Sprintのポストペイド契約「Premium Data Add-on Charge」1回線当り月$10が陳腐化している現状


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こんなことは、現地で実際に加入している人間しかわかりません。
年に数回アメリカに取材に来る日本の携帯ジャーナリストで、現地で使うとしてもせいぜいプリペイド契約しか使わない人が、「アメリカにはちょいちょい行っていますので、現地の状況は把握しています。」って言われても・・・「う~ん!?」ですよね。

ドコモが「カケ放題(通話し放題)」プランを出すまで、アメリカの(ポストペイド)携帯の通話プランは、「月一定分数(例:月450分とか900分とか)までが定額で、それを超えると超過料金が徴収される。」と思っていた日本の携帯ジャーナリストが多かったように思うのですが、それは私の気のせいでしょうか?
ドコモ新料金「カケホーダイ&パケあえる」は、アメリカのキャリアの料金がモデル – 2014年4月11日

さて、Sprintの従来からのデータ通信使い放題プランには、スマホ1台当たり「Premium Data Add-on Charge」がスマホ1回線当たり月$10課金されます。
これは実はSprintが他社に先駆けてWiMAXサービスを開始していたころ(2010年ごろ?)からのチャージで、フィーチャーフォンと区別して、スマートフォンはデータ通信をアクセスするのにこの月$10の追加チャージが「強制で加入」されます。

笑っちゃいますよね。
我が家なんか、スマホ(最初のスマホはアンドロイドのHTC Hero)の加入してこのチャージを課金され始めてから、WiMAXの貢献は一度も受けていません。
いや、市内はWiMAXは始まっていたのですが、我が家は2つのWiMAX基地局の丁度中間にあり、「WiMAX端末が欲しい」と注文しようとしても、「あなたの住所は、現在、WiMAXのサービスエリアではないので、注文を受け付けられません」と注文拒否されてしまうんですよね。別途、ClearwireでWiMAXのポケットWiFiを注文したときにも、自宅の住所では駄目で、500メートルくらい離れた住所を「WiMAXを使用する住所」に入力すると、やっと注文を受け付けてくれました。

その後、LTE対応のiPhone 5sに変えましたが、いまだにLTEは開始されていません!
なのに、毎月$10追加で徴収されるんですよ。

まあ、Sprintって、「Framilyプランもあるし、通信プランを変えたら?」という意見もあるでしょうが、Framilyプランは端末を「定価で購入する」事が条件で、
● 筆者は2年契約でiPhone 5s 64GBを$299(無料ではない!)で購入しているので、タイミングを選ばないと簡単にプラン変更が出来ない
● Sprintの昔のプランは「データ通信使い放題」しかなかったのに、「格安」と言われるFramilyプランの基本プランでは、データ通信が1GBに制限されるか、無制限にするには月追加料金$20が必要。
なので、通信プランは変えていません。

で、それもあって、まだ3Gしか接続できない我が家は、他社(Verizon、AT&T、T-Mobile US)よりも遅いSprintの通信プランに「Premium Data Add-on Charge」としてスマホ1回線当り月$10追加料金を払っています。

・・・どこが、「Premium」なんでしょう!?
LTE通信の貢献も受けていなくて、「Premium」データ通信料金を払っているポストペイド加入者の日々の「疑問」を、わかっていただけるでしょうか?

来週、Sprintの新しい通信プランが発表されたら、絶対に新プランに変更します!



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