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新iPad (3rd generation)のLTE 2100MHzとは?


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新iPad (3rd generation)の発表会から一夜明けて・・・

標題のごとく、「新iPad (3rd generation)のLTE 2100MHz」とは何を意味するのか、疑問が増してきています。

まず、この2100MHzがどの周波数を意味するのか、考えられるのは
1.2100MHz (LTE Band 1)
2.1700MHz/2100MHz AWS (LTE Band 4)
なのですが・・・

● 発表直後の筆者の反応は、「アメリカ(AT&T)・カナダ(Bell、Rogers、Telus)のキャリア以外に欧州・アジアのキャリアにも対応する為に2100MHz(Band 1)を含んでいる」と思ったのですが、今回新iPad発売される国のページを全て見て行くと、アメリカ・カナダのほかにイギリス・オーストラリア・ドイツ・フランス・シンガポール・スイスの6カ国で、同じモデル番号(例えば、WiFi+4G 64GB 黒モデルなら、
AT&TモデルがMD386LL、
カナダがMD368C、
イギリスがMD368B、
オーストラリアがMD368X、
ドイツがMD368FD、
フランスがMD368NF、
シンガポールはMD368ZP、
スイスはMD368FD。
末2桁は発売国の初期言語によって違う。)の新iPadが発売されることになっています。そして、通信周波数対応はどれも同じで、「LTEは700MHz、2100MHz対応」の記述になっています。
ところが、これらの国では現在LTEは広く導入されておらず、計画中かテスト中です。しかも、市場に導入される予定のLTE周波数がこの新iPadの対応周波数とは全く違っています。(たとえば、ドイツだと800MHzと2600MHz。)

※ 香港と日本は、現在のところ「WiFiオンリー版」しかオンライン予約できません。

つまり、これらの国でLTE対応の新iPad(実質的にAT&Tモデル)を購入しても、その国内ではその新iPadはその国のLTE周波数では、今も将来も使用できません。
新iPadは、もともとアメリカ・カナダのキャリア以外のLTE周波数を考慮しては設計されていない、と言うことを意味しています。

● AT&Tは昨年(2011年)夏にLTEをアメリカ国内で導入開始する際に、700MHz(Band 17)と、AWS(上り1700MHz/下り2100MHz、Band 4)でアメリカ国内の同社のLTEを導入する、と発表しています。
この理由は、その当時は「AT&TのT-Mobile USA買収」の話が司法省の反対に合うとは予想さられておらず、買収が成立すればT-Mobile USAが所有しているAWS周波数帯を抱合し、それをLTEに使える、と計画していたからです。
実際に昨年夏以降に販売されたAT&T用のLTE対応モバイル端末(USB、ポケットWiFi)は、LTEで700MHzの他に、T-Mobile USAとの買収完結を見越してAWS(上り1700MHz/2100MHz)にも対応しています。(実際にはAWS周波数帯域でのLTEサービスは、AT&Tは米国内どこでもまだ実施していませんが・・・)

● ところが司法省の反対で「AT&TのT-Mobile USA買収」話は失敗に終わり、2011年12月にAT&Tは「買収を諦める」声明を公式に発表し、T-Mobile USAには「手切れ金」30億ドルと通信関連資産10億ドル以上を渡しています。
これにより、AT&TはAWS周波数帯域での自社独自でのLTE導入は殆ど不可能になっているはずです。

● 同じく2011年12月、VerizonはCATV会社数社が所有していたAWS帯域電波使用権を30数億ドルで購入することに合意した、と発表しました。
現在、この購入話はアメリカ公正取引委員会で審議中で、Sprint、T-Mobile USA、MetroPCSなど競合他社の反対意見が提出されており、うまく購入話が通るかどうかが疑問になってきていますが、いずれにせよAT&TがAWS周波数帯域を全米規模でLTEに使用できる可能性も、今の時点では全く不透明です。

● AWS周波数帯域を通信機器の「仕様」に表示する際には、「AWS」または「1700MHz (イーモバイルの1700MHz Band 9とは違うもの。)」または「1700/2100MHz」または「Band 4 (IV)」と表示するのがこれまでの業界の慣例であって、AWSを「2100MHz」と表示している通信機器の仕様ページはこれまで一度も見たことがありません。
業界の慣例として「2100MHz対応」と書かれている場合は、「Band 1」を意味してきました。
Band 1は、ドコモ・ソフトバンクを含むアジア・欧州の3G 周波数帯域のことを指し、ドコモのXi (LTE)の周波数でもあります。

● AT&T版新iPadは、アメリカでのFCCへの許可申請において、AWS帯域での干渉テストで合格しているようです。
しかし、この際のAWSの記述でも、「2100MHz」という数字は使用しておらず、「1700MHz」を使用しています。
Apple New iPad Wi-Fi+4G A1430 (LTE B4&B17)がFCC通過

● 携帯電話・通信機器の仕様をモデルごとに記述している以下のページではAT&T用新iPadのLTE周波数を、「700 MHz Class 17、と、1700/2100 MHz」と記述しています。
PhoneArena.com - Apple iPad 3 AT&T

