Verizon対応の最新のモバイル・ルーター(ポケットWiFi)は、Novatel 4510LとSamsung SCH-LC11です


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2012年4月12日、VerizonはNovatel 4510Lの後継機種として、Verizon Jetpack 4G LTE Mobile Hotspot MiFi 4620L(Novatel 4620L)を発売開始しました。
Novatel 4620Lは、3G CDMA2000(800/1900 MHz) と4G LTE(700MHz)の他に
● 2G GPRS/EDGE 850/900/1800/1900 MHz
● 3G HSPA+/UMTS 850/900/1900/2100 MHz
にも対応している為、米国外でも国際ローミングで使用出来ます。

2012年5月24日、Verizonは、Verizon Jetpack 4G LTE Mobile Hotspot 890L (ZTE)を発売します。
ZTE 890Lも、3G CDMA2000(800/1900 MHz) と4G LTE(700MHz)の他に
● 2G GPRS/EDGE 850/900/1800/1900 MHz
● 3G HSPA+/UMTS 850/900/1900/2100 MHz
にも対応している為、米国外でも国際ローミングで使用出来ます。


1週間ほど前に、AT&Tの現行最速ポケットWiFiの紹介をしました。
AT&T対応の最新のモバイル・ルーター(ポケットWiFi)は、Elevate 4G(Sierra Wireless AirCard 754S)です – 2012年3月25日
これを使えば、プリペイドGoPhone SIM/プリペイドDataConnect SIM、および、MVNOのH2O Wireless、Net10 SIM、StraightTalk SIMなどのSIMを使用すれば、アメリカ国内多くの地域で最高HSPA+で実測値4~5Mbps程度のネットアクセス速度が得られます。
このポケットWiFiはLTE 700MHz Band 17とLTE 上り1700MHz/下り2100 MHz (AWS) Band 4にも対応していますが、プリペイドSIMではLTEにはアクセスできません。
しかし、新iPadで使用しているAT&TのSIMをこのポケットWiFiに挿入すれば、理論的にはLTEで使用できるはずです。

問題は、AT&TのLTEサービスエリアはまだ全米で30数都市しかなく、場所によってはLTEがまだ使えない、と言うことです。

これに比べてVerizonは既に全米200都市を超える地域でLTE(700MHz帯域ではあるがAT&Tとは互換性の無いBand 13)サービスを行っていますので、VerizonでLTEサービスを受けるとしたらどんなポケットWiFi装置があるのでしょうか?

現在、Verizonが販売しているポケットWiFiは次の2種類です。

Novatel Wireless Verizon MiFi 4510L

 

Samsung SCH-LC11

 

どちらも周波数仕様は、
LTE: 700MHz Band 13
3G: CDMA2000 EV–DO Rev.A/Rev.0 800MHz、および、1900 MHz
です。LTEカバーエリアの外では3Gに自動フォールバックします。

さて、これらのポケットWiFiのSIMフリー版ってあるんでしょうか?・・・筆者もそれほど注意してみたことはありませんが、見たことがありません。
なぜなら、これをSIMロック解除しても、他のキャリアでは使えないからです。

LTEではVerizonはSIMを使用していますが、Band 13は他のキャリアで使用しているキャリアがありません。
3GはCDMA 800MHzは日本のauの新800MHzに互換ですが、使用するにはキャリアにMEID番号の登録が必要な為に、「現地SIMを挿入すれば、簡単に使える」というシロモノではありません。

よって、上記2つのポケットWiFiは、Verizon専用ポケットWiFiです。

Verizonは4G LTEモバイル通信はプリペイドでの提供はしていない(3Gはプリペイドで加入可能)ので、このLTEポケットWiFiをアメリカ国内で使用するためにはポストペイド2年契約(端末が割引になる)か、ポストペイド月々(Month-to-month)契約のどちらかに加入する必要があります。

2年ポストペイド契約:アメリカでの与信暦が必要。与信暦が無ければ、デポジット$125を要求されます。
その代わり、端末代は割引または無料(そのときのプロモーション次第)。
初回加入時のアクティベーション(口座開設)コストは$35。(プロモーションで無料に成ることもある。)
2年未満の解約料は$175。

Month-to-Monthポストペイド契約:アメリカでの与信暦が必要。与信暦が無ければ、デポジット$125を要求されます。
いつでも解約料金無しで解約できる代わりに、端末代の割引はありません。(小売価格$269.99プラス消費税)
初回加入時のアクティベーション(口座開設)コストは$35。(プロモーションで無料に成ることもある。)

毎月の使用料金はどちらも同じで、
● 月5GBまで$50
● 月10GBまで$80
後払い方式。超過分は1GB当り$10で課金。(若干の連邦通信税がこれに追加されます。数セントです。)

つまり、アメリカに住んでいないとVerizon LTEの契約はまず無理です。

そして、この装置は他のキャリアでは実質使用できません。

したがって、「Verizonでも使えるSIMフリー(Unlocked)のポケットWiFi」を探しても、無駄です。

インターネットアクセス速度に関してですが、LTEカバーエリアでは最低でも4-5Mbpsのダウンロード速度が実測値で出ます。シリコンバレー(サンホセ)では15Mbps(実測値)で筆者は使用できました。

VerizonのLTEサービスエリアは、
Verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile USAのカバレッジ比較 – 2012年2月21日
の一番下の地図を参考にしてください。

したがって、現在のところはアメリカ国内ではLTEサービスエリアも広く安定しているVerizonのLTEポケットWiFiを使用するのが最も良いと思いますが、プリペイドでは使用できませんので、日本の空港などでレンタルされることをお勧めします。
アメリカ・Verizon用4G LTEポケットWiFiをレンタルしている日本のレンタル会社:
Global Advanced Communications : アメリカ ハワイ 携帯 iPhone Pocket Wifi ルータ レンタル
GLOBAL WiFi (ビジョンモバイル) : アメリカ・ ハワイ向けPocket Wifi レンタル
など。(各社のサービスの質に関しては、筆者は責任を持つことは出来ません。)
 
 

※頻繁に渡米される個人または企業で、2年契約されたい方(解約料を払えば途中解約可能)は、ご相談ください。筆者は法人契約で複数台加入していますので、追加可能です。良い条件で加入できます。
メール宛先: BlogFromAmerica@gmail.com
 
 

マニュアル・ダウンロード・リンク:
Novatel MiFi 4150L マニュアル
Samsung SCH-LC11 マニュアル











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