Sprintのプリペイド子会社BoostMobileも、Moto Gを発売。・・・アメリカでMoto Gは、プリペイド専用か?


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昨日からうわさが流れていましたが、本日、Sprintのプリペイド子会社BoostMobileが、格安3Gオンリー(LTE無し)アンドロイドスマホを、予約販売開始しました。しかも、販売チャンネルは、テレビショッピング会社のHSNの、ウェブサイトを通してです。出荷は、1月14日からです。
【HSN】TODAY’S SPECIAL PRESALE : Motorola Moto G

※ BoostMobileのオンラインサイトでも、2014年1月14日より発売されます。価格は$129.99。

発売されるのはCDMA2000バージョンで、価格は8GBで$129.95と、モトローラサイトのGSM版8GBモデルの$179.00に比べると$49.05も安くなっています。
しかも、2014年2月28日までにBoostMobileとアクティベートし、45日間契約を続けると、$30のリベートが受けられます。(もちろん、リベートは、自分で申し込まないと、受けられません。)

また、HSNサイトでは、ケース(4色から選べる)とカー充電アダプターも、おまけで付いてきます。

BoostMobileは、スマホプランとして月$55で使い放題(データ通信は月2.5GBを越えると、月末まで速度制限だが使い放題。)プランがあります。また、契約を6ヶ月続ける毎に$5ずつ、月$40まで安くなる特別プロモーション(Shrinking Payment Plan)があります。

このVerizonとSprint(BoostMobile)の状況から推測されるのは、アメリカのキャリアはMoto Gはポストペイド契約用端末としては考えていないということ。
確かに、モトローラの低販売価格、
● 8GB $179
● 16GB $199
を考えると、これをポストペイド2年契約でキャリア補助金で割り引いても、たいした割引は出来ないので、契約加入者に魅力は無い。(iPhoneは2年契約で$450安くなる。)
ポストペイドで20ヶ月または24ヶ月の割賦払いにしても、毎月の支払い金額は$10以下で、消費者に魅力が無い。

ならば、プリペイドに回そうという考え。

ということは、高性能低価格で注目されているMoto Gは、アメリカのキャリアにとっては利益率の高いポストペイド契約者増には繋がらない、ということですね。

現在、Moto GをAT&TまたはT-Mobileで契約するには、モトローラサイト
【Motorola】Moto G
かamazon.comで購入するしかありませんが、VerizonとBoostMobile(Sprint)の販売が成功すれば、AT&T GoPhoneとT-Mobile USプリペイド用のパッケージが巷で販売されるようになるかもしれません。

注意:
Moto Gには3モデルあります。
■ Global GSM Model:
GSM/GPRS/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
UMTS/HSPA+ up to 21 Mbps (850, 900, 1900, 2100 MHz)

■ 北米 GSM Model:
GSM/GPRS/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
UMTS/HSPA+ up to 21 Mbps (850, 1700 (AWS), 1900 MHz)

■ CDMA2000 Model:(Verizon版、BoostMobile版)
CDMA2000/EVDO Rev A (850, 1900 MHz)

AT&T、T-Mobile、Hanacell、ドコモ USAなどで使用する場合には、「北米 GSM Model」を購入します。
日本(ドコモ、ソフトバンクと、そのMVNO)とアメリカの両国で使いたい場合は、「北米 GSM Model」では日本で使用できないので、「Global GSM Model」を購入します。



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