● 更に調べていくと、カナダのRogersは現在AWS(「1700MHz/2100MHz」と表記される)にて2011年夏からLTEサービスを提供中です。Rogersに比べると導入が遅れていますが、同じカナダのTelusもBellも、AWS(「1700MHz」と表記されることが多い)でLTEサービスを提供しているようです。

カナダは700MHz帯域の電波オークションも近々行う予定で、これら3社も700MHz帯域を獲得してLTEサービスに利用する予定は、あるそうです。
これが実現すれば、AT&TまたはVerizon版新iPadで700MHz帯域でのLTEサービスを、カナダで使えるでしょう。
しかし、カナダでの700MHz帯域LTE利用は、現時点で時期が確定しているわけではありません。

新iPadが現時点でカナダのLTEにも対応すると言うことであれば、AWS周波数帯域に対応していなければならないことになります。

● 本日までの他の掲示板やニュース記事を検索してみると、「新iPad AT&T版のLTE 2100MHz」がBand 1であることを前提とし議論や解説をしているサイトが多いです。
はっきりとAT&T用新iPadのLTE周波数を「700 MHz Class 17、と、1700/2100 MHz」と書いているのは、PhoneArena.comに書かれた仕様しか見つかっていません。

● もし新iPadのLTE対応周波数で、AWSをアップルが「2100MHz」と呼んでいるとすると、従来の業界の慣例とは違う呼び方をしていることになり、なぜアップルが慣例を離れてそういう呼び方をしたのか、理解できません。、

以上の事実から・・・

昨日は、「新iPad AT&T版は、ドコモのXiで使えるかも!?」と皆さんに期待させるようなことを書きましたが、結論から言うと今の筆者には「判りません。」としか言えなくなりました。

アップルが「LTE 2100MHzとは、何を意味しているのか」と言うことに関して明確な説明を行うか、実際に「新iPad AT&T版は、ドコモのXiで使えるか」試してみないと、判りません。

期待を持たせて、申し訳ありませんでした。











――<●>――
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6 comments to 新iPad (3rd generation)のLTE 2100MHzとは?

  • いっこ

    管理人様、

    ipadは、SIMフリーということは、今までのipad(1,2など)も含めて、
    T-mobile USAのSIMも我慢して2G速度なら、使用できるのでしょうか?

    今、T-mobile USAは、1900MHzを3Gにアップグレードしようと
    していますので、少し、興味があります。Verizonのiphoneように国内の他社
    SIMカードはロックしているのなら、まったく、興味はなくなるのですが。

    [返信]

    管理人 返信:

    >ipadは、SIMフリーということは、今までのipad(1,2など)も含めて、
    >T-mobile USAのSIMも我慢して2G速度なら、使用できるのでしょうか?

    できます。(確認済みです。)
    でも、まあ、遅いですよ。

    >今、T-mobile USAは、1900MHzを3Gにアップグレードしようと
    > していますので、少し、興味があります。

    電波の「Re-appropriation(使用目的再編成)」は、影響されると思われる対象地域の住民の意見と政府(FCC)の承認が必要なはずなので、これが実現するまでには2年以上は掛かりますよ。
    もう、T-MobileもAT&Tに吸収されることがなくなったのがはっきりしたので、今年の秋のiPhoneからはT-Mobile USAからも出ると思いますが。
    それが実現すれば、2014年のiPadからはT-Mobile USAのLTE(そして、もちろん3G)にも対応するiPadも用意されるでしょう。(T-Mobileが予定通り2013年末までにLTEを開始するとして・・・)

    だから、今の時点では、iPadにT-MobileのSIMを刺して2Gで使うぐらいなら、(そして、T-Mobileに固執するなら)、iPad WiFi版を買うか、WiFi+4G版でWiFiのみで利用して、T-MobileのHSPA+(T-Mobileはこれを「4G」と言っている)対応ポケットWiFiを別途契約するなりテザリング可能なアンドロイド携帯を使って、テザリングして使ったほうが、満足度は上がると思いますが。

    [返信]

    いっこう 返信:

    管理人様、

    ありがとうございます。16日に発売されるVerizon版ipad 4GがATTのアクティベイト
    されたSIMカードを受け付ければ、すべて使えそうですね。だれかが、レビューしてくれると
    思いますので、ウォッチしてみます。できれば、Appleには、1台でVerizon、ATT両方に対応
    してくれるとうれしかったのですが。

    [返信]

    管理人 返信:

    Verizon版新iPadがアメリカ国内でAT&T(3G/2G)およびT-Mobile(2G。3Gは周波数非対応。)にSIMロックかどうかは、発売されてみないと確認できないと思いますが、LTE周波数はVerizonとAT&Tがどちらも700MHz帯域とは言え、細かく言うと違う(VerizonはUpper 700MHz/Band 13、AT&TはLower 700MHz/Band 17)ので、両モデル間のLTEでの互換性はありませんよ。

    [返信]

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