Verizonが、Verizon版ではないiPhone/Nexus 6の、Verizon回線でのアクチを開始。




VerizonはSprint同様、従来、端末のシリアル番号でチェックして、Verizon版として販売した端末(iPhone、iPadを含む)でしかSIMのアクティベーションが出来ませんでした。

※ ただし、Sprintと違って、他のVerizon版端末でアクティベーションしたVerizon SIMは、アクチ後にそのSIMを他の(周波数互換の)端末に入れ替えると、使用することは出来ました。

この状況が、ようやく変わる兆しが見えてきました。

9to5mac.comの記事によると、Verizonは今週(2015年8月24日?)からVerizon版として販売されてはいないiPhone (4s/5/5c/5s/6)とNexus 6を、VerizonのSIMでアクチ出来るようにした模様です。
【9to5mac.com】Verizon launches program to activate non-Verizon iPhones and Nexus 6s to its network – 2015年8月25日

ユーザーはVerizonの未開通SIMを入手後、以下の「Verizon アクティベーション」ページで端末のシリアル番号(IMEI、または、MEID)を入力し、SIM番号(ICCID)を入力することで、加入可能なVerizonのプランに加入出来ます。
【Verizon】Activate Your Verizon Wireless Device and Explore Plans in a Few Easy Steps

※ Verizonは従来、最新モデルのiPhoneではプリペイド加入を許可しておりません。Verizonのプリペイドプランに加入できるのは、現在のところ、iPhone 5S/5Cまで(のはず)です。 現在はiPhone 6もVerizonプリペイドプランに対応していました!

※ なお、Verizonは3GではCDMA2000通信方式を使用しています。3GでCDMA2000に対応していないiPhoneモデルでVerizonのプランに加入できるかどうかは、現在のところ、不明です。(あとで実験してみます!)
実験結果:
 - CDMA2000対応していないiPhone 5Sは、「対応していない」と拒否されました。
 - CDMA2000対応しているSprint版Phone 5Sも、「対応していない」と拒否されました。
 - CDMA2000対応しているAT&T版iPhone 6は、OKでした! (つまり、日本のSIMフリーのiPhone 6は、OKでしょう。)

Verizonは古い通信方式のCDMA2000をいずれは停波し、オールLTEに変更する予定です。すでにVerizonはCDMA2000カバー範囲の98%以上はLTEでカバーしており、1900MHz CDMA2000周波数帯域もLTE Band 2(1900MHz)に変更しつつあることが報告されています。

LTEはGSM通信方式の拡張であることから、CDMA2000を停波し、LTEオンリーになれば、AT&TやT-Mobileと同じように、VerizonのSIMも(周波数さえ対応していれば)どのLTE端末にでも理論的には使えるはずです。

特にVerizonはアメリカ国内でのサービスエリアが広く、通信が安定していることから、短期旅行者もVerizonのSIMが自国版のタブレット端末にも使えるようになると、便利になりますね!早くiPadも許可して欲しいところです。
また、Verizonはテザリングも許可していますから、iPhoneやNexus 6がポケットWiFi(WiFiルーター)としても使えるようになりますよ。



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