月は、端末1台あたりの月基本料金の$6だけ。($6xN台)
加入端末合計の通話数が1分以上、100分以下であれば、端末数の月基本料金+通話料金$3だけ。($6xN台 + $3)
・・・という料金になります。

課金は、登録したクレジットカードに、当月分基本料金と前月分通信料金(開始月は、$0)が、毎月自動課金されます。

“Nexus 5北米版(LG-D820)をSprint MVNOのTingで使う手順” の続きを読む

SprintがT-Mobile USを買収する上での障害


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ソフトバンクが「(子会社である)Sprintを通して、T-Mobile USを買収する可能性を探っている」というニュースがWall Street Journalで2013年12月13日に報道されてから、ちらほらその裏の進展について、推測の報道が流れています。

そもそもSprintがまだ買収案を実際に提案したわけではないので、そういう状態で推測しても時間と労力の無駄なのですが、2014年1月1日(オンラインでは2013年12月31日)にNew York Times誌が社説(The Opinion Pages)でこの件に対して、政府当局が慎重に審査するよう、意見を述べています。
【The New York Times】Preserving Wireless Competition – 2013年12月31日

また、T-Mobile USユーザーの多いサイトでは、買収に反対する声や、実際に買収が起こったらAT&Tに移る、という意見が多くを占めています。
【Tmo News】WSJ: Sprint looking to buy T-Mobile US – 2013年12月13日

本日、Citiのアナリストは、「SprintによるT-Mobile USの買収が規制当局の承認を得る可能性は50%」と述べています。
【BenZingA】Citi Raises PT on Sprint and T-Mobile – 2014年1月3日

Stifel Nicolauのアナリストは、「この買収が規制当局の承認を得る可能性は、難しい」とし、買収のうわさから2週間で約25%値上がりしているSprint株に対し、高値のうちに「売り」を推奨しています。
【The Wall Street Journal】Will the Rally Continue for Sprint, T-Mobile, Or Have Investors Gone Too Far? – 2014年1月3日

Forbes誌も、Sprintの買収は「活性化された市場競争を、逆流させる動き」の理由で司法当局に許可されないだろうとの見解です。
【Forbes】With AT&T And T-Mobile Going To War, Customers Are The Clear Winners – 2014年1月4日

“SprintがT-Mobile USを買収する上での障害” の続きを読む

Sprintが2014年第1四半期に社内ブランド再編成を実施か?


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Tech Crunchオンライン誌が本日リークしたところによると、
【TechCrunch】Sprint Wants To Revive Nextel As A Business Brand, Merge Boost + Virgin Mobile Into ‘Sprint Freedom’ – 2013年12月31日
2013年7月10日に正式にソフトバンクに買収され、ソフトバンクの子会社となったSprintは、2014年第1四半期に社内のブランドの再編成と整理を計画しているようです。

現在、Sprintには以下のブランドとサービスがあります。
● Sprint (メインのポストペイド契約サービスと、iPadプランなど一部プリペイドサービス)
● Nextel (2013年6月末に停波されたiDEN通信方式のポストペイド契約サービス)
● Virgin Mobile USA (もともとはイギリスのVirgin Groupと共同事業のCDMA2000/LTE/WiMAXプリペイドサービス。現在は100%子会社。)
● BoostMobile (Nextel買収時に一緒に吸収された、iDEN通信方式のプリペイドサービス。iDEN停波が発表されてからはCDMA2000機種を追加し、現在はCDMA2000/LTEの100%のプリペイドサービス。)
● Clearwire (WiMAXプリペイドサービス。ワイヤレス固定と、ワイヤレス・モバイルサービスがある。)
● Assurance Wireless (Virgin Mobile USA管理の下に提供されている、政府補助金を受けている、低所得者向け低コスト・ライフライン携帯サービス。)

Tech Crunchの報道によると、Sprint内部の者による情報リークとして、

■1 Clearwireのサービスを、Nextelブランドとしてリマーケティングする。
特に、法人向けサービスを強化する。(Nextelブランドは従来、法人向けサービスに強かったため。)
ワイヤレス固定サービス、ワイヤレス・モバイル・サービス、法人向けグループ料金(複数台数契約。特に、6台以上の契約。)を提供する。

■2 プリペイド子会社のVirgin Mobile USAとBoostMobileを統合する。そして、統合後のサービスをSprint Freedomとする。

“Sprintが2014年第1四半期に社内ブランド再編成を実施か?” の続きを読む

SprintがLTEカバレッジ、300都市達成を発表。


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Sprintは本日、2013年12月16日、LTEサービス都市300都市達成をプレスリリースで発表しました。
【Sprint】Sprint Poised for 2014 Breakthrough Following Year of Network Advances – 2013年12月16日

Sprintは、基地局とバックボーン(スイッチングセンター)との間の固定回線の高速化アップグレードが遅れており、そのために、比較的回線置き換え作業の容易な地方小都市からLTE化を進めています。
したがって、このサービス都市の数は、必ずしも人口カバー数に比例しません。
Sprintは今年(2013年)年末までにLTEの人口カバー2億人(アメリカの人口は3億人強)を目標にしています。

今回新たに追加された70都市の中でも大都市と呼べるのは、San Diego、Madison(Wisconsin)、Greenbay、Louisville(Kentucky)、Orlando(Florida)、St Louis、El Pasoくらい。

更にこのプレスリリースの中で、Sprintは今年6月末に停波したiDen通信方式の800MHz周波数を3G CDMA2000とLTE Band 26に既に一部の地域で再編していることにも公式に触れています。

参考:
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年12月16日現在 – 2013年12月16日更新

iPad/iPad MiniとNexus 7 LTEをアメリカのSIMで使う検証・・・結果まとめ


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以下、これまでの検証結果:

SIM iPad 1 iPad 2 iPad 3 GSM版
AT&T版
ソフトバンク版
香港版、など
iPad 4/
iPad Mini
iPad Air/
iPad Mini Retina
全モデル
Nexus 7 LTE
北米版
T-Mobile
未開通SIM
プリペイドタブレットプラン
月200MBまで無料
iPadからブラウザーでアクチ可
アクチ不可
iPadからブラウザーでアクチ可
アクチ不可
iPadからブラウザーでアクチ可
LTE不可?3Gまで?
テザリング可
設定からアクチ可
AT&T/カナダ版のみLTE可
他モデルは3Gまで
テザリング可
設定からアクチ可
LTE使用可
テザリング可
Nexus 7から設定またはブラウザーでアクチ可
LTE使用可
テザリング可
ZIP SIM(旧Ready SIM)
未開通SIM
簡単アクチ
スマホを使って
アクチ後にSIM移動。
iPadでアクチ可
の場合もある。
3Gで使用可
スマホを使って
アクチ後にSIM移動。
iPadでアクチ可
の場合もある。
3Gで使用可
スマホを使って
アクチ後にSIM移動。
iPadでアクチ可
の場合もある。
3Gで使用可
テザリング可
スマホを使って
アクチ後にSIM移動。
iPadでアクチ可
の場合もある。
3Gで使用可
テザリング可
スマホを使って
アクチ後にSIM移動。
iPadでアクチ可
の場合もある。
3Gで使用可
テザリング可
スマホを使って
アクチ後にSIM移動。
iPadでアクチ可
の場合もある。
3Gで使用可
テザリング可
AT&T
未開通SIM
プリペイドiPadプラン
設定からアクチ可 設定からアクチ可 設定からアクチ可
LTE使用可
テザリングは月$50プランのみ
AT&T版以外はアクチ不可
AT&T iPadプランにアクチ済みSIMは使用可
 
AT&T版のみ、設定からアクチ可
LTE使用可
テザリングは月$50プランのみ
全モデルで、設定からアクチ可
LTE使用可
テザリングは月$50プランのみ
Nexus 7から設定またはブラウザーでアクチ可
LTE使用可
テザリングは不可?
または、月$50プランのみ?
AT&T
プリペイド GoPhone
Mobile Hotspotプラン
ブラウザー/ウェブでアクチ ブラウザー/ウェブでアクチ ブラウザー/ウェブでアクチ
LTE使用可
テザリング可
ブラウザー/ウェブでアクチ
AT&T版のみLTE使用可
テザリング可
ブラウザー/ウェブでアクチ
LTE使用可
テザリング可
ブラウザー/ウェブでアクチ
LTE使用可
テザリングは不可
Verizon
他の端末(iPhone)で
アクチ済み
ポストペイドSIM
非対応 非対応 不可
(Verizon版は使用可)
不可
(MEID未登録の為)

Verizon版のみ使用可

LTE使用可
テザリング可

LTE使用可
テザリング可
Verizon
未開通SIM
プリペイドiPadプラン
非対応 非対応 不可
(Verizon版はアクチ・使用可)
アクチ不可
(MEID未登録の為)

Verizon版のみアクチ・使用可
アクチ不可
(MEID未登録の為)
Verizonのカスタマーサービス/ショップでMEID登録可能かも?

