Sprint、通信料金引き下げを来週にも発表


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Sprintの新CEO、Marcelo Claure氏は就任4日目、Sprint社員との電話会議を開き、次の3つの点を差し当たりの改革のポイントとすることを社員に伝えました。

■1.通信料金を来週にも引き下げる
 - Claure氏はSprintの回線の質が悪いことを認め、ネットでのSNSのSprintの評判はネガティブなことばかりであることを指摘し、「回線の質が悪い場合は、質の悪さが気にならないほどに通信料金をまず破格的に下げ、価格面で競合他社に勝つことが先決である」ことを強調しました。新しい通信料金は、来週早々にも発表されるとみられています。
前CEOのHesse氏は、「まずは回線の質を上げてから、価格で競争すべきである。回線の質を上げるまでは、今の通信料金を下げることは出来ない。(キャッシュフローが悪化するため。)」という方針でしたが、2010年12月6日に発表された同社のNetwork Visionネットワーク網再構築/アップグレード計画が時間が掛かりすぎ、完成する前に加入者がどんどん他キャリアに逃げて行っているのが実情です。
Hesse氏は2007年12月17日にSprint Nextel社のCEOに就任し、就任前からのSprint/Nextel合併で生じた負債を抱え、そのなかでSprint社を破産(会社更生法適用)させずに浮上させてきた功績は認められるものの、長い間「Sprintを生き延ばすために保守的な金銭(キャッシュ)管理」をしてきたことが、昨年7月にソフトバンクに買収された以降も画気的で斬新な経営方針を提案出来ないでいたのではないかと思われます。
ソフトバンクに買収されてからこの13ヶ月間、買収直後にT-Mobile US買収の噂だけが長い間飛び交い、Sprintの本質的な改革が進まなかったのは、時間の無駄使いだったと今は後悔されます。
なお、通信料金の引き下げは、直近的には減収/減益(赤字拡大)を意味します。

■2.ネットワークの改善
 - Claure氏はまず魅力ある価格を発表して、価格競争に勝って、加入者減を引き止めた上で、Sprintが保有している(しかし、充分に使いきれていない)豊富な周波数帯域を使って、ネットワークのアップグレードを行い、アメリカ第一の通信網を構築する、と社員に説明しています。

■3.コスト削減
 - 3つ目の優先度として、Claure氏はSprintの更なるコスト削減が必要としており、これは人員カットを意味しています。これに関しては、「まだどの程度の規模になるかわからない」と発言しており、社内のすべての部門を「必要な部門」「あったほうが良い部門」に分類仕分け、「あったほうが良い部門」からどの程度のカットができるかを、これから査定して行くと発表しているようです。

以下の記事は本日のClaure氏とSprint社員との電話タウンホール会議の内容を報告していますが、
【Light Reading】Sprint CEO: Price Cuts First, Best Network Next - 2014年8月14日
Claure氏は就任初日の2014年8月11日にはアップルのCEOのTim Cook氏と会ったことも報告しており、今後のSprintの再起に(新)iPhoneが大きな影響を及ぼすことを示唆しています。

Sprintは本日、全加入者にEメール案内を送り、「次のiPhoneがSprintショップで販売される日をいち早く知るために、事前登録しよう」というキャンペーンを始めました。











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