SprintはLTE回線上で固定IPアドレスサービスを開始


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Sprintは、これまで3G回線で提供しているモバイル端末への固定IPアドレス提供サービス、「Data Link And Static IP」サービスを、今週からLTE回線でも使用できるようになった、と今週発表しました。
Sprint Launches Data Link and Static IP on its 4G LTE Network – 2013年4月23日

このサービスに加入することによって、モバイル端末(携帯、モバイルルーター、タブレット、ノートPC、機械に組み込まれたセルラー通信機器、など)が毎回インターネット回線に接続するたびに、同じIPアドレスが端末に割り当てられます。

これによって企業は、遠隔地の機器やセンサーなどに取り付けられた通信機器や端末、セルラー通信を使ったリモートオフィス、現場で修理などを行うフィールドエンジニアの端末、などの管理がし易くなり、プライベート・エンタープライズ・ネットワーク管理を広い地域に拡大できます。

更に、Sprint Data Linkサービスは、接続可能率99.9%のSLA(service level agreement)が提供されており、企業のミッションクリティカルな広域WANのアプリケーションに向いています。

使用例としては、油田ポンプや風力発電塔の管理、遠隔給電所・変電所や短波中継基地の管理、などの遠隔地に備え付けられた機器の管理から、遠隔地の建物のドア開閉モニター、小売キヨスク(出店・屋台)のレジ端末、季節的商品の販売屋台の通信ニーズ、臨時リモートオフィスの本社との通信、宝くじ売り場、家庭医療モニター、M2Mアプリケーション、などに用いられます。

企業はSprintからブロック割当てでIPアドレスをリース(借用)することが出来て、そのIPアドレスを自社内ファイヤーウォールなどで容易に管理することが出来ます。