Verizon版のみアクチ・使用可
2014年2月12日よりアクチ可
LTE使用可
テザリング可
Sprint
他の端末(iPhone)で
アクチ済み
ポストペイドSIM
非対応 非対応 不可 不可
(MEID未登録の為)
iPadアクチ画面になり
「Could Not Activate Cellular Data Network」表示

Sprint版も不可?
SIMとMEID番号が紐付きの為
iPadアクチ画面になり
「SIMが無効です」表示?

不可
(MEID未登録の為)
iPadアクチ画面になり
「SIMが無効です」表示

Sprint版も不可?
SIMとMEID番号が紐付きの為
iPadアクチ画面になり
「SIMが無効です」表示

非対応
Sprint
未開通SIM
プリペイドiPadプラン
非対応 非対応 不可 不可
(MEID未登録の為)

Sprint版のみ使用可?
不可
(MEID未登録の為)

Sprint版のみ使用可?
非対応

■ iPad 1から最新版iPad Air/iPad Mini RetinaまでのSIM(キャリア)互換リスト
アメリカで購入するiPad Air/iPad Mini with Retina Displayは、どのキャリアバージョンでも、どのSIMでも使えるか。 – 2013年11月3日 【2013年11月16日】

■ それぞれのSIMでのアクティベーション方法/使用方法を書いたページへのリンクリスト
T-Mobile:
iPad 4/iPad MiniとiPad Air/iPad Mini RetinaでT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
iPad 1/iPad 2/iPad 3でT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
Nexus 7 LTEをT-Mobile US SIMで使う : T-Mobile USプリペイドMobile Broadband (Pay-In-Advance Mobile Internet)プラン加入方法 – 2013年10月28日 【2013年11月18日】
T-Mobile USのiPad/iPad Miniプランは、毎月の最初の200MBが無料! – 2013年10月23日 【2013年10月24日】
T-Mobile USが、「月200MBまで無料データ通信」プランに加入可能な端末のリストを発表 – 2013年11月3日
2013年11月1日以前にアクチしたT-Mobile USプリペイドモバイル通信(ポケットWiFi、iPad/タブレット)SIMのアカウント管理方法 – 2013年11月19日【2013年11月19日】
T-Mobileプリペイド・モバイル通信(webConnect / Mobile Broadband)用のSIM購入・アクティベート手順 – 2011年6月23日 【2013年3月30日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】

ZIP SIM(旧Ready SIM):
ZIP SIM(旧Ready SIM)(Data Only)でiPad/iPad Air/iPad Mini/Nexus 7 2013の使用を検証 – 2013年11月16日 【2013年11月16日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】

AT&T:
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日 【2013年11月18日】
AT&T LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2013年4月5日 【2013年4月6日】
AT&TのSIMで、米国外のiPadを米国で使う場合の、3G/LTE加入手順 – 2011年3月10日 【2013年4月6日】
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日 【2013年3月8日】
Nexus 7 LTE (2013)でAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日
AT&Tプリペイド・モバイル通信(Prepaid DataConnect Pass)用のSIMアクティベート手順 – 2011年6月21日 【2013年8月7日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】

Verizon:
Verizon LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2012年12月2日 【2013年4月5日】
Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き – 2013年8月11日 【2013年8月11日】
Verizon版iPad/iPad Air/iPad Miniで、Verizonプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日 【2013年11月24日】
VerizonプリペイドiPadプランは、Verizon版以外のiPad/iPad Air/iPad Miniで使用可能か? – 2013年11月18日 【2013年11月18日】
Nexus 7 LTE (2013)でVerizonプリペイド通信プランに加入する方法 – 2014年2月12日
VerizonのiPhoneポストペイド契約SIMは、他の端末で使えるか? – 2013年11月15日 【2013年11月16日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】

Sprintの今後のLTE回線整備計画


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Sprintは本日、ソフトバンクに買収された後、初めての四半期業績発表を行いました。

結果は、・・・

ポストペイド加入者数が2013年7-9月期で36万人の純減。
まあ、今のLTE回線の現状では、しょうがないっすよ。
我が家は、Verizonも、AT&Tも、T-Mobile USまで今年6月にLTEが来ているのに、SprintのLTEは、まだぁ~? WiMAXは、基地局の谷間で、東西500メートル先はカバーされているのに、我が家はダメ。詳しく住所を入力すると、「カバーされていません」って、WiMAX端末は送ってもらえない状況。

それでも我が家は、15年近く前のアメリカで初めて(?)のカメラ付き折りたたみ式フィーチャーフォン、サンヨーのSCP-5300以来、Sprint忠誠なんですけど・・・(その前は、Pacific Bell、GTE、T-Mobileの時もあった。)
もっとも、他にAT&T iPhoneとVerizon LTEポケットWiFiも契約していますが・・・

さて、加入者数に戻ると、Sprintプリペイド(Sprint、Virgin Mobile USA、BoostMobile)加入者は8万4000人増。卸回線(MVNO加入者)は18万1000回線増。
ということで、まあ、プリペイド加入者は自社ブランドとMVNOを合わせて26万5000回線増と、それほど悪くは無かったようです。

【Sprint】Sprint Reports Third Quarter 2013 Results – 2013年10月30日

で、問題の「アメリカ4大キャリアで最悪のLTE整備状況」ですが、四半期業績発表後の投資家向けコンフェレンス・コールで、Sprintネットワークオペレーション部門のSteve Elfman社長が、Hesse Sprint社長とともに、今後15ヶ月のSprintのネットワーク整備計画に触れています。
【FireceWireless】Sprint to cover 100M POPs with 2.5 GHz LTE by end of 2014 – 2013年10月30日

・・・これが、現在の不満を持つ一顧客には、最も気になるところです。

“Sprintの今後のLTE回線整備計画” の続きを読む

SprintがLTE 1900MHz Band 25エリアを45都市追加


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Sprintは本日2013年10月29日、同社のLTEサービス地域を45都市追加し、230都市に増えたことを発表しました。

相変わらず基地局間のバックボーンの高速化工事に時間を取られて、なかなかLTE拡張が進まないSprintですが、今回のLTEエリア拡張で南カリフォルニアのSanta Ana/Anaheim地域が追加されたほか、ニューヨーク市ではこれまでのBrooklynとBronxに加え、Manhattan、Queens、Staten Islandの一部でもSprint LTEサービスが開始されました。

これでSprintのLTEは大都市では、
Atlanta
Boston
Dallas
Houston
Los Angeles、Santa Ana/Anaheim
Miami
San Juan (Puerto Rico)
New York City
が(やっと)カバーされました。

Sprint Press Release:
【Sprint】Sprint Expands LTE Coverage Map and Turns on More 4G LTE Markets – 2013年10月29日

Sprintは2013年年末にアメリカの人口の約3分の2にあたる2億人をカバーする予定ですが、あと2ヶ月ではかなり難しいかも・・・

Sprintよりも後発でLTEサービスを開始したT-Mobile USは、既に233都市/2億200万人をカバーしています。

T-Mobile USのiPad/iPad Miniプランは、毎月の最初の200MBが無料!


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さて、iPad Air/iPad Mini with Retina Displayが発表されて、一段落。

米アップル・オンラインショップの注文ページで判明した、今回初めてiPad/iPad miniを販売するT-Mobile USの「iPad/iPad Mini通信プラン」が明らかになりました。

これによると、T-Mobile USのiPad/iPad Mini通信プランは、
● 月200MBまで、無料!
● 月2.5GBまで月$30
● 月4.5GBまで月$40

またも他の3キャリアに対抗して、「キャリアらしくない」プランをT-Mobileは出してきています。

以下、全4キャリアの「iPad/iPad Mini通信プラン」比較です。

プランタイプ AT&T T-Mobile US Verizon Sprint
プリペイド/
No Annual Contract
250MB/月: $14.99
3GB/月: $30.00
5GB/月: $50.00

テザリングは、$50プランのみ可

200MB/月: 無料
2.5GB/月 : $30.00
4.5GB/月: $40.00

テザリングは、不明

1GB/月: $20.00
2GB/月: $30.00
5GB/月: $50.00

テザリングは、全プランで可

1GB/月: $14.99
3GB/月: $34.99
6GB/月: $49.99

テザリングは、不明

ポストペイド1台加入
ポストペイド共有プラン加入
iPad/iPad Mini追加基本料金(月)
$10/月/タブレット1台 $10/月/タブレット1台

※ 空白部分は、あとで追加します。


アメリカ4大キャリアの国際ローミング価格比較(日本で使用する場合)


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実は標記の件は、既に何度かこのサイトで取り上げています。
アメリカの携帯/iPadを日本でローミングする場合の料金:4社比較 – 2011年5月23日
Hanacellのデータ通信専用SIMって、どうなのよ?(日本でのローミング料金比較表付き) – 2013年8月6日
アメリカ契約の携帯/SIMで、カナダでデータ通信ローミングする場合の料金比較表 – 2013年8月6日
アメリカ契約の携帯/SIMで、メキシコでデータ通信ローミングする場合の料金比較表 – 2013年8月6日

一昨日、T-Mobile USが「国際データローミングが無料(ただし、128Kbps速度)」というプランを10月31日から実施する(新規加入者は2013年10月20日から)という発表をしたので、ここでもう一度整理し直しましょう。

ここでは、アメリカ4大キャリア(とHanacell国際データ通信専用SIM)を、日本で使用することに限定して、料金を比較します。
※ Sprintは「Multi-Country Pack」という国際ローミングディスカウントプランがありますが、日本は対象国に入っていません 2014年8月現在、日本は対象国に入りました。よって、日本国内でSprint契約のiPhone/スマホを使用する場合には、割引対象ではありません。

ちなみに、T-Mobile USの国際通話ローミングは、Simple Choice加入者はWiFiを使うと無料(アメリカ国外から、アメリカ国内電話番号へ発信)、または、$0.20/分(アメリカ国外から、アメリカ国外電話番号へ発信)となります。これは、T-Mobile USが数年前から実施しているWiFi Callingを使用した場合と考えられます。WiFi Callingアプリは、特定のT-Mobile用アンドロイド携帯にしかインストールされていません。

(混乱を招く可能性があるので、この部分に一部、オリジナルに記載した文章を完全に削除しました。)

どうやら、テキスト・ローミングは、WiFi Callingを使わなくとも、無料のようです。

“アメリカ4大キャリアの国際ローミング価格比較(日本で使用する場合)” の続きを読む

アメリカ4大キャリアのLTEサービスエリア地図比較:2013年8月現在


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本日のFierceWirelessは、アメリカ4大キャリアのLTEサービスの現状をキャリア毎に解説しています。
【FierceWireless】Progress report: A snapshot of U.S. LTE deployments in 2013 – 2013年8月14日

詳細な文章は興味ある方は原文を読んでください。総括 + キャリア毎に1ページずつ解説されています。

ここでは、各キャリアのLTEサービスエリア地図のみを比較のために抜粋して、掲載します。
各社のLTEサービス地域の数は
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年x月xx日現在 – 随時更新
にまとめてあり、随時更新し、メジャーなサービス地域拡大飛躍が起こった時には日付を繰り上げて更新しています。(でも、URLは同じです。)

“アメリカ4大キャリアのLTEサービスエリア地図比較:2013年8月現在” の続きを読む

Clearwireの基地局は、そのほとんどが解体か


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「え~っ、そうなの?」というようなニュース解説記事を読んだので、ちょっと備忘録のために記録。

Sprintが2013年7月9日にClearwireを100%完全子会社化し、Clearwireの所有する2.5GHz周波数帯で全米規模でTD-LTE開始の目処が立ちました。
Clearwireは現在、この2.5GHz周波数帯域でWiMAXのサービスを全米88地域で提供しており、約1万6000の基地局を所有(賃貸)しています。Clearwireの所有する2.5GHz電波使用権はこの88地域以外でもありますが、資金難に陥っていたClearwireは、2011年頃以降はWiMAXの全米サービス拡大計画を停止しています。Clearwireの被買収前の予定では、このうち当初5000の基地局、最終的に2014年内にClearwire独自所有(賃貸)の8000の基地局でTD-LTEサービスを開始する予定でした。(残り8000基地局は、他社との共同サイト。)

4日前、Sprintの四半期業績発表で、SprintはClearwireが所有している2.5GHz帯域でのTD-LTEサービスを、Sprintが所有(賃貸)または建築計画している3万8000の基地局で行うことを述べていました。
Sprintの投資家/メディア向け「四半期業績と今後の計画」電話会議から、LTE関連ニュース – 2013年7月31日

実はこの時に、何でClearwireの8000もの既存基地局数がこの3万8000の中に入っていないのか、筆者は疑問を感じていました。

FireceWireless.comの記事がこの疑問を解決してくれました。

“Clearwireの基地局は、そのほとんどが解体か” の続きを読む

Sprintの投資家/メディア向け「四半期業績と今後の計画」電話会議から、LTE関連ニュース


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今朝はSprint一色のニュース。

昨夜、2013年第2四半期業績をリリースしたSprintは、今朝、投資家やメディアとの電話会議を行い、その説明を行いました。

その中で、LTE関連の目ぼしい項目を取り上げます。

● Clearwireの完全子会社化完了により、Sprintは、2.5GHz TD-LTEの工事を、Sprint所有(および建設計画中)の3万8000基地局全部で実施する予定です。 Sprintによる買収前のClearwireの計画では、2.5GHz TD-LTEはClearwireの8000の基地局(現行のWiMAXサービス地域の88地域)でのみ設置される予定だったので、これはTD-LTEが全米規模でサービス実施されることをSprintは明言したものであり、歓迎に値するニュースです。

Clearwireの2.5GHz帯域は、全米100の大都市で160MHz幅の帯域があります。

● 1900MHz Band 25 LTEは、2013年年末までに人口カバー2億人(約64%)を予定しています。

● iDen停波によって再利用可能になった800MHz帯域は、CDMA2000通信として既に転用されている基地局もあり、今年第3四半期後半(2013年9月ころ?)からLTEサービスの運用にも使用していきます。

● 今年第4四半期には、2.5GHz TD-LTE対応のスマートフォンを販売開始します。2014年にはSprintのすべての新製品はTD-LTE対応になります。

● 「iPhoneは2.5GHz TD-LTE対応になるか?」という質問に対して、電話会議に出席したSprintのNetwork Operations代表のSteve Elfman氏は、回答を控えました。

