Verizonの2014年第2四半期業績発表、主にタブレットを中心にポストペイド140万回線純増


- Old Counter



はい、2014年第2四半期業績発表シーズンの開始です。

Verizonは本日、2014年第2四半期業績を発表しました。
その中で携帯事業では、
● ポストペイド契約タブレットは、$10で既存ポストペイド契約に追加できるため、115万回線の大幅に増加。
● 期間内のポストペイド契約携帯(スマホ、フィーチャーフォン)は、30万4000回線の増加。
● 合計、140万回線純増。

● 2014年6月末現在の携帯加入回線数は1億460万回線。
 - うち、ポストペイド契約は9860万回線で、前年同時期比4.6%増。
● 2014年6月末現在の携帯加入アカウント数は3520万アカウント。
 - 前年同時期比0.7%増。
 - 1アカウント平均、2.8回線契約。 この数字は、前年同時期比3.7%増。

● 全ポストペイド携帯契約のうち、スマートフォンは75%。
 - 前期の72%より3ポイント増。

● AWS Band 4のLTE(XLTE)は、全米350マーケット(都市・地域)で利用可能に拡大。(Verizonは、全米全体を約500マーケットに分割しています。)

【BGR】Verizon reports solid Q2 results as tablets offset slowing smartphone sales – 2014年7月22日


ついでに、証券アナリストによれば、Sprintは2014年第2四半期に87万9000回線のポストペイド携帯純減を予測しています。もっとも、昨年(2013年)第3四半期でも同様の携帯契約純減が予想されていましたが、タブレット契約でなんとか相殺していましたので、今期もどうなるか・・・

また、Network Vision計画の回線アップグレードが完了している地域ではChurn(解約)率はアップグレード前よりも減っています(改善されています)。回線アップグレードが70%しか達成されていないような地域でも、Churnはアップグレード前に戻った、と言われています。

Sprintは2014年第3四半期、第4四半期では加入者純増に転じると予測していますが、加入者通信料もAT&TはVerizonよりも月に$7から$10高く、T-Mobile USよりも$10から$15高くなっており、今後、ネットワーク回線のアップグレードへの投資を続けることはもちろん、通信料金を値下げして他社と競争力を持たせないと、加入者純増は難しいであろう、と分析しています。また、これは、Sprintの利益が減少することに繋がります。

【FierceWireless】Analysts expect Sprint to bleed 879K handset subs alone in Q2 amid network upgrade troubles – 2014年7月22日

明日はAT&Tの四半期業績発表、Sprintは7月30日、T-Mobile USは7月31日に四半期業績発表を行います。
 - AT&T 2014年第2四半期業績発表 - 2014年7月23日
 - Sprint 2014年第2四半期業績発表 - 2014年7月30日
 - T-Mobile US 2014年第2四半期業績発表 - 2014年7月31日



――<●>――
関連すると思われる記事: