T-Mobile USA、1900MHz HSPA+を既にシアトル、ラスベガス、DC、NYCの一部で開始


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2012年9月21日と予想されるiPhone 5の発売日に向けて、アメリカの主要キャリアで唯一、iPhone 5を販売しないT-Mobile USAが、「SIMフリーiPhoneを、T-Mobileの(ポストペイド)使い放題プランで使おう」キャンペーンを企画中のようです。
T-Mobile USA Launches Effort to Attract ‘Bring Your Own iPhone’ Customers – 2012年9月10日

その社内通達メモの中で、T-Mobile USAは、1900MHz 3G W-CDMA/HSPA+(4G)サービスを、シアトル、ラスベガス、ワシントンDC、ニューヨークシティーの一部で既に開始していることを明らかにしています。

T-Mobile USAは、iPhoneや海外(米国外)のスマートフォンがが自社の3G/4G(HSPA+)周波数バンド【AWS、Band 4、上り1700MHz/下り2100MHz】に対応していないことを解消するために、「2012年末までに1900MHz帯域で3G/4G(HSPA+)サービスを開始する」ことを既に今年(2012年)1月に発表しています。

AT&TのHSPA+通信はダウンロード理論値21MHzなのに対し、T-Mobile USAのHSPA+(DC-HSDPA)は多くの都市でダウンロード理論値42MHzのサービスが提供されており、「社内テストで、アンロック版iPhone 4SをT-Mobile 1900MHz HSPA+ 回線で使うと、AT&T HSPA+ 回線に比べて平均70%速い、という結果が出た。」と社内メモは報告しています。

同じ社内メモは、1900MHz 3G/HSPA+サービスは、2012年年末までに更にサービス地域が拡大される、と言っています。

T-Mobile USA対応の最新のモバイル・ルーター(ポケットWiFi)は、T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587) です


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AT&TとVerizonの最新LTE(またはHSPA+)対応ポケットWiFiを書いたので、ついでにT-Mobile USAの最新ポケットWiFiを書きましょう。

T-Mobile USAは、昨年2011年10月19日よりHSAP+42(DC-HSDPA)対応のポケットWiFiを発売しています。
商品名は「T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot」ですが、これは「Huawei モデル番号=UMG587」です。
この装置はHSPA+42(DC-HSDPA)の最大ダウンロード理論速度42Mbpsに対応しています。

 

同社の古いポケットWiFiは「T-Mobile 4G Mobile HotSpot」で、「ZTE MF61」とも言います。
こちらは、HSPA+の最大ダウンロード理論速度21Mbpsに対応しています。
周波数はT-Mobile USAの周波数に限られます。

 

見た目は殆ど変わりませんが、大きな違いは本体表側のT-Mobileの「T」のロゴが、新機種ではT-Mobileのカンパニー・カラーのピンク色、旧機種のZTE MF61は白です。

また、T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot (Huawei UMG587) は、Huawei E587にT-Mobile USAの周波数(AWS)を追加したバージョンです。

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AT&T対応の最新のモバイル・ルーター(ポケットWiFi)は、Elevate 4G(Sierra Wireless AirCard 754S)です


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このブログへのアクセス・ログで、最近「MiFi 2372」または「MiFi 2352」のキーワードでアクセスされている方を一日数件見かけます。

アメリカAT&Tの3Gアクセスには「MiFi 2372」または「MiFi 2352」でも良いのですが、AT&Tは過去約1年で3G地域の大半をHSPA+(理論値21Mbps)にアップグレードしています。

したがって、これからアメリカ向けにモバイル・ルーター(ポケットWiFi)を購入する場合には、HSPA+にも対応したモデルを購入したほうがネットアクセス速度も2~3倍に速くなって便利です。

また、GoPhoneプリペイドプランでも、データ専用のPrepaid DataConnect/iPadプランでも、装置さえHSPA+に対応していれば、追加料金無しで自動的にHSPA+にアクセス可能です。
新iPadでアクティベートしたAT&T SIMをHSPA+/LTE対応のモバイルルーターに挿入して使えば、最大5人まで同時使用できるし、LTEサービスエリアであればその恩恵も受けられます。(現在のところは、AT&Tは新iPadでのテザリング・プランがありません。)

現在、AT&Tで正式に販売しているモバイル・ルーターは1モデルしかなく、「AT&T Mobile Hotspot Elevate 4G」(2011年8月から発売開始)と言いますが、
AT&T Mobile Hotspot Elevate 4G
これは、「Sierra Wireless AirCard 754S Mobile Hotspot」と同一モデルです。(本体のロゴがAT&Tロゴか、Sierra Wirelessロゴか、の違い。)
Sierra Wireless AirCard 754S Mobile Hotspot

 

周波数仕様は、
LTE: 700MHz Band 17、上り1700/下り2100 MHz (AWS) Band 4 (最大100Mbps)
3G: UMTS/HSPA/HSPA+(最大21Mbps)/DC-HSDPA(最大42Mbps) 850MHz、1900MHz、2100 MHz
2G: EDGE/GPRS/GSM 850MHz、900MHz、1800MHz、1900 MHz
GPS: 1575 MHz
に対応しています。したがって、SIMフリー版であれば3G 2100MHzで日本・ヨーロッパなどでもUMTS/HSPA+で使用できます。

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