SprintのTD-LTE推進が進むにつれて、日本でソフトバンク/WCPが2.5GHz追加周波数を与えられなかった件は、ソフトバンクにとってはその「グローバル計画」に痛い影響が出るでしょう。

参考リンク:
Sprint loses 2M subs and $1.6B in Nextel shutdown, plans nationwide 2.5 GHz LTE network – 2013年7月30日

SprintがCapTel(電話の会話をリアルタイムで文字で見られるキャプションサービス)のiPhone用アプリをリリース


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Sprintは、難聴者向けに音声をリアルタイムで文字に変換する電話キャプションサービス、CapTelのiOS(iPhone、iPad)版アプリを最近、AppStoreからリリースしました。
Sprint’s Wireless CapTel app brings caption calling to iPhones and iPads – 2013年7月23日

 

アンドロイド版は2011年秋からリリースされています。

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Sprintが1900MHz (Band 25) LTEエリアを拡大


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Sprintは昨夜(2013年7月29日現地夜)、2013年第2四半期の業績発表を行い、その中でLTEサービスエリアを41ヵ所増やしたことを発表しました。

注目に値する地域としては、ニューヨーク地域で、ニューヨーク市内のBronx//Brooklyn地域がLTEサービス開始されたことです。この2地域に関しては、2013年7月30日に公式LTEサービスを開始するニュースが、数日前から漏れていました。しかし、マンハッタン島では公式LTEサービスの案内はまだありません。

他に大都市としては、Philadelphia、Portand(オレゴン州)、Oaklandが含まれています。

これで、Sprintの公式LTEサービスエリアは151地域になります。業界1位のVerizonは500ヵ所で人口カバー率95%、AT&Tが336ヵ所、T-Mobileは116ヵ所です。

【Cnet】Sprint extends LTE coverage to 41 new markets – 2013年7月29日

Sprintが8都市でTD-LTEサービスを(非公式に)開始


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えっ? What!?

いや、ソフトバンクがSprint買収を発表したときから、その目的はSprintの関連会社のClearwireの2.5GHz TD-LTEにあることはわかっていましたが、・・・

でも、つい2週間前にSprintのClearwire100%子会社化が完了したばかりではないですか・・・・
筆者も、せいぜい年末までに数ヵ所~数十ヵ所がTD-LTE化できれば、良いほうだと思っていました。

先週金曜日(2013年7月19日)にはSprintはトライバンド800MHz FD-LTE, 1900MHz FD-LTE(既存のSprint LTEサービス)、2.5GHz TD-LTE対応のUSBモデルとポケットWiFiを発売し始めたばかりですが、これだって筆者は「800MHzと2.5GHzを使えるのは、まだまだ数ヶ月先。」とたかをくくっていました。
Sprint’s tri-band LTE modems go on sale this Friday – 2013年7月15日

ところが、今日のオンラインExtremeTechサイトによれば、Sprintは以下の8都市で2.5GHz Band 41でのTD-LTE電波を、密かにオンしたとのことす。
Sprint turns on LTE TDD, allowing it to compete with AT&T and Verizon’s coverage and performance – 2013年7月23日

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ソフトバンクがSprintに投資した216億ドルの内訳


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ソフトバンクによるSprintの買収が、本日2013年7月10日に完了しました。
これにより、Sprintの株式の78%を、ソフトバンクが所有します。
買収後の新しいSprintの株の上場は、2013年7月21日からになります。

ソフトバンクが費やした216億ドルの内訳は、以下のように成ります。

● 166億ドル・・・既存のSprint株主からSprint株78%を、一株$7.65で購入する費用。つまり、このソフトバンク投資金は、Sprintには全く残りません。潤ったのは、Sprintの株主。
※ ただし、この166億ドルでソフトバンクはSprintの株78%を所有し、Sprintが儲かれば(儲かればの話ですが・・・)、配当が入ります。更にSprintの業績が良くなって、将来、株価が上がれば、その株を28%までは売って、利益に還元できます。

● 17.5億ドル・・・ClearWireの株の49.8%を1株$5.00で購入し、Sprintの100%子会社にする費用。これも、Sprintには残りません。同じく、潤ったのは、ClearWireの株主。

● 32.5億ドル・・・13.5億ドルを、買収発表からこれまでに既にSprintに投資。19億ドルを買収完了時(本日)に追加投資。合計、32.5億ドルが、資金難で遅れているSprintのLTE設備投資などに利用されます。

この結果、ソフトバンクはSprint株の78%を所有し、残り22%はニューヨーク株式市場で一般取引されます。

買収前Sprint社名:Sprint Nextel Corporation
買収前のNYSE Ticker:S
買収後のSprintの社名:Sprint Corporation
買収後のNYSE Ticker:S (変更無し)

Sprintの新役員構成は、
Sprint会長・・・孫 正義(ソフトバンク株式会社代表取締役社長 兼 会長)
Sprint副会長・・・Ronald Fisher(ソフトバンク取締役 兼 ソフトバンク・ホールディング社長)
Sprint CEO 兼 取締役・・・Dan Hesse(買収前Sprint CEO)
Sprint取締役・・・Admiral Michael G. Mullen(買収前Sprint会長)
Sprint取締役・・・Robert Bennett, Gordon Bethune、Frank Ianna(買収前Sprint取締役)
追加Sprint取締役・・・未定

Sprint本社所在地・・・カンザス州Overland Park(カンザスシティの南隣接都市)(変更無し)

ソフトバンク/Sprint 両社合計の売り上げ(2012年上半期の数字を基にした予想)・・・320億ドル
(世界通信事業社では、China Mobile 430億ドル、Verizon 370億ドル、に次ぎ、AT&T 320億ドルと世界第3位タイ。)
※ 筆者注:これって、たぶん、携帯事業だけの売り上げではないですよね!?

合併後の携帯加入者数(2012年10月現在の数字)
Verizon 1億1100万人
AT&T 1億500万人
ソフトバンク/Sprint合計加入者数 9550万人(ソフトバンク 3950万人、Sprint 5600万人)
ドコモ 6153万人(2013年4月現在)

参考リンク:
Softbank’s $21.6 billion acquisition of Sprint is complete – 2013年7月10日
Clearwire shareholders agree to Sprint buyout – 2013年7月8日
SoftBank CEO: Sprint combination would tie as world’s No. 3 carrier – 2012年10月15日

Sprint、ClearWire(Clear)を100%買収。


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唯一のアメリカWiMaxプロバイダーのClearWireは2013年7月8日に臨時株主総会で、「CleaWirerの50.2%株を所有するSprintによる、ClearWireの残りの株式の買収」を、多数決で正式に承認しました。

これを受けて、Sprintは本日2013年7月9日、SprintがClearWireの残り株式の買収を完了したことを発表しました。ClearWireの株式は、本日2013年7月9日の株取引時間終了後、非上場になります。
Sprint News Release : Sprint Completes Acquisition of Clearwire – 2013年7月9日

同時に、Sprintは明日2013年7月10日より正式にソフトバンクの子会社となります。

ClearWireは2.5GHz電波使用権を全米に広く持っており、ソフトバンクのSprint買収は、このClearWire社の2.5GHZを使用したTD-LTEのサービス(ソフトバンクのAXGPと、通信方式と周波数で互換)の開始・設備充実が前提条件となっていました。

SprintはNextel社買収後の債務返済、ClearWireも大きな債務を抱えており、それらがFD-LTEおよびTD-LTE拡大の障害となっており、VerizonとAT&Tに大きく差をつけられていましたが、救世主ソフトバンクの資金援助で今後これらのサービス整備が加速されえる予定です。

また、ClearWireのWiMaxサービスはTD-LTEに変更され、2015年にはアメリカ国内におけるWiMaxサービスの停止が予想されています。

あとは、実際にLTEサービス拡充が約束されたとおりに進んでいくか、見守って行きたいと思います。

なお、明日はT-Mobileの記者会見があり、内容の一部として、LTEサービス拡大地域の正式な発表が期待されます。

【速報】Sprint株主投票数の98%が、ソフトバンクによるSprint買収を承認


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Sprintは本日2013年6月25日、株主総会を開き、ソフトバンクによるSprintの買収を、投票数の98%承認で、可決しました。

これにより、来月(7月)中ごろにはSprintは公式にソフトバンクグループ傘下となります。

ソフトバンクのSprint買収目的は、Sprintが現在50.8%の株を所有しているClearWire社の2.5GHz電波使用権にあり、Clearの買収もニ転三転したあと、Sprintが残りのClearwire社の株買い取り価格を引き上げたため、SprintのClearWire買収もほぼ確実となりました。ClearWireの株主総会も2013年7月8日に行われる予定ですが、買収後、Sprintは(ソフトバンクからの投資金で)ClearWireの残り49.2%の株を買取り、100%子会社にする予定です。

ClearWire社の2.5GHzはSprintのTD-LTEに使用され、これにより近い将来、ソフトバンクのスマホ(AXGP/TD-LTE対応)が、アメリカでTD-LTEでローミングできたり、基地局などのTD-LTE通信装置のコストが安くなることが、目的です。

筆者もSprintのポストペイドアカウント(とAT&TとVerizonと・・・)に加入していますが、ソフトバンク買収によってSprint社と子会社のVirgin Mobile USAやBoostMobile社の通信プランが極端に変わることはないはずですが、日本的なプランに変わったら、Sprintの加入者は大量に他社に逃げるでしょう。

ソフトバンクは過去(1990年代後半)に複数のアメリカ企業への大量投資を行い、その多くが失敗しているので、今回は、ソフトバンクが金だけ出して、口は出さないようにして欲しいと思います。

アメリカのLTE速度って?


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今週はアメリカのLTE通信速度を調査したレポートが2つ発表されています。
【RootMetrics】Ante up: T‑Mobile joins the Las Vegas LTE club, Verizon holds, and AT&T raises the stakes. – 2013年5月22日
【TechHive】AT&T has fastest LTE service, T-Mobile off to strong start – 2013年5月22日

まず、RootMetricsの調査はラスベガスに場所を限って、速度を比較しています。SprintはまだラスベガスでのLTE公式サービスを開始していないので、今回の調査には入っていません。

これを見ると、AT&Tが平均ダウンロード18.7Mbpsで最速。ピークではダウンロード速度59.0Mbpsが測定されました。
次がVerizonの平均ダウンロード13.9Mbps。ピークダウンロード速度52.9Mbps。
LTEリリースが始まったばかりのT-Mobileは平均ダウンロード12.5Mbps。ピークダウンロード速度29.0Mbpsです。

 


 

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StraightTalkがLTE対応スマホ、Galaxy SIIIを間もなく発売開始


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Walmart関連第2報・・・

これまでアメリカでプリペイド携帯でLTE接続まで許可するところは少なかったのですが、それがまた一社増えました。

これまでのプリペイド携帯でのLTE接続許可キャリア(旅行者が一般的に入手可能会社):
MetroPCS(2013年5月1日から正式にT-Mobileと合併)
Virgin Mobile USA(Sprint MVNO)
BoostMobile(Sprint MVNO)

注意:プリペイドモバイルデータ通信専用では、VerizonとAT&Tが既にLTE対応があります。

WalmartとTracfoneの共同マーケット事業のStraightTalkは、(予想では)次週よりWalmart実店舗でLTE対応のGalaxy SIIIの発売を開始するようです。
機種本体価格は$439.99で、アンドロイドOSバージョンは4.1、通信コストはStraightTalkの毎月$45で使い放題が適用され、LTE通信も使い放題になる模様です。

Confirmed: StraightTalk Samsung Galaxy S III Powered By Sprint, Ushers in LTE Access – 2013年5月11日


 

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SprintはLTE回線上で固定IPアドレスサービスを開始


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Sprintは、これまで3G回線で提供しているモバイル端末への固定IPアドレス提供サービス、「Data Link And Static IP」サービスを、今週からLTE回線でも使用できるようになった、と今週発表しました。
Sprint Launches Data Link and Static IP on its 4G LTE Network – 2013年4月23日

このサービスに加入することによって、モバイル端末(携帯、モバイルルーター、タブレット、ノートPC、機械に組み込まれたセルラー通信機器、など)が毎回インターネット回線に接続するたびに、同じIPアドレスが端末に割り当てられます。

これによって企業は、遠隔地の機器やセンサーなどに取り付けられた通信機器や端末、セルラー通信を使ったリモートオフィス、現場で修理などを行うフィールドエンジニアの端末、などの管理がし易くなり、プライベート・エンタープライズ・ネットワーク管理を広い地域に拡大できます。

更に、Sprint Data Linkサービスは、接続可能率99.9%のSLA(service level agreement)が提供されており、企業のミッションクリティカルな広域WANのアプリケーションに向いています。

使用例としては、油田ポンプや風力発電塔の管理、遠隔給電所・変電所や短波中継基地の管理、などの遠隔地に備え付けられた機器の管理から、遠隔地の建物のドア開閉モニター、小売キヨスク(出店・屋台)のレジ端末、季節的商品の販売屋台の通信ニーズ、臨時リモートオフィスの本社との通信、宝くじ売り場、家庭医療モニター、M2Mアプリケーション、などに用いられます。

企業はSprintからブロック割当てでIPアドレスをリース(借用)することが出来て、そのIPアドレスを自社内ファイヤーウォールなどで容易に管理することが出来ます。

Sprintが、自社用に販売された携帯をSprint MVNOで使用することを許可開始


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アメリカのCDMA2000キャリア(Verizon、Sprint、MetroPCS、Cricket、US Cellularなど)は一般的に、自社用に販売された携帯のシリアル番号(ESN番号またはMEID番号)をキャリアのコンピュータのデータベース(”Retail”データベース)に登録して、通信が可能になります。
そして、自社販売以外の端末の登録を拒否します。

CDMA2000の回線を持っているキャリアは、その「自社回線利用者」シリアル番号データベースとは別に、MVNOの販売するCDMA2000携帯のシリアル番号のデータベース(”PLBL”データベース=”Private Label Business Line”データベース)を作成し、分離して管理しているのが普通です。

これまでVerizonやSprintは、自社携帯のESN/MEID番号の”Retail”データベースから”PLBL”データベースへの移行を許可していませんでした、結果的に、VerizonまたはSprint用に販売された携帯機種は、そのMVNOでは使用出来ないものが多かったです。
理由は、各キャリアの携帯本体には、キャリアの提供する個別サービス用のアプリ/プログラムが搭載されていることが多かったためです。たとえば、家族の携帯の位置をGPS検索できるFamily Location Serviceアプリや、キャリア専用のGPSナビ・アプリなどです。

このたび、Sprintはこの慣例を破り、Sprint用に販売された古い携帯を、SprintのMVNOで使用することを許可開始します。

つまり、Sprintの古い携帯が机の引き出しの中に忘れられていたとして、その携帯をSprintのMVNOに持って行って、そのMVNOのプリペイドサービスに加入することが出来ます。MVNOがSprintにリクエストすることにより、Sprintがその携帯のESN/MEID番号をSprintの”Retail”データベースからPLBL”データベースへ移行してくれて、その携帯本体がMVNOで使用できるようになります。

Sprintはこれまで数ヶ月、試験的にKajeet、Ting、ChitChat、EcoMobile、PrepaYdなど数社のSprint MVNOで実行してきましたが、これからは70社あると言われるSprintのMVNOの全てでこれが可能になります。
この新方針の導入により、Sprint MVNOが新規顧客を獲得し易くなることと、資源の再利用を高めることを目的とします。
Sprintのプレスリリースには「アメリカ環境保全局(U.S. Environmental Protection Agency)の発表によると、アメリカでは1年間に1億3500万台の携帯電話が破棄され、これらを再利用することによって、年間24000世帯の電力使用量を節電できる。」と掲載されています。

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SprintのLTE電波が、NYC、ワシントンDCでも見つかる。


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報告が遅れましたが、2日前に
SprintのLTE電波が、遂に大都市(サンフランシスコ)で検知される! – 2013年2月18日
の記事を書いた直後に、ニューヨークシティとワシントンDCの一部でもSprintのLTE電波が見つかったという報告があります。
Sprint switches on LTE in some parts of San Francisco, New York City, and Washington, DC – 2013年2月18日

これらの市でiPhone 5や、SprintのLTE対応アンドロイド携帯を使っている人は、チェックしてみてください。

SprintのLTE電波が、遂に大都市(サンフランシスコ)で検知される!


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これまで内陸部の比較的人口の少ない中小都市でLTEサービスを開始して、サービス都市の数だけ稼いでいたSprintですが、遂にここ数日、サンフランシスコ/シリコンバレー地域でSprintの1900MHz(Band 25)LTEの電波が検知されました!
PSA: Sprint LTE is now live in San Francisco – 2013年2月17日

シリコンバレーでもまだまだサービスされていないエリアのほうが広いですが、やっとSprintも人口の多い大都市へのLTE整備に乗り出してくれたようで、Sprint加入者は期待が大きくなります。

Sprintは現在、58都市でのLTEサービスを開始しています。
同社のNetwork Vision計画では、2013年末までにLTEサービスは人口カバー率で2億人/66%を目標としています。
また、現行の1900MHz LTEサービスに次いで、800MHzでのLTEサービスは2013年第4四半期には開始される予定です。

Sprintがプリペイド携帯サービスを開始。T-Mobileプリペイドで「データ使い放題」速度制限撤廃(2013年1月9日より)


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年明け直後から噂が出ており、昨日、FierceWirelessが確認したニュースですが、Sprintが2013年1月25日から自社(Sprint)ブランドでプリペイド携帯サービスを始めるようです。
Sprint to Launch Own Internal Prepaid Brand This Month with “Sprint As You Go” – 2013年1月2日
Rumor: Sprint to Launch $70/Month Prepaid Plan With Roaming and No Speed Cap – 2013年1月3日
Confirmed: Sprint As You Go unlimited prepaid launching Jan. 25, without speed throttling – 2013年1月4日
Sprint confirms pay-as-you-go service, promises not to throttle speeds or cap data – 2013年1月4日

Sprintは既に100%子会社のBoost MobileおよびVirgin Mobile USAでプリペイド携帯サービスを提供していますが、2013年1月25日からSprintブランドでもプリペイドサービスを開始します。アメリカではスマートフォンの普及に伴い、ポストペイド契約の毎月の通信費が高いためにプリペイド契約に切り替える利用者が増えており、Sprintもこの「脱ポストペイド」の傾向に対して何らかの対策を行わないといけなくなった模様です。

Sprintのプリペイドサービスは、「Sprint As You Go」サービスと呼ばれます。

 

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アメリカ4大キャリの次期LTE計画(周波数)


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アメリカの各キャリアは現在、各々一つの周波数帯域でのLTEサービスしか提供していませんが、スマホやタブレットの激増によってこれらのLTEサービスの帯域不足は数年以内に来ることが予想されています。

そこで、各社とも他の周波数帯域での電波使用権を他の所有会社(主にCATV会社や、モバイルTVを提供しようとして失敗した会社)から買い足しています。

AT&Tは2012年12月21日、FCCがAWS帯域とWCS帯域の608都市における電波使用権買取を承認したと発表しました。
AT&T Receives FCC Approval for Acquisition of NextWave Wireless, Other WCS Transactions; Approval Sets the Stage for WCS Spectrum for Mobile Broadband Use – 2012年12月21日
AT&T gains FCC approval for WCS and AWS spectrum purchases in 608 markets – 2012年12月19日

また、VerizonのAWS 20MHz帯域の電波使用権買取の承認は、2012年8月23日に発表されています。
FCC approves Verizon’s $3.9B AWS purchase, T-Mobile spectrum swap – 2012年8月3日
FCCからの承認の条件として、Verizonは3年以内(2015年夏まで)にこのAWSの30%(人口カバー率)をサービス開始する予定で、7年以内(2019年夏まで)に残り70%をサービス開始することになります。

また、Sprintは現在、同社のNextel部門のiDen通信方式で使用されている800MHz Band26でFD-LTE、完全子会社化が最近決まったClearWireの2.5GHz所有周波数でTD-LTEの開始を計画していますが、どちらも具体的な導入はソフトバンクによるSprintのテイクオーバーが承認されると予想されている2013年3月以降になります。

T-Mobile USAは現在行っている3G/HSPA+(ダウンロード速度理論値21Mbps)の1900MHzでの追加サービスを全米で2013年夏までに完了し、合併するMetroPCSの全米19ヵ所でのAWS帯域(Band 4)のLTEサービスに追加する形で、2013年(開始時期不明)からAWS LTEを順次サービス開始していきますが、その後の帯域獲得計画が全くありません。

よって、1年後、2年後・・・数年後のアメリカ各キャリアのiPhoneやスマートフォンのLTE対応は、またまた変わってきます。
どのiPhoneモデルやiPad/iPad Miniモデルが、どのLTE周波数に対応するかによって、また、SIMフリーiPhone/iPad/iPad Miniを買うときに悩みが増えるかもしれません。

以下、その状況を表にまとめました。

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Verizon版とSprint版のiPad 4/iPad Miniは同じ物?


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まずは、「新iPad with Retina Display」は名前が長いし、2012年3月に発売された「新iPad(iPad 3)」だってRetina Displayでしたから、「どっちも同じジャン」(実際にGSM版iPad 3と、AT&T/Canada版「新iPad with Retina Display」は、スペックがほとんど同じジャン!)・・・ということで、このサイトでは2012年3月に発売されたipadを「iPad 3」、2012年11月に発売されたiPadを「iPad 4」と呼ぶことにします。

その中で、Verizon版iPad 4とSprint版iPad 4、または、Verizon版iPad MiniとSprint版iPad Miniは、「同じ」または「同じモデル」と書かれているサイトがありますが、良く気をつけてくださいね。

確かにこれらのモデルを買って、アメリカ国外で使用する場合には、「同じ」と思って良いでしょう。アメリカで発売されているiPad/iPad MiniはSIMフリーですからね。

しかし、アメリカ国内で使用する場合には、Verizon版iPad 4ではSprint回線/Sprint SIM/Sprintプリペイドプランで使用できません。
逆に、Sprint版iPad 4ではVerizon回線/Verizon SIM/Verizonプリペイドプランで使用できません。
ipad Miniも、同じです。

したがって、日本のユーザーでアメリカ・モデルを代行などを通して購入する場合や、アメリカ旅行中にアメリカのアップルストアで購入する場合には、アメリカへ出張や旅行に来たときに、どっちのプランで使いたいかで、Verizon版を買うか、Sprint版を買うか、を決めるべきです。

最新(2012年12月20日)の数字ではVeizonのLTEサービスエリアは470都市で人口カバー率2億6000万人(84%)。Sprintは49都市で、主に中小都市から先に設置しています。早くソフトバンクの買収が認められて(2013年3月頃の見込み)、資金投入がSprintに加速しないと、SprintのLTE設置計画は急加速しないでしょう。
また、Sprintの1900MHz LTE帯域はもともとバンド幅が狭く、すぐに帯域不足が来ることが予想されています。そのためにSprintは800MHz LTE、および、2.5GHz TD-LTEを早期に導入したいのですが、これも、資金次第です。ソフトバンクも2.5GHz TD-LTEを普及拡大したいので、これは買収後、最優先で始められるでしょう。
しかし、そうすると、今買うSprint版iPad 4/ipad Miniは来年後半にはSprintの新しいTD-LTE(ソフトバンクの既存のAXGP)には対応しないので、買い替えになるでしょう。

あとは、SprintのプリペイドiPadプランは2012年11月に導入されたばかりで、「プラン使用の有効期限が切れたら、SIMの有効期限はどうなるの?」とか、「どこで代替SIMは入手できるのか?」とかは、今のところ全く未知の世界です。

「ソフトバンクがSprintに投資(買収)」で、一言


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ソフトバンクが米Sprint社の株70%を購入することを2012年10月15日、東京で正式発表しましたが、その件で一般には発表されていない事実をいくつか書きます。
ソフトバンク株式会社、米スプリント買収を正式発表 – 2012年10月15日

まだこの買収はアメリカFCC(連邦通信委員会)、DoJ(米国連邦司法省)の許可が必要なため、その手続きに6ヶ月は掛かるようです。

金額的に201億ドル(1兆5709億円)での取引ですが、このうちSprintが新株式を発行してそれをソフトバンクが株式購入することによりSprintに移動するお金は80億ドル(6252億円)で、残りはSprintの第三者株式を買うお金ですから、Sprintの会社運営資金には反映されません。株主が潤うだけです。それも、大口株主やファンドの株主が優先されるんでしょうねぇ。

また、現在WiMaxサービス提供中で、TD-LTEへの移行を契約中のClearWireの株をSprintは約47%所有しています。(昨年中ごろまでは51%過半数を所有していましたが、ClearWireが増資したため、Sprintの株式保有比率は減っています。)
ClearWireも、パートナー(且つ、株主)のCATV会社(Time-Warner、Cox Cable、Comcastなど)が昨年(2011年)からWiMAX再販を停止し、Verizon(LTE)とのパートナー契約を結んでおり、TD-LTE設置のための資金集めに困っています。昨年(2011年)秋の時点でClearWireのTD-LTEアップグレードコストは、6億ドルかかると発表されています。

SprintはVerizonとAT&Tとの競争力を高めるためにLTEへの移行を早めたいのですが、2005年に買収したNextelとの負の影響があり、苦戦しています。
Sprintは2011年10月7日、LTE設置を含む直近の通信アップグレード計画、Network Visionを発表しましたが、このなかで「LTEを含む通信網近代化アップグレードコストは40-50億ドルかかる」と発表しています。
したがって、今回のソフトバンクのSprint買収資金は、この費用と、ClearWireを買収(今日現在の株価でClearwireの残り53%株を購入するとなると、20億ドル必要。)してTD-LTE設置を加速する費用に使って、Nextel買収後に引きずっている債権(140億ドル)を一部早期返済したら、それでおしまいですかね。

私もSprint(とAT&TとVerizon)ポストペイド契約利用者の一人であるため、今回Sprintが手にする80億ドルでネットワーク整備が早急に進むことを期待します。

アメリカのキャリアやMVNOは外資が入っており、ソフトバンクがSprintの過半数株を購入すること自体を米国連邦政府が阻止するとは思えません。
例:
Verizon・・・発行株の45%は、英国Vodafoneが所有しています。
T-Mobile USA・・・ドイツ・テレコムの100%子会社です。MetroPCSとの合併が成立すれば、新T-Mobileの74%がドイツ・テレコムの所有株になります。
プリペイドTracfone、Net10、StraightTalk(AT&T、T-Mobile、Verizon、SprintのMVNO)・・・メキシコ資本América Móvilの100%子会社です。
プリペイドH2O Wireless(AT&T MVNO、ClearWire WiMAXのMVNO)・・・日本のKDDIが、2010年2月から51%株を所有しています。

まあ、VodafoneもVerizonの成功で、昨年から毎年数十億ドルの配当金を受けているそうです。
ソフトバンクも、金だけ出して口を出さなければ、数年後には配当金で儲けられるかもしれませんね。

この買収(投資)は米政府の許可が出るまではただのお話だけ(ソフトバンクは公開株の購入は始めるかもしれないし、新株発行も部分的にはすぐに始まるかもしれない)ですから、具体的にソフトバンクの米国ローミングと、Sprintのサービスが、どう変わるのかは、来年春になってみないと判らないですね。今、何を書いても、机上の空論か理想論。

SprintがLTEサービス予定地域(100ヶ所)を発表


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iPhone 5の発表を前にAT&TとVerizonに顧客を取られないよう、Sprintはこれから近い将来(数ヶ月以内に)、同社のLTE拡張予定地域になっているアメリカ/プエルトリコの100ヶ所の地域を発表しました。
Sprint 4G LTE Available in over 100 More Cities in the Coming Months – 2012年9月10日
Sprint announces 100-city LTE expansion in ‘coming months,’ adds New York, Chicago and LA to the list – 2012年9月10日

ただし、これらの地域のSprintのLTEがいつ、正確に開始されるかまでは発表されていません。

このリストに入っている地域に住んでいる人は、LTE対応と予想されているiPhone 5の購入を考える上で、考慮する材料の一つにしてください。

※ このリストをざっと眺めてみる限り、既にSprint(Clear)のWiMaxサービス地域に入っていて、かつ、戦略的にそれほど大事な大都市(ロス、ニューヨークなど)で無い場合には、このリストに入っていないようです。そういう中規模都市では、「しばらくWiMaxで我慢しろ」ということなのでしょう。

Sprint社のLTE施設は2013年末までに、(今回発表されたリストに載っていない都市も含め、)計画都市ほぼ全域でサービスがカバーされる予定です。

Sprintは2012年7月15日に1900MHz帯域でのLTEサービスを開始し、現在、19都市で提供しています。

AT&T LTE 60地域、年末までに107地域:Verizon LTE 371地域、年末までに400地域。


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LTE対応されると予想されるiPhone 5の発表(2012年9月12日)を前に、AT&Tは本日、新たに7ヶ所でLTEサービスを開始しました。これで、AT&Tの米国内LTEサービス開始地域は60ヶ所となり、人口カバーで1億人、カバー率は約32%になります。
さらにAT&Tは2012年末までに追加で44都市(47都市という報道もある)でLTEサービスを開始すると発表しました。

2012年年末までに拡大予定されている都市にはアルバカーキ、ボイズ、シンシナチ、デトロイト、デンバー、ファイアットビル、グリーンベイ、ハワイ、ルイビル、ミネアポリス、ポートランド(オレゴン)、ピッツバーグ、シアトル、ツーソン、なども含まれており、これが完了すればAT&TのLTEカバレッジはアメリカ主要都市はほぼ含まれ、VerizonのLTEカバレッジともやっと同じ土俵で比較されるようになるでしょう。
今、AT&TのLTEサービスが提供されていない(筆者のような)地域でも、3ヶ月待って年末までにLTEが開始されるようなら、iPhone 5はAT&Tモデルでも良いかな・・・と考えられるでしょう。
AT&T expands 4G LTE coverage to 9 new markets, 44 more coming in 2012 – 2012年9月6日

これに対するVerizonは、現在、371ヶ所でLTEサービスを提供しており、人口カバー2億3000万人、カバー率75%です。2012年末までには総計400ヶ所、人口カバー2億6000万人、カバー率83%を目標に掲げています。
VerizonのLTEダウンロード速度は初め、実質2~5Mbps程度(アップロード1-2Mbps)でしたが、現在、広いところで5~12Mbpsにダウンロード速度が引き上げられています。アップロード速度は実質2-5Mbpsです。

Sprintは2012年7月15日に15ヶ所でLTEサービスを開始し、現在は19ヶ所に増えています。
本日の報道では、Sprint版のiPhone 5は2012年10月15日発売に遅れるのではないか、という噂も出ています。
Sprint Training Documentation Hints iPhone 5 Launch Could Be As Far Away As October 15 – 2012年9月6日

「全米最安値の月額基本料金$6.00」の携帯会社Ting、SprintのMVNO


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「アメリカ最安値の月額基本料金!」というキャッチフレーズは、在米日本人なら聞いたことがあるでしょう。
その日本人向け携帯会社会社よりもさらに「月額基本料金」の安いプリペイド携帯会社が、アメリカにはあります。

※ 所得を証明しなければならない低所得者向けAssurance Wirelessを除きます。
ちなみに、低所得者向けAssurance Wirelessは、携帯本体無料、毎月使用料無料($0)で「月250分まで無料通話、月250通まで無料テキスト」が付いてきます。
Assurance Wireless

それは、SprintのMVNO、Tingです。
Ting ホームページ

同社は、携帯1台に付き「月額基本料金」月$6を支払うだけ。
もちろん、連邦通信税、消費税なども課金されますが、それでも某社の月額基本料金$9.99よりは安いでしょう。
さらに、同じプランで20台まで加入できるので、大家族(?)や中小企業でもこのプランに加入することが出来ます。

月額基本料金は「通話分数0分、テキスト0分、データ0バイト」で、何もカバーしないのですが、アメリカ国内通話料は追加料金として
● 全く使用しない月$0、
● 100分まで$3、
● 500分まで$9、
● 1000分まで$18、
● 2000分まで$35、
● 3000分まで$52、
● 3000分以上は1分当たり$0.02
と成ります。

しかも、
1.この分数は、プランに加入した複数の携帯で共有できる
2.最初に「予想プラン」を選ぶのですが、毎月の実際の使用分数に応じて、自動的に下のプラン金額表で、金額が調整されます。(ユーザーは何もしなくても、自動的に調整されます。)

 

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AT&T、盗難携帯のアクティベーションを禁止する処置を今週から開始すると発表


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今年(2012年)4月に、アメリカ連邦通信委員会(FCC)の勧告により、アメリカ4大携帯会社が盗難携帯のデータベースを作成することになりましたが、
アメリカ4大キャリアが米政府の要請に応じて、盗難携帯のデータベース作成に協力 – 2012年4月11日
AT&Tはこれに基づき、今週から盗難携帯はAT&T回線ではアクティベートできないようにする、と発表しました。
AT&T to Start Blocking Stolen Cellphones This Week – 2012年7月9日

スマートフォンの普及に伴い、高価なスマートフォンの盗難が増えてきているため、このような対策が必要とされてきました。

CDMA携帯は従来からアクティベーション時に本体のシリアル番号(ESN、または、MEID番号)をキャリアサーバーに登録する必要があるため、CDMAキャリアのVerizonとSprintは既に「盗難された」と報告された携帯の再アクティベーションは以前からできないようになっています。

しかし、SIMを使用するタイプのGSM/W-CDMAキャリアであるAT&TやT-Mobile USAの場合、通信契約時(SIMアクティベーション時)に本体のシリアル番号(IMEI番号)はこれまでは大きな意味を持っておらず、詳細にチェックもされていなかったのが現状です。

FCCの勧告により、今後はAT&Tでも携帯のアクティベーション時にIMEI番号チェックが厳しくなり、盗難報告をされている携帯の再アクティベーションがAT&T回線ではできなくなります。

また、2012年末までにはアメリカ各キャリアの盗難携帯データベースは統合され、キャリア間で情報が共有されるようになるため、AT&Tで盗難報告された携帯は、T-Mobileでもアクティベートできなくなります。

今後、中古携帯をeBayなどで購入する場合は、特に注意が必要となります。

Sprintの4G LTEは、2012年7月15日から開始


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WiMAXからLTEへ4G通信の移行を計画しているアメリカのSprintが、ようやく4G LTEを2012年7月15日から以下の5都市で開始することを、本日発表しました。
● Atlanta
● Dallas
● Houston
● San Antonio
● Kansas City

Sprintは既に4G LTE対応スマートフォン、
● LG Viper 4G LTE(2012年4月22日発売開始)、
● Galaxy Nexus LTE版(2012年4月22日発売開始)、
● HTC Evo 4G LTE(2012年6月2日発売開始)、
● Samsung Galaxy S III Sprint LTE版 (事前予約者への出荷が開始中。店頭での販売は2012年7月1日から。)、
などを販売していますが、ようやくこれで、上記5都市に住む人はこれらの端末で2012年7月15日から4G LTE通信を使用することが出来ます。

SprintのLTEサービスは最初は1900MHzのPCSバンド(Band 2)で開始されますが、チャンネル帯域幅は5MHzと、VerizonやAT&Tの10MHzの半分で、そのため、SprintのLTE速度はVerizon/AT&Tの比較して遅いであろうと言われています。しかし、SprintはLTEの導入とともに、回線全体の整備を行っており、効率の良いLTEサービスが提供で来ると、発表しています。
また、SprintはiDen通信方式を2013年6月30日までに完全停波することを最近、正式に発表しており、このiDenで使用している800MHz周波数でも将来、LTE通信を運用することを発表しています。

PC Magazine誌のアナリスト、Sascha Segan氏によれば、Sprintの新LTEネットワークは同社の4G WiMAX(理論値ダウンロード15Mbps)よりも速く、同社の3G CDMA2000データ通信の25倍の速度が出るそうです。また、T-Mobile USAのHSPA+(21Mbps)よりも速いと言う事です。
Sprint 4G LTE Launching in 5 Cities July 15 – 2012年6月27日

Sprintは2013年末までに人口カバー率で2億5000万人(全体の約80%)がLTEを使用できるようにする予定です。

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Virgin Mobile USA / BoostMobile、プリペイドラインアップにWiMax対応機追加


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この話題は、まだ書いていませんでしたね。

Sprintの100%子会社であるプリペイド部門のVirgin Mobile USAとBoostMobileは、2012年5月31日、4G WiMax/3G対応スマートフォントと、4G WiMax/3G対応ポケットWiFiを追加することを、2012年5月8日にSprintのプレスリリースで発表しました。
Virgin Mobile USA and Boost take WiMAX live, ship HTC EVO V 4G and EVO Design 4G on May 31 – 2012年5月8日

親会社のSprintが4G LTEサービスの開始準備を急ぐ中、Sprintは、現行の4G WiMaxサービスをプリペイドに移行することを決めました。

Virgin Mobile USAはWiMax(および3G CDMA2000)対応のアンドロイド携帯HTC EVO V 4Gを、BoostMobileは同じくWiMax(および3G CDMA2000)対応のHTC EVO Design 4Gを2012年5月31日からそれぞれ$300(消費税別)で発売します。
両端末とも、ICS(Icecream Sandwich) 4.0アンドロイドOSが搭載されて発売されます。

これらのスマートフォンはVirgin Mobile USAのBeyondTalkスマートフォン向け通信料で加入でき、料金はこれまでの3Gオンリー端末で使う場合と変わりません。
● 月$35プラン、通話は300分まで、テキスト「し放題」、ネットは使い放題(ただし、月2.5GB以上は速度制限)
● 月$45プラン、通話は1200分まで、テキスト「し放題」、ネットは使い放題(ただし、月2.5GB以上は速度制限)
● 月$55プラン、通話は「し放題」、テキスト「し放題」、ネットは使い放題使い放題(ただし、月2.5GB以上は速度制限)

BoostMobileの場合も、既存のスマートフォン用プランに加入できます。
● 日$2プラン(キャンセルするまで毎日課金)、通話は「し放題」、テキスト「し放題」、ネットは使い放題使い放題
● 月$55プラン、通話は「し放題」、テキスト「し放題」、ネットは使い放題使い放題
月極め契約を長期継続すると、6ヵ月後からは月$50、12ヵ月後からは月$45、18ヵ月後からは月$40、に月料金が下がります。

アクティベートする際に既存の電話番号を引きついで機種変更、または、他社からのMNPも出来ます。
 
 

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